物件 5

2021-10-31 08:11:49 | 日記
家鳴りが建材の軋みであることを確かめるために、一週間銭湯に通ってみた。

…途中、雨が降りませんように!と祈りながら。

一週間後、家鳴りは。。。

治まらなかった。

…家鳴りの原因は、何だろう…。




ある日の夜、好きなTV番組を見ていた。

歌番組だ。

食事中でも、ついつい、好きな歌手の歌を鼻歌交じりに見てしまう。

さてと、食事も済んだし、食器を片付けようかな…。

鼻歌交じりに食器を台所に運ぼうとしたとき、♪ふん ふん …♪

ふん…。

ん?

何か変だ…。

耳をすます…。

TVの歌番組の司会者の話し声しか聞こえない…。

気のせいか…。

…というか、自分の耳が、一体何に反応したのかさえもわからない。

気にせず、また、鼻歌を歌う。

♪ふん ふん ふん♪

ふん…。

ん?やっぱりおかしい…。

まるでエコーがかかっているみたいだ…。



物件 4

2021-10-30 09:03:00 | 日記
家鳴りは、常に同じ場所から聞こえる。

お風呂の方だ。

知り合いの大工さんに家鳴りの仕組みを聞いてみた。

<家鳴りの原因、木造住宅の場合>
湿度や気温の変化で木材が乾燥していた木材が湿気を含んで膨らんだり、水分が抜けて縮んだりする際に出る音。

…と聞いて、そうか!湿気が原因なんだ!と、思った枝美ちゃんは、

夏の暑い日々のある時期、お風呂を使わない!…という実験をしてみた。

とにかく、暑い日々が続いていれば、建材は暑さで乾燥している。

そして、お風呂を使わなければ、湿気を帯びることも無い…そうすれば、水分が抜けて縮んだりする際に出る音が無くなる❗と考えて、自宅のお風呂を使わないために、一週間ほど近くの銭湯に通った。



物件 3

2021-10-29 10:40:28 | 日記
住んで2カ月くらいすると、家鳴りかはじまった。

どんどん音が高くなる家鳴り。…だそうで。

ある時、枝美ちゃんが1週間ほど、家を空けた時があった。

しかも、そのタイミングで、実家から弟が出てきて、枝美ちゃんの家に泊まったとか。

なんと、弟が居る時には、家鳴りは全く鳴らない。

「弟さん、鈍感だったんじゃない?」

…と、聞いたら、そんなはずはない…と。

弟さんは、怖がりだし、念のために家鳴りの話しもしておいたそうな…。

「何もなかったよ…。」…とのこと。

…とすると、家鳴りは、枝美ちゃんが居る時だけ?

案の定、弟さんが帰って、枝美ちゃんが一人になったら、家鳴りがはじまった。

彼女は、「気にしてもしょうかないし!」…と、明るい。

ある時、枝美ちゃんは、ふと気づいた。

「パキッ…パチッ」は、同じ場所で鳴っている。

…なんなんだろう…。

あまり気にしない枝美ちゃんも、気になり出した。





物件 2

2021-10-28 09:32:05 | 日記
「絶対何かあるよね💦」

…という、家主の枝美ちゃんの予言(?)が当たったのは、住んで2カ月目くらいでした。

まずは、家鳴りです。

パチッ…パキッ…。

この謎音は2カ月目に初お目見えしてからは、3日と空けずに鳴っていたそうです。

家鳴りとは、昼間と夜の温度差によって家の建材などが鳴り出すことがあるようですよね。

ただ、この家鳴り…、ただ者ではないようで、日々鳴る音が高くなって、どんどん回数も増えていったとか…。



物件

2021-10-26 09:22:46 | 日記
事故物件の話し繋がりで、事故物件系(?)に住んでいた、昔の友人の話しを聞いてください。

事故物件系のアパートに住む友人とは、女の子です。

彼女、枝美ちゃん(仮名)、当日20才のかわいい女の子。


どうして事故物件"系"と言うかというと、本当に事故物件だったかどうか不明だったんです。

現在の不動産屋さんは、事故物件であることを告知しなければならないみたいですが、その昔は、特に告知の必要は無かったようです。

…なのに、なぜ、事故物件じゃないか…と思ったのか…?というと、異常に安かったからです。

枝美ちゃんが住む家は、1LDK。

あ、1LDKと言うより、6畳一間の築20年レベルのアパートです。

ご近所の家賃相場は、当時でも4万円くらいだっと思います。駅近で、スーパーもすぐ近所にありました。

…なのに、枝美ちゃんのアパートの家賃は2000円。

安すぎますよね💦
「絶対、何かあるよね💦」と、言ってました。