若妻印

いぶし銀の若妻のおいしい日常
食べることしか考えてません。

20世紀最後のエキストラ

2007年03月13日 19時24分49秒 | 冒険してみたい
若妻のシマ、みなとみらいで撮影があるというので、参加しましたよ。
今年初めてのエキストラは、初めての刑事物。
主演がトヨエツというから嬉しいね。


現場はここ、撮影のメッカ。
時は2000年12月31日、20世紀最後の瞬間だね。
250人の大エキストラが演じるは、カウントダウンイベントに駆けつけた人々。
明るいうちに場当たりとリハーサルをし


病院のように早い時間に晩御飯。
ビル風で吹き飛ばされそうになりながら、ハンバーグ弁当をいただく。


日暮れを待って撮影開始。
こんなお祭りグッズ(発光体)を渡されて


こんな感じで新年を待つ。
エキストラが演じるのは
・会場へと歩き
・カウントダウン
・新年の花火(があるつもり)に歓声
ひたすらこの繰り返し。
この最中に俳優さんのドラマが織り込まれるわけだね。

いきなり出たぁっ!トヨエツだ。
やっぱり大きい。
どんな群集の中でも、頭一つ抜き出ている。
日本一手の美しい男優の手だ!
生声だ!
煙草の匂いだ!
間近で見た、というかもろ隣で、後ろで演じちゃったよ、突き飛ばされちゃったよ、らっきー!


このオブジェも重要なアイテム。

撮影はてっぺん越えて、深夜に及ぶ。
...寒い
冷たいビル風の中、冷え切った石畳の上に立ちっぱなし。
冬のコートにばっちりブーツも、もはや何の戦力にもならず。
ただ一つ与えられた使い捨てカイロも天寿を全うされた。
肩がこる→関節が動かなくなる→胃が痛む→歯根が痛む→頭骸骨がきしむ
もう脚が踏み出せないし、腕も上がらない、首が回らない。
...こうして人って凍死して行くんだろうなぁ
と、何回も思った頃撮影が終わった。
みなとみらいの灯りもとっくに消えている。
 

夜食は手作りのミネストローネとフレンチトースト。
しみわたるぜ!
食べたら、脚が動くようになった。
食べ物ってすごいなぁ。

お疲れ様でした!
ありがとうございました!

瀧本智行監督
「犯人に告ぐ」
秋にWOWOW放送だそうな。