清泉寮だより

清里高原にある宿泊研修施設「清泉寮」のスタッフによるスタッフブログです。
現地から生の情報をお届けします。

次回企画展の目玉は…

2013-03-29 09:50:39 | 日記
こんにちは、ハッターです。

現在、ポール・ラッシュ記念センターは、
2012年度の企画展示が一段落し、
2013年度の新たな展示に向けて準備を進めています。
今年はポール・ラッシュ博士が清泉寮を開設して75周年の節目の年です。
そのため、関係機関のご協力を得ながら、特別な企画展を催します。

今回は準備の裏側を少しお見せして、展示の目玉のひとつをご紹介します。

これは何の模型でしょう。


この建物は、現存しない「初代清泉寮」です。
昭和13年に建てられ、昭和30年に焼失しました。
正確な設計図も失っているため、模型製作を得意とするスタッフが
残っている貴重な写真資料や建築予定図などから図面を起こし、
毎日少しずつ作り続けています。あと少しで完成です。


屋根などもとても繊細な作りとなっています。


この模型が展示される新しい企画展「日本の農村をデザインした人
-ポール・ラッシュ博士のVISION(ヴィジョン)と足跡(そくせき)」は
4月18日(木)から始まります。

ぜひ完成した模型をご覧になってくださいね。

ハッターでした。

類は友を呼ぶ…?

2013-03-22 20:50:31 | 日記
ブログをご覧のみなさま、こんばんは。
むーらんです。

このところすっかりご無沙汰していた
カモシカのかもちゃん(らしき個体)が
久しぶりに姿を現しました。



よく見ると…

カモシカとシカが仲良く並んで草を食べています。

正確にはカモシカとシカは別の仲間ですが
なんだかとても仲良しに見えますね♪

また姿を見せてくれることが楽しみです。

むーらんでした。


酪農体験のススメ

2013-03-15 18:00:00 | 日記
清泉寮ブログをご覧のみなさま
こんにちは、ポンポンです。

今回は皆様に酪農体験のご案内をしたいと思います!
キープ農場ではお時間や内容に合わせた酪農体験プログラムのご用意があります。
ポンポンが体験したのは搾乳とバター作りの約2時間のプログラムです。
普段は入ることの出来ない農場の中を見学することが出来ます。

農場スタッフがジャージー牛乳の美味しさの理由を丁寧に教えてくれます。


→エサを食べる牛さんたち。農薬を一切使わない安全なものです。
 愛嬌のある表情も大きな魅力ですね。

搾乳体験の次はバター作りです。
手順はいたってシンプル。
牛乳の入った瓶をひたすら振ります!


→瓶を振る前の状態。特に目立った様子はありません。



→瓶を振り続けること数分。何かが浮いてきました!
 そう、この部分がバターです。

この工程で大人のかたは10分、お子様は15分ほどお時間が掛かります。
ちなみにポンポンは一人で瓶を振り続け15分以上掛かってしまいました…。
数人で協力したほうが美味しいバターに早く出会えそうです。


→完成したバターをその場で試食♪
 自分で作ったバターに感動です!

ジャージー牛乳がますます好きになる2時間でした。

*酪農体験プログラムについて詳しくはこちら
http://www.keep.or.jp/mbf/raku_p.html

清泉寮ご宿泊のお客様は以下の日程にてバター作りを体験出来ます。
お日にち:3月25日・3月29日
お時間:午前7時から午前8時の1時間
参加費:おひとり500円
(注)数に限りがございますのであらかじめご予約をお願い致します。


日々の季節の移り変わりを感じることが楽しみなポンポンでした。









タテタカコさんとピアノ

2013-03-08 20:00:00 | 日記
こんにちは、うっしーです。

日に日に冬の凍った空気が解けていくような清里です。
今日はときおりゴオーっと音を立てて風がぐるぐると森の中や頭上を通り過ぎて
春がくるよー!と伝えて回っているようでした。


さて、今日は今月の3月24日(日)に清泉寮で開催されるコンサートのご紹介です。

みなさんはタテタカコさんをご存知ですか?
長野県飯田市出身の歌手で、透き通る情熱的な声をピアノにのせて歌う様子、ときどきちくっとする歌詞は独特の世界観です。
たくさん有名な曲もありますが、一番有名なのは、2004年に映画「誰も知らない」(是枝裕和監督作品)に提供した主題歌の「宝 石」でしょうか。


私は実は3年くらい前に夏の白州で初めて遭遇して、その雰囲気になんとなく忘れられない人になっていました。


話は変わって、清泉寮の新館ホールには長野県の詩人の方から寄贈いただいた古いグランドピアノが一台あります。
去年の披露宴の時に、そこに飯田市の小学校の名前があることに調律師の方が気づいたことからタテタカコさんに繋がりました。
「写メ撮って送ってみます。」なんて言いながら調律師の方がメールを送っていたのがタテさんでした。
この方はタテさんの調律を何度かしたことがあり、私も見た3年前の白州のコンサートでも調律を担当していた方でした。

すぐにタテさんから返事が返ってきた様子で、
「お父さんの母校のピアノです。」
という返事でした。




長い年月をかけていろんな人にいろんな音楽を奏でてきたピアノ、タテさんのお父さんもきっと子供の頃に聴いた音をタテさんに奏でて欲しいと
思うのは僕だけではないですよね。

そんなご縁がきっかけで今回タテさんが初めて清里にいらしてくれることになりました!
画家足田メロウさん、地元北杜高校ギター部さんとのコラボレーション企画になり、準備を進めています。
人気の清泉寮ランチもこの日だけの春のスペシャルメニューでご提供させて頂きます!


詳しいインフォメーションはこちらからどうぞ


春の森で皆さんとお会いできることを楽しみにしております!

うっしーでした!



↓ライブのタテさんです。清里のもりの中で聴いてみたいです。。。いや、24日に聴けます☆


3月の「森の時間」(体験プログラム)のご案内

2013-03-01 20:00:03 | 日記
ブログをご覧の皆様、こんばんは。

またまたむーらんです。
大変遅くなりましたが、3月から春休みにかけての
清泉寮プログラム「森の時間」のラインナップが決まりました!

詳しくはこちらからPDFファイルをご覧ください。


今回のおすすめプログラムは…

「温泉水で草木染め」です♪

清泉寮の温泉入浴指導員(むーらん)とフィトセラピスト(=植物療法士)との
コラボレーションプログラムです!

清泉寮の温泉水と清里にたくさん自生している樹木を掛け合わせて、
草木染め(樹木染め?)をしたいと思います。

樹木に限らずですが自然界にはたくさんの色が存在しています。
それぞれに色の特徴がありますが、それを抽出して布に定着させます。
通常の草木染めでは、色を定着させるために
金属(主にみょうばん)を使用します。
清泉寮の温泉には多くの金属(ナトリウム・マグネシウム・鉄など)が
含まれているため、温泉水を使用することで
色の定着を促進することができるのです!

とても理にかなった、そして清泉寮らしいプログラムになると
自負しております。

実は昨日、フィトセラピストと共にリハーサルを行いました。

二人の間では、茶色っぽくなるだろうと予想していましたが…


色を抽出した液(染液)で布を染色中


左が染める前、右が染めた後

染めてビックリ!
きれいなピンクになりました~。

今回のリハーサルの内容を今後ブラッシュアップして
皆様に体験していただきたいと思います。
(今後の検討の中で、手法など若干修正するため
もしかするとピンク色が出なくなる可能性もあります。
やり方を変えることで絶妙なバランスが変わり色が変わる
という自然界の不思議ですが、その場合はご容赦ください。)

期待を上回る結果に、昨日は二人で大興奮!

ぜひこの興奮を皆様にも体験していただきたいと思います。

巷では春の訪れが聞こえてくる3月下旬も
清里はまだ冬の終わりです。
どうぞ暖かい服装で清泉寮へお越しください。

皆様のご来館を心よりお待ち申し上げております。

むーらん

冬の清里プロモーションビデオ