今日は朝から雲一つない青空が広がり、眩しい位の陽射しが降いで
気分爽快な一日を予感させるようだ。
30分ほど前から少し風が出てきたようだが、今日は一日緩やかであって
ほしい。
昨日外出した人は思いがけない強風に驚きや危険を感じた人たちも
たくさんいたことだろう。
昨日の強風の中、満開を過ぎて尚、こんもりとした様子を見せている
庭の沈丁花が激しく揺れていた。
近づいて少し黒ずんだような部分に触ると小さな花びらがはらはらと
落ちたが周りの新しく咲いたと思われる赤みが残っている花々はまだ
少し硬く、風の力に耐えるようにしっかりと小枝にしがみついているよう
だった。
妻の何冊目かの「10年日記」によるとこの沈丁花は2004年に植えたもの
なのでもう16年になることがわかった。
今は高さが130センチほどになり、幹も太くなり安定しているが
植えた時は高さが30センチもあっただろうか、成長するにつれ
ぼんぼり型の枝が大きく拡がる反面、根が広く深く張らないせいか
強風時には何度か倒れたり、枝が裂けたりしたがその都度懸命に
厚い手当て(補強等)をした甲斐あって昨日の風にも動じることない
ような強さをもっているようだった。
夕刻、スーパーへ向かう途中、頭の上を飛ぶヒヨドリを見上げた時、
青さがまだ残る空には白い冷たそうな月が見え、遠くに浮いている
亀のような形の雲があっという間に亀からエイのように変わるのを
見ながら上空には更に強い風が吹いている事を感じるとついつい
急ぎ足になっていた。
昨日は上空の高気圧の影響で北海道、東北地方、そして関東でも
群馬県や栃木県にもかなりの雪がふった状況が伝えられ、福井県では
5ミリ程度の雹が10分間ほど降ったという。
思わず早春譜『春は名のみの風の寒さや・・・』が口をついて出てくる。
そして再び穏やかな一日であってほしいと願う。