一週間ほど前から枯れた芝生の中に少しずつ「緑」が見えるように
なってきた。
今朝はその緑がかなり増えたような気がしたので近づいてみると
芝生の新芽だけではなく、完全に撲滅させたはずの雑草も息を吹き返し、
顔を出してきていたのだ。
今まで我が家の芝生の中にはいろんな雑草が生えてきたが
一番厄介だったのが「カタバミ」であった。
そのカタバミがまたもや現れ始めたのだ。
カタバミとの長い戦いはもう24年にもなる
最初のうちは小さな草抜きなどを使って手で抜いていたが繁殖力が強く、
毎年雑草の範囲も広がり、10年ぐらい前からはちょっと後ろめたい気持ちを
持ちながら他に害を及ぼさず、芝生や周りの草花に優しい(?)除草剤を
選び処理してきた。
ところが・・・カタバミ軍団の攻撃力は想像以上に大きく、私を嘲るように
容赦なく、勢いよくその陣地、テリトリーを広げてきたのでその対抗策として
除草剤の研究・・とまではいかないが『芝生に使える・・』『芝生に優しい・・』
『芝を枯らさない・・』『芝キープ』などの言葉の入った薬剤を使うことにして
いろんな液体タイプ、粒剤タイプで駆除を試みたが今一歩というところで
一網打尽とはいかなかった。
そして一昨年、ある粒剤タイプをつかったところあのしつこいカタバミが
ほとんど全滅し、昨年は平和(?)で落ち着いた芝生が蘇ってきたのだ。
ところが・・・
今朝見た芝生の中のカタバミ軍団は「捲土重来」を期して密かに根を広げて
いるようだった。
効き目のあった除草剤の箱の写真を撮っておいたので今年はそれと同じ
ものを検討しながら、さらに壊滅させるために効く薬剤の成分等も調べて
対処しようと思っていた矢先のこと。
『にっくきカタバミ』・・・の筈だがあの小さくかわいらしい花を見ると
一瞬ほっとすることもある。
先ほどネットの検索でカタバミにも花言葉があり、それはなんと、意外とも
思える『輝く心』『喜び』『母の優しさ』であることを知った。
そしてカタバミは、真鍮の鏡や仏具を磨くために用いられていたことから、
別名「鏡草」とも呼ばれており、このことから、「輝く心」という花言葉がつけられ、
また、スペインやフランスではカタバミを「ハレルヤ」と呼ぶことから、
「喜び」という花言葉がつけられたとも・・・
さらに片喰・酢漿(カタバミ)、酸葉(すいば)しょっぱ草、すずめぐさ、
ねこあし、もんかたばみ、などたくさんの別名があることも・・・・。
カタバミは繁殖力が強く、なかなか根絶させることができないことから、
「子孫繁栄」に通じるとされていたため家紋として好まれ、戦国大名の
長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)や長宗我部盛親(ちょうそかべもりちか)が、
カタバミの家紋を用いたという雑学も・・・。
妻が隣家の奥さんからカタバミ全滅に一番効果のある除草剤を教えて
ほしいという声もあったと聞き私も責任重大・・・
なるべく早く試してみて教えてあげよう。