ラルくん 44

2022-01-31 07:50:41 | 日記
<二人のエチュード>

ある、喫茶店。
仲が良さそうに顔を近付けて楽しそうに話をする二人。

男 でさぁ~、そのヤツが肩を叩いた女性が人違いだったんだよ~!

女 (笑う)間違えたの~?(さらに、爆笑)

男 だからね、ちゃんと顔を見た方がいいよ!って、写真渡したんだ。

女 そうなんだ~(笑う)

男 参ったよ。可愛い女の子なんだよ。髪も真っ黒ストレート。なのに、ヤツが間違えたのは、パーマヘアーのオバサンだったんだ。

女 え?なんで貴方が写真を持ってるの?

男 え?それは、その…。あ、そうそう、友達に預かったんだ。

女 嘘…ついてるわね。あなたは嘘をつくと鼻が膨らむの。

男 (慌てて鼻を隠す)…そ、そんなことないよ。

女 …あなたの元カノ、真っ黒ストレートで、可愛い人なのよね。あなたの部屋にあった写真で見つけた。

男 …。

女 元カノを、友達に紹介したの?

~~~~~~~省略。




ラルくん 43

2022-01-29 09:13:51 | 日記
今思えば、少しエグいやり方かも知れないけど、もしも、もしも、M子が件のストーカーなら、尚エグい💦

何とか解決…もしくは、改心(?)を促すべく、作戦が考えられた。

今度のエチュードは、とにかく次回公演のためのオーディション的なものと銘打っての事だが、理解ある指導者も、「都合がいい!」と、承諾を得た。

そして、またしても、仕掛けは『くじ引き』。

何度もわかりやすい仕掛けをして、勝利を得てきたM子だか、今度は仕掛けが出来ない。

しかも、くじ引きを制作するのは、ラルくん…ということになった。

もちろん、作るのはラルくんではなく、仲間たちだが…。

この方法でなぜM子がストーカーかどうかが分かるのか…は、後程。

まずは、私が二人エチュードの台本を書くとこになった。

まぁ、このエチュードが、ちゃんとオーディションになればいいのだけど…、おそらく先輩たちの着眼点は、そこじゃないことは確かだ…💦



ラルくん 42

2022-01-28 10:01:35 | 日記
ある実験…仕掛けとは、こうだ。

近く公演がある。

そこで、それを見越しての(オーディションを兼ねて)のエチュードがある…。

そして、そのエチュードのメインキャストはラルくん。

そのラルくんと二人劇のエチュードである…と。

今回の配役もくじ引きを考えているが、ラルくんがそのくじ引きを作る。

そのくじ引きに、少し細工をする予定だ。


この件は、指導者にも相談してみた。

指導者は、内容を把握し、仲間たちの不信感の払拭のためになるなら…と、協力してくれた。





ラルくん 41

2022-01-27 10:01:27 | 日記
「思いきって、M子に聞いてみよう!」

「だけど、事が事だけに、ストーカーとして疑われている…なんて知ったら、ショックでここへ来れなくなるよ。」

「…しかも、大好きなラルくんに…だものね…。ショック過ぎるよ…」

「あのさ、次回公演が近いじゃない?」

「うん。」

「例えば…だけど…。」

悪巧み…とでも言うのか、もしくは、仲間としてM子を疑いたくない…という、ギリギリの抵抗なのか、とりあえず"ある作戦"を提案した。

この作戦は、もしも、もしも、M子がストーカーであるならば、実現していまう事…。

本来なら嫌な方法ではあるが、このままM子を疑ったままでは、自分たちも苦しい。

しかも、M子でなければ、すぐに警察に行こう!となった。