11時前には、〝ジャー ギャー〟…と、鳴き声が 戻ってきた。
親ガラスの、緊迫した鳴き声が、少し 落ち着いてきた。
我が家の家族は、ほっ…とした。
雨の止み間を見計らい、庭の「ゴーヤ」の様子を見に出てみた。 強風で、ネットが倒れていないか、心配だったからだ。
ネットは無事だったものの、カラスの両親が、特派員の後を付けるように、屋根や木々を渡り、飛んで来る。 どうも、監視されているようだ。
ガー ガー… と、多少 巻き舌のようにも聞こえる 鳴き方だ。
家を回り込んで、玄関へ向かうとき、後ろから 羽音が近づき、ザ-ッと 頭上を通り過ぎた。 明らかに 威嚇行為だ。 それも、二羽が続いて だ。
玄関の前で振り返ると、一羽は電柱の、もう一羽が隣りの屋根の上から、特派員を見ている。
電柱側のカラスは、しきりに、電線カバーやワイヤーを突っついている。
これも、威嚇行為らしい。
「隣りの おっちゃんやで。 顔ぐらい覚えとき!」と うそぶいてみるが、反応なし!。
「おっちゃん」を「じいじ」と言い直しても…、同じだ。
しばらくして…
特派員が 風除け室から見ていると、二羽は、何かを奪い合って?いた。
暫しの じゃれ合い or 夫婦喧嘩かも?。
今の田舎は、曇りだが、変わりやすい天気だ。
時折、強い風が吹き、カラスの巣のある木立が、大きく揺れる。
親ガラスの心配は、しばらく 続きそうだ。
カラスの夫婦も心配でしょうね。
天気も不順ですし~
お顔、そのうち覚えてもらえたらいいですね。
そうとう 賢いカラスなので、何とか…とも思うのですが?。
続編は、本編に書けるかも、です。