木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

タガラシ 艶やかな花

2019-04-20 07:54:38 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温   9.7℃   昨日の最高気温  22.5℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  -3.9℃   昨日の最高気温  14.6℃

散歩道の
川沿いで
黄色い花
タガラシが
たくさん咲いている。


近所に水田が
たくさんあった
子供の頃
この花を
よく見かけた。


田んぼの雑草で
この草がはびこると
イネの収穫が落ちることから
「田枯らし」だと
長い間思い込んでいた。


数年前ブログで
噛むと辛いので
「田辛し」の記事を見て
田辛しの方が
似合っていると
思うようになった。


最近上流から
種が流れ着くのか
この川沿いでも
よく見かけるようになった。


キツネノボタンや
ウマノアシガタと同じ
キンポウゲ科の仲間。


艶やかな黄色の
5枚の花弁が
輝いている。


多数の雄しべと
雌しべがあり
花が終わると
小さなボールのような
集合果が
目立つようになる。


これだけの果実が
バラバラになり
水の流れで
まき散らされると
黄色い花だらけになりそうだ。



ナガミヒナゲシ 大繁殖!

2019-04-19 07:54:06 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  14.8℃   昨日の最高気温  22.7℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温   2.6℃   昨日の最高気温  18.8℃

大阪に戻って
久しぶりに
朝の散歩。


出掛ける前から
咲いていたが
ナガミヒナゲシが
やけに目立つ!


花はペーパーフラワーのような
薄い4枚の花弁を持ち
多数の雄しべに
囲まれた雌しべが
中心にあります。




花びらが
落ちた受粉後の
果実が花より
目立つように
なっています。




1960年に東京で
初めて見つかって以来
ほぼ60年間で
全国制覇を果たした
強者の帰化植物です。





ご近所では
抜いても抜いても
生えてきて
花を咲かすと
嘆いておられます。


以前果実の中に
どれくらいの種子が
入っているのか
調べてことが
ありました。


もちろん
芥子粒ほどの大きさ
数えるほど
根気強さは
持ち合わせていませんが
膨大な数に
違いありません。


これがすべて
発芽したとしたら
とんでもない
繁殖力だと思います。


現在は無指定ですが
近い将来
特定外来生物の指定は
間違いないと
思われます。



信州高山村の桜 三年越しの恋

2019-04-18 07:39:32 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  11.5℃   昨日の最高気温  22.1℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  -0.8℃   昨日の最高気温  13.7℃

先日木曽から
信州高山村に
桜を見るため
行ってきた。


高山村には
樹齢200年を超える
しだれ桜が
20本以上ある。


信州高山五大桜だけでなく
村内いたる所に
桜の古木が立っている。


高山村は北信のため
桜の見ごろは毎年
4月下旬なのだが
病院の関係でどうしても
この時期に
行くことになった。


この村で
一番早く咲きだす
村役場横の
「和美(なごみ)の桜」でさえ
咲いている花は数輪。


5輪以上咲いているので
気象台的には
開花宣言!と言う所なのだが
他の桜は
まだまだ蕾状態だった。


二年前も
3~4分咲きの
和美の桜を見ただけで
帰ったのに
3年目の今年
も満開の桜に
出会えず仕舞い。


これが2年前の
和美の桜。



(2017.4.20撮影)


これより古木の
他のしだれ桜の美しさは
想像できるだろう?!


大阪への帰路
国道19号線沿い
須原宿の定勝寺の
しだれ桜を見に寄るが
盛りは過ぎていた。


そこから数キロ名古屋より
野尻駅近くの
妙覚寺の入り口に立つ
桜の古木は満開だったが
好きなしだれ桜ではない。




本当に
桜の見ごろの時期は
難しすぎる!


大阪までの帰路
多賀サービスエリアの
男子トイレの中に
ツバメの巣を
見つけた。


日がとっぷり
暮れているのに
洗面台上の蛍光灯に
ツバメが止まっていた
それも向かい合うように
二か所。


手を洗う人々を
じっと見つめていた。


思いがけない
ツバメに癒され
無事大阪まで
戻ることができた。













駒ケ根市 栗林の一本桜 栖林寺の枝垂れ桜

2019-04-15 08:01:21 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温  1.4℃     昨日の最高気温  7.3℃
木曽町新開     午前8時の気温  2.5℃     今朝の天気    晴れ

伊那から
駒ケ根に向かう。


目的地は桜の開花情報
満開の栖林寺(せいりんじ)
中央アルプスと
駒ケ根の街並みが
望める高台に建つお寺。


まず
その手前にある
栗林の一本桜に
立ち寄る。




住宅街の外れ
少し小高い丘に
大きな枝垂れ桜が
遠くからでも
よく分かる。


根元には
小さな祠が
二つ立つ。


中央アルプスを
入れて写真を
撮りたいと思うが
畑の中に踏み入らないと
いけないので諦める。


樹上に上弦の月を
いただきながら
風に揺れる枝垂れ桜を
眺めていると
心が和む。

(栗林の一本桜近くの桜の古木)

栗林の一本桜から
栖林寺はすぐ近い。


お寺の塀から
せり出すように
枝垂れ桜が
咲き誇っている。


まずご本尊様に
ご挨拶を済ませてから
写真を撮らせていただいた。


夕方近かったので
中央アルプスに
雲がかかり
おまけに逆光で
アルプスを入れて
撮ることは難しい。


数カット撮影して
吉瀬(きせ)の枝垂れ桜へ
向かおうと思ったが
時間が遅いため
来年にした。


ブロ友のtenten-3さんが
今回の駒ケ根のコースを
同じ日の午前中に
まわられている。


中央アルプスと吉瀬の桜も
ブログ「カメラと散歩に」
紹介されている。
昨年12月以来なので
お会いしたかった!


2日間長野県北部の桜を
訪ねるため
ブログお休みします。
そのまま大阪に
もどりますので
再開は大阪発に
なる予定です。



伊那の桜を

2019-04-14 07:53:48 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温  0.9℃     昨日の最高気温  11.2℃
木曽町新開     午前8時の気温  3.0℃     今朝の天気    曇り

昨日は朝から快晴
伊那のサクラを
見に行った。


伊那市役所に
車を止めようと
行ったが満車状態。

(伊那市役所より)

市役所から
高遠城址公園までの
シャトルバスが
出ているためだ。


ナイスロードを東に走り
三峰川沿いのサクラを
見に行く。


三峰川の堤防は
サイクリング
ジョギングコースに
なっており
サクラ並木がある。


中央アルプスを
望む風景が
美しいのだが
残念ながらサクラは
咲き始めたばかり。


あきらめて
国道361号線沿いの
六道の堤を目指した。


農業用の貯水池の
堤に桜が植えられており
見ごろだった。


カメラマンや
散歩の人が多く
どこにカメラを
向けても人が
入る混雑だった。


ぐるりと一周して
次の目的地
駒ケ根に向かった。











木曽開田はまだ冬です。

2019-04-13 08:48:23 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温  -6.3℃     昨日の最高気温  4.6℃
木曽町新開     午前8時の気温  -3.0℃     今朝の天気    晴れ

昨夜遅く木曽に
到着しました。


外気温0℃
室温4℃でした。


前回水払いを
していなかったので
心配した水道管など
凍結もなく
良かったです。


今朝は
先日の雪の上に
霜が降り
まったくの
冬景色です。


スイセンも
蕾を大きく膨らませ
縮み上がっています。


快晴なので
朝から車を走らせ
御嶽山に挨拶してきました。


芝生広場の雪は
とけていましたが
真っ白い御嶽山が
眩しかったです。


今回は病院の間なので
来週早々には
大阪にもどります。


本日はコメント欄
閉じております。


京都 新選組史跡巡り

2019-04-12 08:00:27 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温   9.1℃   昨日の最高気温  16.0℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  -1.8℃   昨日の最高気温   3.2℃

大阪のシニア自然大学の
同窓会で
京都の新選組の史跡を
駆け足で回ってきました。


新選組は
幕末の京都で
京都守護職の会津藩主
松平容保に雇われて
京都の治安を
守っていた
武装集団です。


阪急大宮駅から
まずは新撰組ゆかりの
光縁寺を訪れました。




ここ光縁寺には
新選組総長の
山南敬介をはじめ
たくさんの隊士が
眠っています。


旧前川邸は
新撰組が屯所としていた
個人のお宅です。


個人が住む民家なので
屋敷内を見学することは
できません。


門を入った所に
新撰組関連資料など
展示してありました。


もう一か所の屯所跡が
壬生の郷士八木邸
最初の屯所として
使われていました。


八木邸内には
新撰組最初の局長
芹沢鴨が暗殺された部屋
そのときの刀傷が
残っているそうですが
残念ながら
先を急ぐため
入れませんでした。


八木邸のすぐ隣が
新撰組ゆかりの寺
壬生寺です。


壬生寺は
新選組が京都で
最初に本拠とした地で
この境内で武装訓練を
行ったそうです。


壬生塚には
今もたくさんの隊士が
眠っています。


次は
中央卸売市場を越え
島原を訪れました。


島原は
京都の有名な
花街のひとつです。


輪違屋さんは
創業以来300年以上も
営業を続ける
島原に現存する
唯一の置屋です。


角屋さんは揚屋(料亭・ 饗宴施設)で
新選組隊士が
足しげく
通っていたそうです。




最後に
島原の入り口
大門まで行きました。


慶応三年(1867年)に
再建されたそうですが
華やかだった当事の姿を
偲ぶことができました。


幕末から明治維新にかけて
京都は大きな歴史の波に
飲み込まれ
激動の地でした。


その中で最後まで
幕府軍として戦った
新選組隊士の熱い思いが
ほんの少しだけ
分かった気がしました。


同期の歴史好きの方の
説明を聴きながら
有意義な時間を
過ごすことができました。


さすが外国人には
マニアック過ぎるのか
観光客が少ないのも
幸いでした。





マツバウンラン ツタバウンラン よく似た花と名前!

2019-04-11 08:01:50 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温   8.7℃   昨日の最高気温  11.1℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  -0.2℃   昨日の最高気温   2.9℃

散歩道で
よく似た名前の花が
咲いています。


マツバウンランと
ツタバウンランです。


マツバウンランは
北アメリカ原産
ツタバウンランは
地中海原産の
どちらも帰化植物です。


出身地は
大きく違いますが
花も名前も
よく似ています。


マツバウンランは
少しの風にでも
揺れるのっぽで
華奢な花です。


1940年代に
京都市で確認された
まだ新顔さんの
帰化植物です。


西日本中心に
広がっているらしく
毎年お墓で
群生しているのを
確認しています。


一方
ツタバウンランは
園芸店でも
ロックガーデン用として
売られている植物。


それが逃げ出して
ほぼ全国的に
広まっている。


寒さに強く丈夫で
種でも増えるが
蔓が伸びた先で
根を下ろし
どんどん生育場所を
広げているようです。


花も双子のように
そっくりですし
名前もよく似ていますが
葉が全く違います。







フラサバソウ 小さすぎる花

2019-04-10 07:58:44 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温   7.3℃   昨日の最高気温  17.8℃   天気  雨
開田高原アメダス  今朝の最低気温  -1.2℃   昨日の最高気温   5.8℃

先日
桜が満開になろうかと言う頃
わざわざ会いに行った
花がある。


数年前群落を
見つけておいた
フラサバソウの花。


顔を見るまで
消えてしまっているか
不安だった。


大きなメタセコイアが
生えている公園の
とある一角。


花が小さすぎて
離れた場所からでは
確認できない。


近づいてしゃがんで初めて
フラサバソウが健在で
花をつけていることが
分かった。


あまり人目につかないので
堂々とねそっべって
写真を撮った。


花は4mmほどと小さいが
色と言い
雄しべと雌しべの
様子と言い
オオイヌノフグリに
そっくりだ。


小さくても2本の雄しべが
ニョキっと突き出し
その間に雌しべがある。


葉にも茎にも
やわらかい毛がたくさん
生えている。


いつ頃から
咲きだしたのだろう?
もう果実ができている。


オオイヌノフグリより
果実はずんぐりしていて
より犬らしい?
それともこれは
狸似かも?


ちなみに
フラサバソウの名前は
幕末の日本で植物採集をした
フランス人のサバティエと
その採集品を研究した
フランシェの
二人の名前から
つけられている。













公園に咲くオキザリス三種

2019-04-09 08:17:18 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温   8.3℃   昨日の最高気温  19.3℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  -2.1℃   昨日の最高気温  12.8℃

公園で3種類の
オキザリスの仲間が
花をつけています。


白い花は
オキザリス・バリアビリス?
だろうと去年
同定しました。


去年より
少し増えている
感じがします。


この仲間は
種もできるようですが
球根が分球して
増えるらしいです。


ピンクと言うより
赤っぽいオキザリスは
公園では初見です。


名前を調べてみたが
同じような種類が
たくさんあって
名前にたどり
着けませんでした。


3種類目は
オキザリス・プエスカブラエ
オオキバナカタバミ。


この黄色い花は
この公園どころか
街中を席捲しています。


南アフリカ原産の外来種
花が美しいため
鑑賞用に導入されたものが
逃げ出したようです。


この枝垂れ桜の下の
黄色い花はすべて
オオキバナカタバミです。


これだけ咲いているので
いつもの癖で
花の蕊の様子を
見せてもらいました。


雄しべは
10本ありますが
5本が長く
残りは短い。


上からのぞくだけでは
雄しべは5本と
まちがいそうです。


雌しべは花の根元に
花柱が5個
見えています。


いくつかの花を
分解してみて
面白いことに
気が付きました。


この花も
雌しべの長い長花柱花と
雌しべの短い短花柱花があります。


これも自家受粉を
避ける狙いなのか?
雄しべも2段構え
雌しべも2段構えの
鉄壁の備えをしている
あっぱれな花です!