MC68000 Maniacs!
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「F-1 Live Information」は,1995年にセガサターン向けに発売されたレースゲーム。1995年度のF-1グランプリシーンをモチーフにしており,ベネトンのシューマッハや,マクラーレンのハッキネン,ウィリアムズのヒル,フェラーリのアレジなど,懐かしい面々が懐かしいチームのマシンを駆って登場してきます。このゲーム最大のウリは,当時のフジテレビF1コメンテーター陣の実況がBGM代わりに収録されていること。登場するのは,実況の三宅氏,解説の今宮氏,ピットリポーターの川井氏の3名です。会話のつじつまが合っていない部分も多々ありますが,とにかく隙間なく喋ります。どちらかというと「レース展開をコントロールして,特定の実況音声を聴くゲーム」といった感じ。展開が「自然」に繋がった時はなかなか面白い実況が聴けます(笑)。

某ハードオフのジャンクコーナーにて発見。108円で買ってきました。
外装&ディスク表面がボロボロでしたが,ディスクの方はクリーナーを使って念入りに拭いてやったら
普通にゲームプレイが可能でした。ラッキー。(≧∇≦)

ゲームの方は当時のF1レースゲームにありきたりな感じのもの。3D処理に弱いセガサターンではかなり頑張っている方だと思いますが,画面は粗いし,コースの再現度も低い。車両の動きも非常にゲーム的で,どうせなら「バーチャレーシング」の動きを実装してしまった方がよかったんじゃないか・・・と思ってしまいます。とはいえ,逆にゲームとしてはかなり気軽に遊べる仕様になっているので,前述したように本当に「実況を聴く」事が主目的のゲームなのかもしれませんね。

遊べるコースはホッケンハイム,鈴鹿,モナコの3コース。(オリジナルコースが3コースありますが,実況が無いので個人的に却下。)選べるドライバーは,前述の4名にティレルの片山右京を加えた5名です。実況音声の容量がかなり大きいようで,F1ゲームとしてはちょっとボリューム感に欠ける感じです。そのかわりと言う訳ではないでしょうが,実況音声の方は結構なバリエーションが収録されており,ピットストップ指示を無視したり,コースを逆走したりしても真面目に実況してくれるのがかなり笑えます。個人的には,片山右京を鈴鹿で勝たせるシチュエーションが大好き。ファイナルラップの三宅さんの実況が熱いです。

タイヤの磨耗が過剰に表現されているので,ピットストップ無しでは勝てません。スタート前のセッティングで,燃料を半分よりちょっと多めくらいにして,タイヤは「B」を選択。あとは,川井氏のピットリポートがあってもなくても「4週目終わりにピットイン」してタイヤを交換する戦略にしておけば,比較的簡単にトップチェッカーを受けられます。トランスミッションをATじゃなくMTで走れるならば,もっと簡単に勝てると思います。


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