あの頃(悪役)2

2020-05-31 04:38:15 | 日記
ちなみに、『女王の教室』のエンディングで天海祐希さんが軽快に踊るシーンは、内容のイメージとはかけ離れていて不自然さを感じた…という視聴者も多かった…と聞きますが、あれは、冷酷なイメージの先生を演じる天海さんのイメージを『役』であることを視聴者に理解してもらうための演出だったとか…。

そこまでしないと、視聴者のみなさんは混同してしまう…ということらしいですね。

だけど、そこまで役柄がその人の印象を強めるなんて、役者みょうりに尽きる…と言いたいところですが…。

前置きが長くなりましたが、あの頃(現場)で出てきた、素朴なMちゃんの話しです。(厳格なおばあちゃんに育てられ、究極に素朴な人です)

彼女は、『お◯ん』に出演してから、ぼちぼちといろいろなドラマなどに出演するようになりました。

もともとMちゃんは女優を目指していたワケじゃないんです。

おとなし過ぎる性格を心配したお母さんが、性格改善のために入所させた…という感じでした。(有名になった女優さんが『女優になったきっかけ』でよく聞く話しですね)

泣き叫ぶ…なんて事も出来ずに落ち込んでいたMちゃんなのに、あるドラマで、意地悪な役回りを演じることになりました。

ドロドロのいじめ役では無いのですが、彼女にしてみたら、かなり『ひどい人』と言ってました。(すみません、私、それを観てないんです。なので、どのくらいひどい人だったのかも知らないんです)

当然、今回も彼女の迷走がはじまるかな?…と思いきや、わりと淡々と受け止め、着々とこなしていた様子でした…。







あの頃(悪役)

2020-05-30 06:01:14 | 日記
先日、あるリアリティー番組で、若い女性が命を絶った…というニュースが世間をざわつかせました。
番組内で彼女は、ちょっとしたトラブルから『きつい性格』という印象を与えてしまっていたようですが、世間の人たち(視聴者)がそれをそのまま受け止めてSNSで彼女を叩いた…という事なのかな…?と思うのですが、このような構図は昔からありました。

ある記事を引用させて貰うと、『赤いシリーズ』の百恵ちゃんをいじめる役の秋野暢子さんがご近所に買い物に行くと「あなたのような性格の悪い子に売るものは無い!」と販売拒否された…とか、スチュワーデス物語では、片平なぎささんが、東京ラブストーリーでは煮え切らない役柄から有森也実さんが、世間から言われなき叩きを受けていらっしゃったらしいです。

私が子供だった頃、『細腕繁盛記』というドラマがありまして、新珠三千代さん演じる加代さんを、富士眞奈美さん演じる義理の妹の正子がめちゃくちゃいじめる…という展開がとても印象的でした。
「犬に食わせる飯ゃ~あっても、お前に食わせる飯ゃ~、にゃ~だよ❗」
インパクトの強いセリフは、いまだに覚えています。
子供心に、正子が嫌いでした。
当時、今ほど多種多様な番組が多かったワケでは無いですし、番組じたい高視聴率だったようなので、富士眞奈美さんは、本当にご苦労なさったのでは無いかと思います。(『細腕繁盛記』は、あまりにも古くて、知る人はいないでしょうね💦)

つづく。。。

あの頃

2020-05-29 07:56:06 | 日記
あの頃…が、長くなりましたね。

思い出すと、昨日のことのように、たくさん思い出します。

嫌なこともありましたが、面白いことの方が多かったと思います。

じっくり思い出してみると、

…あれって、こんな意味だったのかな?

なんて、記憶の訂正が出来たりします。

まだまだ、記録としてここに書いてみたいことはありますが、
うまく文章になるかどうか…。


あの頃(苦悩)11

2020-05-28 07:56:22 | 日記
まさか、あの日、◯◯さんに呼び出された?

もう、別れよう‼

…と、言いかけたが、最後にもうひとつ…と、彼に賭けてみようと思った。

幸か不幸か、こんなタイミングで自分の誕生日が近づいていた。

「今度の日曜、私の誕生日なの。会える?」

Kは、少しの沈黙の後、

「うん。それじゃ、迎えにいくよ」

「それじゃ、待ってるね」


そして、日曜日、彼は来ませんでした。

Aが言うには、Kを待っていた時の気持ちがエチュードの時の『待ち人を待ってる』感情とリンクした…というのです。

そう思って、あの時のエチュードを思い出すと、『待ち人が来なかった』というAの演技が、とても切なく思いました。

彼女なりに、苦悩を抱え頑張っているんだなぁ…と思ったものです。

あの頃(苦悩)10

2020-05-27 10:31:41 | 日記
謎のイケメンKに振り回されているA。

彼女も、それはわかっていた。

だけど、日頃孤独と背中合わせだったAにとって、Kの存在は、優しく手を差しのべてくれた大切な存在。 

大切なオーディションの日に体調を崩して困っていた時、Kは迷わず「送ってくよ!」と。

…ところが、時間になってもKはやって来ない…。

このままだと、オーディションに遅れてしまう💦

Aは、やむを得ず、自力でオーディションに向かった。

結果、オーディション会場にギリギリに到着したせいもあって、気持ちの余裕も持てずに、バタバタと過ごしてしまった。

結果は失格。

そんないきさつも加わって、Kに対する信頼を著しく失った。

「もう、別れよう!」

…そう、決心しながらも、まだ気持ちは揺れていた。

そんな時、同じ事務所の知り合いから◯◯さんとKの噂を聞く。

頻繁に会ってるらしい…と。

まさか、あの日、オーディションの日、◯◯さんと会ったりしていないよね!

一瞬脳裏を横切ったが、否定した。

せめて、あの日は、他の理由で来れなかった…と信じたかった。

「昨日、結局、自分で行ったよ!」

嫌味を込めて電話をした。

なのに、Kは、来れなかったいいわけもしない。

「まさか、◯◯さんに呼び出された?」

冗談混じりに言ってみた。

それに対しての否定どころか、電話の向こうで黙ってしまった。

…やっぱり、そうか…。

おそらく◯◯さんに呼び出されたんだろう。

もう、これで、おしまい❗

…と、言いかけたが、最後にもうひとつ…と、彼に賭けてみようと思った。