それは、5月15日(火曜日)のことでした。
ウインクが、左目で 出来なくなりました。 お茶が、コーヒーが、うがいの水が、唇の左側から漏れてきます。
なんと、顔の左半分が、動かせなくなってきたのです。
予兆が無く、突然と言っても良いくらいに、午後から夕方に掛けて、麻痺症状が出てきました。
先ず、最初に疑ったのは、脳の障害です。 夜、〝我妻さん〟の帰りを待って、専門病院へ乗せて行ってもらいました。
当直のドクターが、直ぐに対応され、「MRI」で 検査します。
ゴーッ、ガーッ。 頭の周りで、大きな音がします。 耳栓をしたうえ、事前に予告音が聞こえてくるのですが、最初は、しかめっ面になってしまいました。 およそ、15分の検査でした。
終了後は、しばらく、待合室で過ごしました。 その間も、心配…です。
看護師さんに呼ばれて、診察室へ入ると、
ドクターが、検査フィルムを、透過機に、ズラリと並べて 視ておられます。
結果は…、「MRIでは、異常ありません」とのことで、一安心しました。 薬も、三日分、出していただきました。 ステロイド系と、ビタミン系です。
翌 16日には、番組の収録がありました。 唇を閉じる音「マ、パ(pa)、バ(ba)行」の発音が思うように出せません。
放送に、穴を空けることは出来ないので、何とか対応しました。 ホッ…。
明くる 17日(発症3日目)は、近くの開業医(耳鼻咽喉科)さんで検査を受けました。 周波数別の聴力や、鼓膜に繋がる神経の反応など…です。
鼓膜を、大きな音から保護する神経は、繋がっていました。
薬の終わる18日の午後には、改めて、夜間診療を受けていた 脳神経の専門病院を訪ねました。
採血検査を踏まえて、薬は、週末を過ごせる分の、処方箋を出していただきました。
~ 顔面神経麻痺(ベル麻痺)のようです。 ~
麻痺は、発症後 4日から一週間が 悪化するピーク…とか?。
20日現在、痛みは ありません。 吐き気も、苦痛も ありません。
左目は、右目と同時であれば、緩くながらも 閉じることが出来ます。 唇も、きつく締めれば、水などは 余り 漏れないようです。
但し、少し力を入れると、顔が歪みます。 洗顔、歯磨き、食事、会話…と、日常の動作に不自由です。 食事を、美味しく 頬張ることが出来ません。
ここ数日は、いろんな意味で、衝撃でした。 今も…です、が。
そして、自分以上に、家族や周りに 心配を掛けているのが、申し訳ないことです。
週明けには、再々診です。 リハビリの方法など、相談内容が 頭をよぎります。
これ以上、麻痺が進まないように祈りつつ。
¢5月20日=62歳の誕生日に下書き。
(プレゼントを手にしたお礼の写メールを送ったら、息子たちに、顔の変化を気付かれていた。)
¢5月22日=通院。7日分の処方箋。服用方法に変化無し。
¢5月25日=10日間経過を機に、セカンドオピニオン。
(検査を3種類。左右の顔面の反応具合も比較検査。回復には、2箇月…か?。)
¢5月29日=通院。発症以来2週間。薬の服用法に変化⇔ステロイドを減らし、ビタミンを増やす。
(リハビリを兼ねて、軽い発音練習。無理は禁物と、ドクターに釘を刺されている。)
30日に、公開を決心。