東日本大震災の発生から昨日で9年、死者、行方不明者や
震災による関連死というものを含めると22267人という数に
なることが今朝の新聞でも伝えられている。
そして、避難者数も47737人にも上るという。
そんな大きな震災の追悼式が新型コロナウィルス感染拡大の
影響で中止になったり縮小されたりしたことが悲しく残念である。
福島県の追悼式は県知事を含む5人の参列で行われたという
報道の中で遺族代表の方の『避難は解除されたが、村に戻らない
人も多く、以前の村の姿にはほど遠い』という声が現実の様子を
物語り、私たちが持っていた東北の春・・という自然豊かな景色と、
そこに住む人たちの暖かさや豊かな心をイメージした姿とは
かけ離れたもののように感じた。
宮城県東松島市で行われた追悼式では市長が語った『国会や
霞が関で風化させないことが、被災自治体として大変重要であり責務』
ということがどんな形で伝わり、実践されるのか・・・
「大嘘つきで卑怯者」の安倍首相は『被災地が復興の総仕上げ段階に
入っている』、『今後も、被災者の生活再建のステージに応じた切れ目の
ない支援を行う』『原子力災害被災地域においては、帰還に向けた
生活環境の整備や産業、生業の再生支援などを着実に進める』などの
ことばに加え、『世界の多くの方々に復興五輪というべき本年の
オリンピック、パラリンピックを通じて復興しつつある被災地の姿を
実感していただきたい』などと彼特有の現実とは大きく乖離した発言で
またもや『口先男』を露呈した。
身内の度重なる不祥事や問題発言に対してもリーダーシップを
執ることも出来ず『真摯に・・』『誠意を持って・・』『丁寧に説明・・』
『責任を持って・・』という言葉をすべて『いい加減に・・』『嘘をついて・・』
などという言葉に変えている疎かな自分に気づいていない安倍首相は
聖火の通るようなところが復興されている状況を見てすべての復興が
総仕上げ段階に入っているとでも思っているのだろうか。
取り巻き連中の言葉や忖度を鵜呑みにせず、自らの目でみて、且つ
有識者などの意見を聞き、的確な指示に結び付ける必要と責任が
あるはずだと思うが、所詮は・・・〇〇・・・なのか。
私が子供の頃読み漁った長州藩士を描いた本などからイメージ
した姿からは想像できない安倍晋三の言動とその卑怯な姿は
長州人としての誇りや品位を傷つけるだけでなく大きな影響を与える
ことなどをもっと考えるべきであろう。