ワスレナグサ 今年も青い絨毯が

開田高原アメダス　　　今朝の最低気温　　１５．１℃　　　　　昨日の最高気温　　２４．５℃
木曽町新開　　　　　　午前７時の気温　　１６．０℃　　　　　今朝の天気　　　　雨

開田高原
水生植物園辺りで
カメラを持った方を
見かけることが
多くなった。


目的は
ワスレナグサの
写真だろう。


今年の青い絨毯は
広がりが少ないようだが
充分に美しい。


ヨーロッパ原産で
明治時代に
観賞用として
導入されたそうだ。


開田高原では
水生植物園だけでなく
野生化した
ワスレナグサが
小さな水路
小川など
あちらこちらで
見られる。


一つひとつは
小さい花だが
青い花の中央に
黄色い副花冠があり
絶妙のアクセントに
なっている。


青い花
青い絨毯と
表現しているが
正確には青
ブルーではない。


淡い青？
明るいブルー？
どれもうまく
表現しているとは
言い難い。


何色と言うのが
正確なのだろうか？


適当な色が
思いつかないので
勿忘草色で
検索してみると
ありました
本当に勿忘草色！


ワスレナグサに
一番ぴったりな色名は
勿忘草色！


昔から日本人は
植物の名前を
たくさん色名に
つけてきた。


山吹色
萌黄色
茜色
橙色・・・。


それだけ日本人は
感性が豊かなんだと
改めて思った。


すみません
話がそれてしまいました😢・・・。

シロバナウツボグサ 偶然の発見

開田高原アメダス　　　今朝の最低気温　　１２．９℃　　　　　昨日の最高気温　　２４．３℃
木曽町新開　　　　　　午前７時の気温　　１５．０℃　　　　　今朝の天気　　　　晴れ


開田高原を
歩いていると
陽当たりのよい
道端や草地には
必ずと言うほど
ウツボグサが
見られます。


この花の群落を見ると
夏が近づいたなと
感じます。


一昨日と同じ道を
コヒョウモンモドキを
探しながら
行き止まりまで
歩きました。


道の両脇には
ウツボグサの
濃い紫色の花が
揺れています。


同じような場所に
今日も車が
停まっていて
ナンバーは岡山と三重。


草地の真ん中に
網を持っている人が
立っている。


採集される方なので
あえて声をかけずに
Uターンして
帰りかけたとき
１頭のコヒョウモンモドキが
道から少し離れた場所に
止まってくれた。


おとなしい子で
飛び立っても
すぐ近くに止まり
モデルを務めてくれた。


今年初めて
写真が撮れたことも
嬉しかったのだが
すぐそばに
シロバナウツボグサが
咲いていたのだ！


写真では
見たことがあったが
実物に出会うには
初めてのこと。


蝶の撮影で
しゃがまなかったら
見逃がすところだった。


毎日のように
散歩している道で
少し道から離れているとは言え
どうして今まで
気づかなかったのだろう？


きっと
付近にたくさんある
シロツメクサだと
思い込んでいたのだろう？！


いつも虫や植物を
気にしながら
歩いているつもりなのだが
いかにいい加減かを
思い知らされた。


しっかり場所を
メモしておいたので
来年が楽しみだ。

スイカズラ 吸蜜植物です

開田高原アメダス　　　今朝の最低気温　　１５．７℃　　　　　昨日の最高気温　　２４．７℃
木曽町新開　　　　　　午前７時の気温　　１７．０℃　　　　　今朝の天気　　　　曇り

スイカズラの花が
咲き誇っています。


先月
ウツギの花の
咲いていた場所が
スイカズラの花で
覆われています。


ウツギの花にも
たくさんの昆虫が
集まっていましたが
スイカズラの花も
負けていません。


ウツギにはなかった
甘い香りまで
漂わせています。


名前の通り吸蔓には
蜜がたっぷり
用意されているようです。


ひっきりなしに
トラマルハナバチがやって来て
窮屈そうに
スイカズラの花に
潜り込んでいきます。


花に潜った途端
もぞもぞ出てきて
隣りの花へ
変幻自在に
飛び回っています。


毛むくじゃらの体は
花粉だらけ
後脚には
大きな花粉団子まで
くっつけています。


体の大きな
ハナバチに混じって
ヒラタアブ？が
ホバリングしながら
隙を狙っています。


ハナバチのように
花に潜り込むことはせず
雌しべや雄しべの先に
大人しくとまります。



蜜は花の奥なのに
いったい何を
舐めているのでしょう？


花の綺麗な写真も
撮ろうと思うのですが
昆虫たちの足場に
なるからでしょうか
花弁はどの花も
傷だらけです。


痛みのない花が
まったくありません。


それでなくても
この花
うまく撮れた
ためしがありません。

雨上がりの散歩での出会い

開田高原アメダス　　　今朝の最低気温　　１３．７℃　　　　　昨日の最高気温　　２２．７℃
木曽町新開　　　　　　午前７時の気温　　１５．０℃　　　　　今朝の天気　　　　曇り

昨日
目覚めたときから
かなりの雨が
降っていた。


朝食後
ブログ訪問をしていたが
午前１０時をまわって
雨が小降りになり
空が明るくなった。


ここ数日
歩けていないので
チャンスとばかりに
腰に愛用のTG-4を
ぶら下げ出かける。


晴れてきたら
今日あたり
コヒョウモンモドキが
撮れるかもしれないと
淡い期待を抱きながら
折り畳み傘まで持って出発。

(コヒョウモンモドキ　2018.6.30撮影)

去年はこの時期
たくさんのコヒョウモンモドキが
モデルになってくれた道だ。

(コヒョウモンモドキ　2018.6.30撮影)

トウモロコシ畑や
リンゴ畑もある
草原の中の農道だ。


いつも行き止まりまで
歩いて引き返すのだが
突き当りに
福岡ナンバーの
乗用車が１台。


草原の中
初老の方がカメラを
構えておられる
きっとコヒョウモンモドキ
狙いだろう？！


遠すぎるので
声をかけることなく
Uターンした。


新鮮なコヒョウモンモドキは
何頭もとまるのだが
何が気に入らないのか
カメラを構えると
すぐ飛び去る。


コヒョウモンの
写真を撮りながら
軽トラ近くまで
戻ってくると
先ほどの
福岡ナンバーの車が
とまっている。

(コヒョウモン)

思い切って
何を撮られていたのですか？
と声をかけた。

(コヒョウモン)

「コヒョウモンモドキです」
やはり当たった！


車からTG-4とは
比べ物にならない
高級なカメラを取り出し
写真を見せていただいた。

(コヒョウモン)

福岡は単身赴任先
大阪の枚方から
一泊二日で
開田高原まで
蝶の写真を
撮りに来られたそうだ。

(コヒョウモン)

同じ大阪と言うことで
話が弾んだ
近くに住んでいると言うと
大いにうらやましがられた。

(ヒメシジミの交尾)

せっかく大阪から
来られたのだ
明日も晴れて
コヒョウモンモドキの
素晴らしい写真が
撮れたらいいなと
思いながら
お別れした。

ウメガサソウ 今年もたくさんの花を

開田高原アメダス　　　今朝の最低気温　　１４．５℃　　　　　昨日の最高気温　　２２．２℃
木曽町新開　　　　　　午前７時の気温　　１６．５℃　　　　　今朝の天気　　　　雨

今年も
ウメガサソウの花が
咲いてくれました。


去年
花の咲いている
エリアを
踏みつけないように
囲いをしました。


そのおかげか
去年にまして
今年は花を
咲かせてくれました。


この花は
良い状態の時期に
見ることが
難しい花です。


先日から
梅のような花を
下向きに
咲かせています。


ほぼ日本全国に
分布しているようですが
山歩きなどしていても
まず出会うことが
ないでしょう。


草のようですが
常緑の小低木で
小さすぎて
目にとまらないと
思います。


若い頃から
山歩きをしていますが
出会ったことは
ありませんでした。


生まれて初めて
出会ったのが
拙宅の敷地内です。


ブロ友さんの中でも
このウメガサソウを
アップされているのは
標高１３００メートルに
お住いのコアジサイさんと
青森県にお住いの
ピエロさんです。


囲いをして
今年も保護したいと
思っています。

トラガ コトラガ 阪神タイガースカラー

開田高原アメダス　　　今朝の最低気温　　１４．３℃　　　　　昨日の最高気温　　２２．８℃
木曽町新開　　　　　　午前８時の気温　　１５．０℃　　　　　今朝の天気　　　　どん曇り

以前
蝶に似て
花にやって来る蛾を
ブログで取り上げた。


一見すると
テングチョウの
そっくりさん
イカリモンガ。


今日も
拙宅あたりで
昼間ヒラヒラ飛び
花に集まる蛾を
紹介しよう。


トラガとコトラガは
翅の模様が似ていて
飛ぶ姿でなかなか
名前は決めかねる。


コトラガと
言うだけあって
大きさが違うようだが
同時にとまってくれず
大きさと言っても
あてにならない。


大きく違うところは
翅の模様だ。


トラガは
黒っぽい翅に
白と黄色の紋が
細かくたくさんある。


食草は山菜の女王
シオデを食べるらしい
グルメな蛾だ。




一方コトラガは
同じような翅だが
白と黄色の紋が
大きく数が少ない。

(ギフチョウ飼育のプラケースにやって来た)

食草はヤマブドウや
ヤブガラシ。


黄色と黒と言えば
言わずと知れた
阪神タイガースカラー。


さしずめトラガは
トラッキーで
コトラガは
キー太だろうか？！


ちなみに
トラッキーとラッキー
キー太は
阪神タイガースの
マスコットキャラクターです。

クワの実 懐かしい味

開田高原アメダス　　　今朝の最低気温　　１４．４℃　　　　　昨日の最高気温　　２２．３℃
木曽町新開　　　　　　午前７時の気温　　１６．０℃　　　　　今朝の天気　　　　曇り

夕焼小焼の　赤とんぼ
負われて見たのは　いつの日か

山の畑の　桑の実を
小籠に摘んだは　まぼろしか


「赤とんぼ」の唱歌に
出てくるクワの実が
食べごろに
なってきました。


「美味しそう！」
と思ったあなたは
多分若くはないはず。(笑)


昔はクワの実
おやつ替わりでした。


私は田舎育ちでは
ありませんが


中学校時代の友人宅に
カキノキとイチジク
クワの木があったため
口のまわりや手を
紫色に染めて
クワの実を食べた
思い出があります。


拙宅周辺には
大きなクワの木が
たくさん生えています。


地主さんのお話によると
このあたりのでは
養蚕が盛んで
付近一帯
桑畑だったそうです。


その名残が
大きな木になって
残っているのです。


昔を思い出しながら
毎年クワの実を美味しく
いただいています。


雨の合間を見て
今年もたくさん
いただきました。


指は紫色に
染まりましたが
口のまわりは
大人になったせいか
染まっていませんでした。(笑)



　　　

ムラサキシジミ ミズナラやコナラに産卵？！

開田高原アメダス　　　今朝の最低気温　　１６．７℃　　　　　昨日の最高気温　　２１．７℃
木曽町新開　　　　　　午前８時の気温　　２３．０℃　　　　　今朝の天気　　　　曇り


九州では想像を超える
雨が降っているとか
これ以上の被害が
出ないことを
祈るばかりです。

被害にあわれた方
お見舞い申し上げます。


開田高原の雨は
小康状態
日がさすと
どこからともなく
ヒメシジミが
飛び立ち
乱舞を始める。


そんな中
黒っぽい翅で
一瞬きらりと輝く
小さな蝶が
木陰に止まった。


足音を立てずに
近づくと
茶色い翅が見えた
ムラサキシジミだ！


普通止まったら
私を見て！と
翅を広げて
美しい翅を
見せてくれるのに
何か変だ！


翅は閉じたまま
腹部を曲げている
産卵しているのだ。


１卵産むと
違う場所で
翅を開いて休憩し
また産卵を
繰り返している。


飛び去ってから
そっと葉を見ると
小さな白い卵がぽつりと
産み落とされている。


肉眼では
模様まで見えないが
カメラで確認すると
なかなか美しい
模様をしている。


確かムラサキシジミは
アラカシなど
常緑のカシ類が
食草のはずだ。


この木はミズナラ
落葉のカシの仲間も
食べるのだ。


家に帰りつき
車を停めたとたん
目の前のコナラの葉に
ムラサキシジミが
とまった。


車のドアを開けたまま
近づくと
何と家のコナラにも
産卵している！


つい先ほど見た
白い卵がいくつも
産み付けられている。


ムラサキシジミは
コナラも食べるのだ
今日は蝶の産卵デー
不思議な一日だった。

キバナノヤマオダマキ 雨にも負けず今年も

開田高原アメダス　　　今朝の最低気温　　１３．６℃　　　　　昨日の最高気温　　２３．０℃
木曽町新開　　　　　　午前７時の気温　　１７．０℃　　　　　今朝の天気　　　　明るい曇り

前回の木曽滞在中
老体にむち打ち
何度かに分けて
敷地内の
草刈りをした。


他人の土地ながら
かなりの広さがあるので
草刈りを一回で
済ますのはきつい。


もちろん
エンジン刈払機を
使用する。


その際
有用植物のフキ
ウバユリ
ホタルブクロ
それにこの花
キバナノヤマオダマキは
残すように
心がけている。


雨の中健気に
今年も咲いてくれた
キバナノヤマオダマキ。


拙宅を建てたときから
それほど増えもせず
かと言って減りもせず
毎年必ず控えめに
花を咲かせてくれる。


ヤマオダマキの
距と萼片が
クリーム色の変種。


拙宅では
ヤマオダマキは咲かないが
開田高原まで行けば
普通に見られる。

(ヤマオダマキ　開田高原にて)




拙宅に居ついてくれる
キバナノヤマオダマキの方が
何となく好きだ。

ヒメシジミ 雨の合間に

開田高原アメダス　　　今朝の最低気温　　１３．７℃　　　　　昨日の最高気温　　２４．５℃
木曽町新開　　　　　　午前８時の気温　　１７．０℃　　　　　今朝の天気　　　　雨


雨の合間に
開田高原に行って
ヒメシジミに
会ってきました。


この時期
木曽馬の里周辺の
牧草地には
ヒメシジミが
乱舞しています。


雨の合間ですので
いつ雨が降っても
おかしくありません。


雨が降る前に
食事を済ましたいのか
どことなく
気ぜわしそうです。


花の蜜をゆっくり
吸っていません。


しゃがんで
カメラを向けると
次の花へと
飛んで行きます。


晴れている日は
慌てることなく
じっくり吸蜜しているので
モデル料を
支払いたくなるほど
モデルをしっかり
つとめてくれます。


羽化して間もない
個体が多いのか
翅も比較的美しく
梅雨空に
コバルトブルーの翅が
輝いていました。