どちらともなく悲鳴を上げて、私達は洋館を飛び出した。
どこをどう走ったのか、私は佳代ちゃんに着いていくのか精一杯だった。
「もう大丈夫…!」
しばらくすると、佳代ちゃんが石垣に座った。
「ここって、よく通る場所だ…。なんであの家に気づかなかったんだろう…。」
確かに洋館そのものの出で立ちは、田舎の町には似合わず、目立つ。
「たくさん走ったから、あの家から、ずいぶん離れたと思うよ。ここからはあの家、見えないし…」
確かに、振り返ると洋館の姿は見えない。
「ううん…、あの家から出てすぐに、もう見覚えのある景色だったの…。知ってる場所のハズなんだけど…。」
プチ探偵団隊長の佳代ちゃんは、顎に手を当てて考え込んだ。
「…だけど、怖かったね…💦あの音、何だろう?」
「音?」
「聞こえてなかった?『ゴソッ』って」
「聞こえてない」
「じゃ佳代ちゃんは、なんで逃げてきたの?」
「誰かが私の背中に触ったから」
「え?触った?私、触ってないよ」
「うん。わかってる。だから逃げたの」
私は言葉が出ないほど鳥肌がたった。
私達は、洋館に入ったことを後悔した。
どこをどう走ったのか、私は佳代ちゃんに着いていくのか精一杯だった。
「もう大丈夫…!」
しばらくすると、佳代ちゃんが石垣に座った。
「ここって、よく通る場所だ…。なんであの家に気づかなかったんだろう…。」
確かに洋館そのものの出で立ちは、田舎の町には似合わず、目立つ。
「たくさん走ったから、あの家から、ずいぶん離れたと思うよ。ここからはあの家、見えないし…」
確かに、振り返ると洋館の姿は見えない。
「ううん…、あの家から出てすぐに、もう見覚えのある景色だったの…。知ってる場所のハズなんだけど…。」
プチ探偵団隊長の佳代ちゃんは、顎に手を当てて考え込んだ。
「…だけど、怖かったね…💦あの音、何だろう?」
「音?」
「聞こえてなかった?『ゴソッ』って」
「聞こえてない」
「じゃ佳代ちゃんは、なんで逃げてきたの?」
「誰かが私の背中に触ったから」
「え?触った?私、触ってないよ」
「うん。わかってる。だから逃げたの」
私は言葉が出ないほど鳥肌がたった。
私達は、洋館に入ったことを後悔した。
つづく。。。