古き良きもの

はじめまして、ポール・ラッシュ記念センターのハッターです。
今回から清泉寮だよりの執筆に参加します。どうぞよろしくお願いします。

今日は朝から雪が降りはじめ、徐々に積もってきています。
先日の積雪のすぐ後ですので、あたりは雪に包まれたままです。
清泉寮の周辺は幻想的な雪景色になっています。


さて、清泉寮には色々な施設がありますが、
その中のひとつがポール・ラッシュ記念センターです。
「記念センターって何をしているところ？」という質問をよくされます。
ここは、清泉寮の創設者であるポール・ラッシュ博士の業績を紹介する
「資料館」なのですが、一番見ていただきたいのが、博士が晩年、
実際に住んでいた家「ポール・ラッシュ邸」です。


昭和39年（1964）に建てられた当時のまま、資料館として、
現在も保存・公開されています。博士は自身の私財を
持とうとしなかったため、博士の理解者であったアメリカ人の
サラ・ダーナル女史が設計図と建築資金を用意し、建てられました。
和洋折衷の趣ある、古き良き昭和の建物です。


リビングルームは八角形で、マントルピースがあり、博士の
誕生日にはスタッフがここでお祝いをしたそう。博士にとっては、
スタッフが家族であり、そんなスタッフと団欒をする場所が
この部屋だったのかもしれません。
みなさまもぜひ、往時の雰囲気を味わってくださいね。

清泉寮にご宿泊のお客様には、フロントにて
ミュージアムパスポート（無料入館券）をお渡ししていますのでご利用ください。

ハッターでした。