清泉寮だより

清里高原にある宿泊研修施設「清泉寮」のスタッフによるスタッフブログです。
現地から生の情報をお届けします。

文 月

2021-07-02 15:52:40 | 日記

早くも一年の折り返しを過ぎ、七月となりました。

最近の清里は、梅雨時期特有のぐずついた空はもちろんの事ですが

高原ならではの霧に包まれる事も多い毎日です。

さて、月には和風月名(わふうげつめい)なるものが有ります。

七月は文月(ふづき、もしくは ふみづき)なのですが、なぜ七月は

文の月なのか、気になって調べてみました。

一説には、むかし七夕に書物を干す行事があって、書物(文)をひらく

(披く)と言う意味から、「文拡月(ふみひろげづき)]と呼ばれるように

なり、それが「文月」となったと伝えられています。

一方、七夕の行事は奈良時代に中国から伝わったもので、奈良時代の

前から七月は文月と呼ばれていたことから、七夕由来はちょっと違う

とする説もあるようです。

旧暦の七月頃は、稲穂が膨らみ始める季節であったことから、成長した

稲穂からイメージされた「含み月(ふくみづき)] もしくは「穂含月(ほふ

みづき・ほみづき)」が転じて「文月」となったと言う説も有りました。

私は勝手に、文(ふみ)イコール、手紙かなと思っていました。

昔の人は、この頃にお手紙を沢山書く習慣が有ったのかなと・・

でも、七夕に短冊に願い事を書く(文をしたためる)事から考えると

文拡月(ふみひろげづき)説も納得です。

今年も、この時期恒例の七夕の飾り付けが始まりました。

早速、願い事が書かれた短冊がいくつか結ばれていました。

時節柄、長く会うことが叶わないでいる親しい人と、気兼ねなく

笑顔で会える世の中に、早く戻ることを願う方が多いのではないで

しょうか?

幸い私たちは、「観光業は大変でしょ?」と気遣って頂き、応援の

ためにと、何度となく清里に足を運んで下さる沢山のお客様に支え

られています。

 

せっかく足を運んで下さった皆様に、充分にフル充電してお帰り

頂きたいと心から願う そめのすけ でした。

 

 


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