A-JAX を語る

「A-JAX」は，1987年に発売されたコナミ製のアーケードゲームです。（Asynchronous JavaScript + XML のハナシではないので念のため（笑））当時，かなり革新的な技術として 各ゲームメーカーがこぞって開発をしていた「拡大縮小回転機能」をフル活用したシューティングゲームであり，2Dシーンと擬似3Dシーンが混在する特殊なステージ構成が特徴です。2Dシーンでは，物体の落下や上昇の表現に 拡大縮小機能が用いられており，それまで体験した事のないような 奥行きのある空間が形成されていました。X68000への移植版は，1989年にコナミより発売になっています。

このゲームは，コナミのX68000初参戦タイトルとして注目を集めました。（間違ってたらゴメンナサイ）当時のゲーセンでもかなり注目されていたゲームだったので かなり期待して購入したのですが，実際には「あまり期待どおりとは言えない」完成度で，ちょっとだけ暴れそうになった記憶があります（笑）。全体的に処理落ち傾向なのは仕方ないとしても，2Dシーンにおいて，自機を上に移動させると「画面が縦スクロール」してしまうのは勘弁して欲しかったところ。いくら縦画面を再現するためとはいえ，他にも方法はあったと思うのですが・・・。また，各ステージ間で 30秒～1分近くのディスクアクセスがあるのは もはや致命的。こちらも，ディスク枚数を増やすなり HDDに対応させるなり，何らかの対策が出来たと思うのですが，何故かこんな仕様で売られてしまいました。

・・・これの移植も「SPS」なんですって。わぁやっぱり（笑）。
最近までずっとコナミが作ったんだと思ってました。

まあ，処理落ちのおかげで ゲーム自体は非常に簡単になっているので，アーケード版が苦手だったヒトでも，何回かプレイすれば ステージ6～7 くらいまでは行けるようになると思います。オケヒット系のサンプリング音を多用した音楽の再現性については及第点といったところなので，ディスクアクセス時間さえ気にならなければ，それなりに楽しめるゲームではありますよ。

個人的には ステージ5の「頭脳要塞デルタ」のシーンが大好き。
X68000版「A-JAX」の真髄はこのシーンにあります。

ファミコン版「ゲバラ」並みの衝撃がキミを襲う！
ヤッタネ！(≧∇≦)

フルスロットル を語る

「フルスロットル」は，1987年に発売されたタイトー製のアーケードゲームです。まるで「チョロＱ」を連想させる稼働筐体が印象的なドライブゲームで，現在で言うところの「ニトロシステム」をメジャーに押し上げたゲームでもあります。当時，コナミの「WEC LE MANS」に次いで 乗るのが恥ずかしい筐体であったため，ゲーセンではほとんどプレイした事がありませんでした。X68000への移植版は，1988年に SHARP/SPSより発売になっています。

このゲームは X68000史上に燦然と輝く「伝説のゲーム」のひとつです（笑）。世の中に犠牲者がどのくらいいるのかは解りませんが，初代X68000に同梱された SPS製の「グラディウス」が話題になっただけに，メーカー名だけで罠にはまった人も多いのではないでしょうか。久々にプレイしてみると・・・ある意味，芸術的に凄いです。感動すらおぼえます。タイトーさんが販売を許可した理由がいまだに理解できません。

いや・・・かなり頑張っているのだとは思いますが，少なくとも「レースゲーム」として成立していません。フルスロットル最大の売りであるハズの「加速感」は皆無といってよく，それ以前に 敵車を「目視でかわす事が非常に困難」な時点で既におかしいです。拡大縮小処理が極めて粗く 動きもガクガクなため，擬似3Dモノの移植としては「最悪」の出来だと言っても過言ではないでしょう。これを商品として出荷した（当時の）SPSは，かなり勇気のある凄い会社だと思いますよ。

誰か止めなかったのかしら・・・。
当時，これを新品で買った人は かなりショックだっただろうなあ（笑）。

まあ・・・コースさえ暗記して，ニトロ連発でゴリ押せば，プレイできない事はありません。クラッシュしまくりながらでも，とりあえず全5ステージのうち 4ステージの最終コーナーまでは進む事ができました。コースの分岐点でコーナーと起伏の最も少ないルートを選んで走れば クリア自体は可能なように思います。もっとも，レースゲームとしては「ほんの少しも」楽しめないので，今更プレイする事を 他人には薦めませんが・・・。

音楽だけは かなりまともに再生されているんですが，
ゲーム自体がこんな有様なので，聴いている余裕なんかどこにもないです。
ミュージックモードも もちろんありません。

キミに「ソダン」の称号を与える！
ヤッタネ！(≧∇≦)


【関連リンク】

　・株式会社ＳＰＳ ・・・ 株式会社ＳＰＳの Webページ

続々・RIDGE RACERS 2

分解清掃時のテストプレイで本格的にエンジンがかかってしまい，ここ数日間は「リッジレーサーズ２」ばかりやっています。おかげさまで「WORLD TOURS」モードは，BASICツアー，PROツアーと順調にクリア。あとは EXツアーを残すのみ。正直なところ，序盤にもうちょっと手応えがあってもいいかなと。ツアー24（クリア後にエンディングが流れる）までは ほとんどストレートクリアでしたし，スペシャルカーとのデュエルに突入しても，DEVIL（ツアー28）と RED COMET（ツアー32）に 1～2敗しただけ。せっかくボリュームが増えていても これではねぇ。EXツアー中盤からは本当に手応えがあるらしいので ちょっとだけ期待していますが，EXツアー1戦目（ツアー33）は手応え全くなし。大丈夫なんだろうか（笑）。

とかいいつつ，実は前作の「リッジレーサーズ」はクリアしていません（汗）。BASICツアーをクリアした後 タイムアタックにハマッてしまい，PROツアー序盤で攻略をやめてしまっておりました。ところがリッジレーサーズ２においては不思議と攻略が進み，短期間でEXツアーまで到達しています。なんでかなー・・・と思い，あらためて前作をプレイしてみたところ，その差はあまりに歴然。

操作感にはほとんど違いはないのですが，前作は PROツアーの構成レース数が妙に多いのです。序盤から5～6戦はあたりまえの状態。その点リッジレーサーズ２では平均2～3戦に抑えられているので，集中力が持続しやすいのだと思います。また，前作では EXツアー以降にならないと 使用できる車両があまり増えませんでしたが，リッジレーサーズ２ではツアー毎に車両が増える感じで，PROツアー終了時点で CLASS1～2が 9台づつ，CLASS3が 7台，CLASS4～7が 6台づつ，SPECIAL1～2が 4台づつの，計51車種が出現している状態となります。これにより早い段階から好みの車種を選べるので，ゲーム中盤の展開が楽になっているのだと思います。ゲームボリュームとゲームバランスが大きく調整されているって事でしょうかね。

とりあえずエンディングは見ましたが，みどころ5秒なのが非常に残念。
せめて「R4」と同程度ぐらいは見せてくれても良いと思いますが。

余談ですが・・・東京オートサロン2006に「RAGGIO」が実車として展示されていたんですね。この実車がゲーム中に「RED COMET」として登場するんですが，実際使ってみると なんと扱いづらいことか（笑）。せっかくなんだからもっと扱いやすくしてやればいいのにね。

それにしても「シャア」が出てきたらどうしようかと思ったよ。
バンダイナムコなだけに。(≧∇≦)

ある意味，残念。

続・PSP分解清掃

分解清掃から 5日間ほど経過しましたが，その後「症状」が再発する事はなく かなり健全な動作をみせています。原因は当初の予想通り接触不良と考えても良さそうですね。とりあえず，PSPがモデルチェンジするまでは なんとか生き延びてほしいところです。いや～・・・もうちょっとで本体を買うところでしたからね（笑）。

でも，実はちょっとだけトラブルが起きていました。

分解清掃後のテストプレイでは気が付かなかったのですが，何故か「アナログパッド」が右下で引っ掛かりセンターに戻らない事が判明。フェイスプレート交換時に移植したアナログパッドユニット（フェイスプレートにネジ止めされています）が，ズレて固定されたのが原因のようだったので，再度分解しアナログパッドユニットの取り付け位置を修正。無事に正常動作に復帰する事ができました。

今度はかなり入念にホコリを除去したので 視認性を低下させるようなホコリの進入は防げました。しかしながら，清掃時に汚れを「拭き取った」のがマズかったのか，スクリーンに微細なキズをいっぱいつけてしまう結果に（泣）。ゲーム中は「見ようと思っても見えない」ようなキズなので大きな問題はないのですが，今後はもっとキズだらけになるでしょうね・・・。キズ防止のシートを貼ろうとしたものの，ASTERIX PSP FACEPLATE のスクリーン部分が ほんのちょっと下に沈んでいるため，貼っても上下左右が浮きあがり，空気が入りこんでしまうので 視認性が著しく低下する始末・・・。

あまりキズがつくようなら もとのフェイスプレートに戻せばいいのですが，
せっかく「赤」にしたので，しばらくは現状維持とするつもりです。
それに・・・もともとボロボロでしたから。(≧∇≦)

この PSP のモディファイは これで終わりかな・・・。

現在は ASTERIX PSP FACEPLATE の他，SONY純正 2,200mAhバッテリ（PSP-280）と ハンドストラップ（PSP-252）がくっついています。いちばんお金がかかったハズの Datel 4GB HARD DRIVE は，遅さ，重さ，持ち難さがアダとなり，現在は倉庫内で眠っている状態。メモリースティックは非純正品の「SanDisk SDMSPD-1024-J60 (1GB)」が入っています。純正品より速度が速いらしいですよ。ちなみにハードケースやスタンドの類は，試したものはほぼ全滅状態だったので，手を出すのはやめました。

あとは，4GBのメモリースティックを入れるぐらいしか残っていませんな。
でも安いの入れると遅いみたいだから，もうちょっと待つかな。

Outbound Laptop125 欲しい・・・

おなじみの「Vintage computer LLC」に，「Outbound Laptop」が出品されています。

「Outbound」とは，1989年に Apple社の正式ライセンスを受けて Macintoshの互換モデルを開発した会社です。Macintosh Portableと同時期に発売されているにも関わらず，重量は2kg以上軽く（それでも5kgですが・・・），MC68030搭載モデルが存在したり HDD容量を選択（40MB，80MB，120MB）できたりと，明かに本家のラップトップ機を凌駕しているように思えます。

もともと Macintoshの「周辺機器」扱いで販売された経緯があるようで，別の Macintoshから ROMSIMMを移植しないと使用できなかったとの事。なんすかそりゃ（笑）。まあ・・・既に Macintoshを所有していないと使えないという状況から Appleが正式ライセンスを許諾したんだと思いますけど，自分とこの製品より性能がいいようじゃ，Appleさんもツラいですな。

今回出品されているのは「Outbound Laptop 125」というモデル。スペックは メモリ4MB，HDD 40MB，OSは 6.0.5。ACアダプタ（社外品）付属，内蔵バッテリは新品になっているようです。若干の日焼けはあるものの，液晶表示を含めて動作は良好のとの事。しかしながら，背面のバッテリ格納部分のフタが欠品していたり，ACアダプタにテープ補強があるなど，後にトラブル個所になりそうなポイントもあります。

あああ・・・これも欲しいなあ。(≧∇≦)
でも，88,000円（！）も出してまで買えないなぁ。
欠品個所がなかったらヤバかったけど（笑）。

欲しい人は 急いで発注した方が良さそうですよ。


【関連リンク】

　・Vintage Computer LLC　・・・ 中古パーツの通信販売

PSP分解清掃

不調だった PSP の分解清掃にチャレンジしました。

とはいっても本体上面を覆っているフェイスプレートを外すだけなので，小さなプラスドライバーさえあれば ネジを5本外すだけの簡単作業です。5本のネジのうち 2本はバッテリーパック収納個所の底面にあり,更にシールで隠されているので，このシールを剥がす必要があります。剥がしてしまうとメーカー保証がきかなくなるので，トライする方は あくまでも自己責任の範囲において実施して下さい。

一度分解をしてしまうと フェイスプレートと 液晶ディスプレイの間に必ずと言って良いほど「ホコリ」が入りこんでしまうので，できれば分解したくはありませんでしたが，なんとなく電気接点の接触不良に思えるトラブルだったので，どうせ買い替えまで考えるのであれば 試しにやってみようと思った次第です。

フェイスプレートを外してみると十字キーの接点部分がかなり汚れていました。全体的に黒っぽく汚れているのに対し，トラブルの原因と思われる「右」の部分は なぜか白っぽくなっていました。とりあえず全ての接点を綿棒で清掃し動作チェックを実施。「リッジレーサーズ２」を 1時間程プレイしましたが問題の症状は発生しません。分解前まではプレイ開始後5分程度で症状が発生していた事を考えると，完治ではないにしても状況は改善方向であると考えられます。あとは・・・可能な限りホコリを払いつつ フェイスプレートをネジで固定するだけで完了です。

が・・・分解ついでに ちょっと「遊ぶ」事にしました。

以前から取り付けを躊躇していた「ASTERIX PSP FACEPLATE」の出番なのであります。複数のカラーバリエーションより自分が購入したのは「赤」です。こういった国産ではない交換パーツの類は 結構「ハズレ」に出くわす事が多いものですが，この製品は キチンとハマります（笑）し，塗装等の仕上げも綺麗なので，もともとの洗練されたフォルムを失う事がありません。もちろん交換するのはフェイスプレートのみですから，裏返せば「黒」なので 情けないと言えば情けない感じはしますね。

結構努力はしましたが，やっぱりホコリは入っちゃいました（泣）。

フェイスプレート交換後に感じたのは，全てのボタンの感触がかなり良くなった事でしょうか。内部のゴムを変えた訳ではないのですが，カチッとしたクリック感が出ていて非常に良い感じになりました。初代PSPを使用しているユーザーにはオススメの改造かもしれませんよ。

このまま不具合が解消してくれればいいなぁ。(≧∇≦)
・・・無理だと思うけど。

RIDGE RACER REMIX COLLISION

「RIDGE RACER REMIX COLLISION」は，1998年に発売されたリミックスアルバムです。

以前紹介した「RIDGE LASER」が，ナムコ純正のリミックスアルバムであったのに対し，この「RIDGE RACER REMIX COLLISION」は（その当時の）新進気鋭の若手ＤＪ達が集結して仕上げられています。自分はあまり詳しくないため，参加しているアーティストのうち知っていたのはゲスト参加の「BORIS & BECK」のみでした。

アルバム名称にこそ「RIDGE RACER」とありますが，収録楽曲はかなり「攻め」のアレンジで ほとんど原型をとどめていません。全体的にダークなイメージでテンションが低い感じです。リッジのリミックスだと言われないと「解らない」ような曲が多いのはどうなんでしょうね（笑）。リッジレーサーブランドが本来もっている，スピード感や 爽快感といったものは このアルバムには皆無です。正直，こういった音楽を好きな人向けのアルバム・・・としか言いようがありません。

これ・・・売れたのかしら。
リッジファンの理解を得られたとは思えないんだけど・・・。
買った人間が言う事じゃないけどね。

いや～・・・このアルバムでは ネタが広がりませんな。
はっきりいって却下ですな。(≧∇≦)

PSP不調・・・

自分が所持する PSPは，2004年12月の初回発売日にゲットした初期モデルです。当初から「ボタンがおかしい」やら「UMDが飛び出す」やらと いくつかの問題点を指摘されていたモデルでしたが，特に大きな問題もなく健全に動作していました。・・・が。購入から 2年近く経過したところで，ついにトラブルが発生してしまいました（泣）。

電源投入直後から「方向キーの右」がずっとホールドされたままになってしまうのです。左側を押して抵抗しても無駄な状態で，メニュー画面はカーソルが右側にいきっぱなし。ヘタにゲームを起動したりすると「HOME」キーで中断しようとしても「いいえ」しか選択できないので抜けられなくなったりします。もちろんメニューだけではなくゲーム中にも影響があり，「リッジレーサーズ２」等の場合，コース選択のカーソルが右方向に突進し続けてしまう有様です。一旦症状が発生してしまうと，もはやお手上げであります・・・。

ただし，現在は「長時間使用しなかった場合」に症状が発生するような感じで，たとえ発生じても 暫くすると戻ったりします。また，発生する頻度も「絶対」ではないような状態です。なんだか電気接点の不良っぽい感じですねぇ。ゲーム中に突然制御不能になった事はなく，大抵の場合は 電源投入時か スリープ状態からの復帰時に発生しています。バラして掃除したら復活するのかもしれませんね。

まだまだ老朽化したわけではないと思いますけど，今まで所有したゲーム機（PC類を除く）の中では 初代PSに次いで使用頻度が高かったので，もしかしたら本当に「壊れた」のかもしれません。ああ・・・ただですら，PCの新調だとか言って 出費を重ねたばかりなのに，ここで PSP買い替えってのはちょっとキツイなあ。

何らかのモデルチェンジをするまで 持ちこたえてくれないかな（笑）。
2007年3月に 登場する なんて噂もあるみたいですね。

ちょっと遠いか。(≧∇≦)