自律訓練法プラス

2018-10-30 10:29:00 | 日記
役者は、『自分じゃない人』を演じるワケですが…。

例えば、普段はおとなしい人が、『騒々しい人』を演じるなんて事は序の口。。。

戦国時代の武士や中世ヨーロッパのお姫様なんてことも。

前述の『役作り』から言うと、戦国時代や中世ヨーロッパに生きたことない私たちは、どうやってそれを知って役作りをするのか…難儀です。

本を読んだり、ネットで調べたり…なんてことはありますが、それでも限界があります。

そこで、自律訓練法プラス。

ところで、自律訓練法とは聞いたことがありますか?


自律訓練法とは、1932年にドイツの精神科医シュルツ(Schultz, J. H.)によって体系化された生理的合理的訓練法です。
日頃のストレスや疲労の緩和、集中力UP、仕事や勉強の効率を上げる効果が期待できるもの…とあります。

去年は、この自律訓練法を稽古に取り入れてました。

日頃のストレスから解放されて、集中力をUPさせて、より一層の『力』を引き出すためです。

そんな時の自律訓練法は、演劇の分野でも役立つものなのですが、正確に言うと、さらに現実から離れて、架空の空間を想像するために、自律訓練法だけでは難しいので、独自の方法をプラスを駆使しています。。。

ちなみに、数年前、『遊郭』をテーマの作品を演じたことがありました。
『遊郭』なんて、テレビで観るくらいで、想像もつかないのと、なんと言っても大胆な演技を求めます。
…なので、心の解放と架空の空間を想像できるようにと、自律訓練法プラスをやってみたこともありました。

自律訓練法は、免疫力もUPさせるんですよ。なので体調管理にもいいんですよ。

役者の紹介です。

いつも元気なMちゃん。
頑張りやの彼女の笑顔には、いつも元気をもらいます。
つい、無茶ぶりをしてしまうのですが、笑顔でとりあえず前進してくれる頼もしい人なんです✨
どんな役柄でも果敢に挑戦してくれて、楽しんでくれます。
彼女も私に安心感を与えてくれます。







架空の履歴書

2018-10-22 07:28:07 | 日記
自分が演じる役柄を『実在の人』とした時、その人にも過去はあるわけで…。

『看護師』の役なら、どんな子供時代を過ごしたんだろう…。兄弟はいるのか?恋愛はしたのか?いつ、看護師になろうと思ったのか…。看護師になりたいと思ったエピソードなどなど…。

もちろん、あまり突飛な設定、あり得ない無理な設定はダメです。

うちの場合、きちんした履歴書を出してくれる人がいます。
学歴、職歴、趣味、など、見ていて楽しくなります。

そんな風に掘り下げてくれると、役柄に深みを感じるんです。

話は変わりますが、うちの稽古、時として奇跡が生まれるんです。

最強に面白くなったり、思った以上の展開になったり、アドリブがセリフになってしまうことがたくさんあります。

今回もすでにたくさんのアドリブと、大爆笑が生まれています。

やっぱり、演者が楽しめないと観ている人に楽しみを届けられないと思っています。

役者紹介です。

今回も早々に履歴書を出してくれたAちゃん、彼女の存在は常にストーリーの軸になってくれます。
優しく穏やかで、芯の強いお姉さん役が多いです。彼女の存在に安心を感じます。
そして、自分の衣装を用意するのも早いし、芝居中の小道具を用意してくれるのも早い!影になり日向になり尽くしてくれる彼女には頭が上がりません。

役作り

2018-10-10 08:01:41 | 日記
演劇に縁が無くとも、『役作り』という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。

文字通り、『役』を作るんです。

私の若い頃の話しですが…、

活け花の師匠、看護婦、巫女、料亭の女将、旅館の女将、敏腕プロデューサー、歌えない歌手、正義の見方の妻、裏社会を牛耳る女主人、女郎、腰元などなど…。ちょっと謎なディープな役どころが多いのは、三角マークの波がざば~んの会社にいたためです💦

役作りとは、いかにして「看護婦」に、「女将」に成りきるか…という研究です。
その役柄に成りきることで、
立ち居振舞い、ちょっとした行動に現れたり、背中にもにじみ出たり…するものです。

私が教わったH座のN先生は、とてもこだわる人でした。
呼吸ひとつにしても、気を使え❗と。

そこまでこだわらなくても…と思うことはありましたが、実際、現場ではこだわる人もいて…、
「背中がダメ❗」なんて言う演出もいました。

看護婦、巫女といった職業であれば、ある程度想像はつきますが、本当に困ったのは、「殺意を抱く女」です。
当たり前ですが、「殺意」を抱いたことがないので、殺意を抱く相手を見た時、表情やら仕草やらどうしたものか、全くわからないんです💦
た~くさん、ダメ出しされました💦

それから、「過去を持つ女」も厄介です。「過去」は時系列で表現されないので、「⚪⚪な過去」というイメージだけで、それを経験して来た女を作るワケです。
その⚪⚪だって、戦地で愛する人を見殺しにした…などと、とても容易に想像できるものではないのですから💦💦

ちなみに、、、
うちの場合、役作りに関して役者さんたちにやってもらうことのひとつに、『架空の履歴書』を作って貰います。

次は、『架空の履歴書』について語りたいと思います。

役者紹介。
Nさんについて。

この方、本当に芸達者で、私がお願いした事を断らない人なんです。
しかも、結構な無茶ぶりもある程度こなしてしまうので、すごい人です💦
お願いした私が申し訳なくなることもあります。
もちろん引き出しもたくさん持ってますが、自信無いときは、私と目が合います(笑)私が笑っているかどうか気になるのだそうです。




立ち稽古2回目。

2018-10-01 20:24:34 | 日記

立ち稽古としては、2回目。

まずは、舞台図面を書いて、仲間に見てもらいました。

今回は二つの案を考えて、『どっちがいい?』

みんなの動き易さも大切です。



そして、とりあえず、台本に沿って役者達に動いてもらいます。

それぞれの役者達の居場所や動きに違和感はないか…。←個々の役者の動きではなく、全体の流れですね。



衣装なんかも考え始めます。

見た目のイメージって大切ですよね~。

例えば、極端な事を言うと、時代劇の場合、着物を着て稽古するのと、ジャージなどの稽古着を着てるのとは、だいぶイメージが違いますし、役者自身も動きからして違いますしね。

行動や考えは身なりに出たりすると思うんです。
だから、几帳面な役柄の人は、キチンとしたスタイルで、だらしない役柄の人は、だらしない格好…をすると、なんとなく無意識に役に近づく行動をして来ます。

早い人は、早めに衣装を考えて身につけてくれています。




そして、ちょっとだけ遅れて、Uちゃん合流!

台本初見で素読みもせずにいきなり立ち稽古です。

Uちゃんがいない間、私が代役してたけど、やっぱり、上手い!



今回、初めて参加のSくん、Iさん。

ふたりは、予想以上に存在感があって、とても楽しみです✨



役者を紹介します。

まずは、Iさん。
とにかく芝居は安心して任せられます。それどころか、さらに面白くしてくれます。
引き出しが多いというか、懐が深い。
私はこの人を初めて見た日を今でも覚えていますが…、衝撃的でした。
こんなおもろい人いるんだ…というのが本音です。
作品を書く時のイメージを頭の中で想像する時も、Iさんは舞台からはみ出して行きそうな人です。

役者さんは、もったいぶって、一人ずつ紹介します。
紹介順番には意味が無いです。思い付いた人を紹介しますね。

次は、役つくり…などについて語りたいと思います✨