ラルくん 15 

2021-12-31 08:07:10 | 日記
何となく、したたかなM子の不正を感じられるくじ引きによって、配役が決まった。

やはり、一番人気の『A』の役は、したたかM子。

まぁまぁの出番が多めな『B』は、控えめS子。

途中から登場の『C』は、ぶりっ子L子。

話しを纏める焼却炉から帰ってくる『D』は、Y子。

まぁ、『B』と『C』は、特に見せ場も少なく、テンション低めな、S子とL子。

『D』も、出番は少なく見せ場も少ないが、前向きY子は、どんな役でも熱心。

ーーところで、私は何をしてたか?…っていうと…。

先輩たちは、先輩たちで、また別のエチュードを演じておりまして、後輩たちの手本になるように頑張っておりました😊

したたかM子は、このまま好演出来るでしょうか?次回は、後輩たちのエチュードを。

2021年は、いろいろ大変な年でした。
来年は、もっともっと良いことがたくさんあるといいなぁ…と、思います。
こんな拙いブログにお付き合いくださりありがとうございます。



ラルくん 14 

2021-12-30 08:57:47 | 日記
「Aを演りたい人?

指導者が聞くと、S、L、M、Y子、つまり全員が手を上げた。

…そりゃ、そうだよな…。

Aの役は、他の役と比べて見せ場も多く、いいアピールが出来そうだ。

「それじゃ、じゃんけんしようか?」

「え~💦」

「私、じゃんけん弱いんだよね~💦」

「じゃんけんじゃない方がよくない?」

「何にする?あみだくじ?」

皆、それぞれにAの役…というか、アピールへの執念が強い。

「あ、それじゃ、私がくじ作る。」

M子が声をあげた。

「ホントに?手間じゃない?」

「大丈夫!すぐ作れるから!」

M子がノートを破いて、それぞれに「A」「B」「C」「D」と配役を書き入れて、小さく折りたたみ、箱に入れて持ってきた。

「どうぞ!」

まずは、Y子に差し出した。

「ありがとう」

Y子は、取りやすいところから、スッと取る。

S子もL子も、あまり深く考えることなく、スッとくじを取った。

そして最後に、残ったくじをM子が取る。

『あれ?』

最後のくじを取ったM子が、そのくじを開くとき、チラッと赤い点(・)を見つけた。

ノートの汚れなのか?

くじを作るときに、たまたま付いた汚れなのか…。


「Aだ。」

声を上げたのはM子。


くじに点(・)、記しをつけたからと言って、希望のAと書かれたくじが最後に残るとは限らない…。だから…なんとも言えないけど…。

なんとなく、怪しい…💦


ラルくん 13

2021-12-29 08:10:28 | 日記
さて、S、M、L子とY子、そしてラルくんも参加するエチュード、誰がどの役を演じるのか…。

ラルくんはEです。

まぁ、特にEと絡むワケではないので、S、M、L子達が、どの役を演じてもさほど変わりは無いのですが、比較的Aの出番が多いので、"いいところ"を見せたい!という気持ちがあると、Aを演じてみたいハズ。

しかも、近く公演を控えているので、ガッツリとラルくんと絡む役も欲しいし、それよりも何よりも、見せ場の多いAを演じて、できる限りのアピールをして、いい役が欲しい…という本音があると思う。

Y子は、S、M、L子達と空気が違っていて、ラルくんの件とは関係なく、いい役が欲しい様子だ。

誰がどの役か…公平にくじ引きとなった。

突如、空気が戦々恐々となった💦


ラルくん 12

2021-12-28 10:25:31 | 日記
S、M、L子と、Y子、そしてラルくんが演じるエチュードの内容は、こんな感じでした。

ある会社のある日。
D「先輩、緑の箱に先輩宛の手紙が入ってますけど…大丈夫ですか?」
A「(上の空)…うん。」
E「おいおい、緑の箱は貴重品入れじゃないぞ。貴重品入れは隣の青い箱だぞ」
D「(Eに)たぶん、いらないモノなんでしょう(出ていく)」
A「さてと…(立ち上がり)あれ?ここに置いた緑の箱知らない?」
E「それなら、D子が持っていったよ」
A「(叫ぶ)え~?どこへ?!」
B「どうしたんですか?」
A「私の大切な手紙入れてたんだけど…」
B「え?箱に?緑の箱は、不用品入れじゃなかったですか?」
A「違うよ。その隣の青い箱が不用品入れで、緑の箱は、貴重品入れって言ってたわよね」
B「…そうでしたっけ?」
E「いや、ここの緑の箱は、不用品入れだよ。」
A「そもそも、緑と青じゃなくて、赤と白とか、分かりやすくするべきなのよ~!」
C子が入ってくる。
A「C子!ここの緑の箱って貴重品入れだよね
C「はい。私、吉野家のサービス券入れてました。
A「D子は?」
C「D子、焼却炉へいきました」
A「きゃー!(急いで、D子を探してオフィスを出ようとする)」
D「(偶然オフィスに戻ってきて、A子とぶつかる)いたいっ!」
A「あ、D子!緑の箱は?」
D「捨てようと思って確認したら、手紙の中から写真が出てきて…」
B「あ~!ツーショット!」
A「(慌てて隠す)」
D「そして、これ、吉野家のサービス券」








ラルくん 11

2021-12-27 11:01:03 | 日記
ある時、途中加入ということで、Y子が入ってきた。

Y子は、常に好奇心旺盛で、勉強熱心。

なんと、ラルくんと同じように、声優さんに憧れて参加して来た。

なんとな~く、ラルくんはY子と話しをすることが多い。

もちろん、アニメの話しと声優さんの話しだ。

面白くないのはS、M、L子。
 
ある時、新しい課題のエチュードを用意された時、偶然S、M、L子とY子が組むことになった。

しかも、そこへラルくんが入る。

戦々恐々としてきた…。

…と、思ったが、Y子はあまりラルくんへの関心を示さない。

そういうポーズなのか、本当に興味が無いのか…。

わかりやすいS、M、L子からすると、3人は付き合いにくそうだった。

エチュードを作っていく過程で、いつの間にか、SML子 VS Y子の様相が見えてきた。

すると、究極に優しいラルくんは、そんな空気を読み取り、やたらとY子に優しくする。

すると、さらにSML子は面白くない。…と、困ったドラマがはじまった。