清泉寮だより

清里高原にある宿泊研修施設「清泉寮」のスタッフによるスタッフブログです。
現地から生の情報をお届けします。

今年もこの時期になりました!

2011-04-19 14:29:18 | 日記


むーらんです。こんにちは!

この写真、先日うっしーが撮ったそうです。
見せてもらった時には思わず「うぉ~!」って
叫んでしまいました。こういう姿は想像はして
いましたが実際に目にしたことがなかったのです。

清里ではニホンジカをよく見かけます。
足跡や食べ跡などの痕跡だけではなく、
シカそのものと遭遇することも少なくありません。
この辺りにはたくさんのシカが生息しています。

シカと遭遇することは数多くあれど、
この写真のような状態のシカは一度も見たことが
ありませんでした。

よ~く見ると、右のシカの角が片方なくなっていますね。

なぜ片方だけ角がないのでしょう?

他のシカとケンカして折れた?
元々1本しか生えてこなかった?
そもそもシカは1本しか生えない?

などなどいろいろ推測できますが、実はそうではありません。

シカの仲間は毎年角が生え換わるのです。
それまで生えていた立派な角を(文字通り)地面に落とし、
秋までの間にまた新たな角を形成します。

きっとこの写真に写っているシカは、
生え換わるために片方の角が落ちたところだったんでしょうね。

この写真からも分かるように、2本同時に落とすのではなく
1本ずつ落としていくんですね。

角は重いものでは1本で1kg近くもあります。
それを2本も頭に乗せて飛んだり跳ねたり走ったりしている
シカはすごいなぁと、シカの角を手にするといつも思います。

でも、シカにとってはそれが当たり前なので、
きっとどうってことないのかもしれませんね。



…とすると、逆にこのシカのように、片方なくなっちゃったら
バランスが悪くて肩がこっちゃうかもしれませんね!


冬の清里プロモーションビデオ