探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

臭い水路の魚類探索

2021年10月26日 | 自然探索記~採集記(道央)


とある水路
ここに生息している魚類を調べてみた。
ドブというわけではないが、臭い。


見た目は浅そうだが、実はたっぷり泥が堆積しておりかなり深い。
両岸は急な斜面になっており、油断すると滑って水路におちてしまうため長靴ではなくウェーダー着用。

網(釣り用のタモ網)でガサ採集開始。
モツゴとスジエビがたくさん網に入る。(モツゴは国内移入種・・・とされている)
ドジョウやコイの稚魚もちょくちょく入る。(ドジョウもコイも国内移入種・・・とされている)
たまに越冬体制に入ったツチガエル(国内移入種・・・とされている)も確認できた。


トミヨ(旧イバラトミヨ)
在来種で個体数も多い。モツゴの次に多い。
この写真のような背鰭棘がエゾトミヨくらいに短い個体がちらほらいて紛らわしかった。


エゾトミヨ
在来種で個体数は少く稀だった。5年前はもう少し確認できたんだけど・・・。
トミヨと特徴が異なるので区別できそうなんだけど曖昧な個体がいたりする。


タイリクバラタナゴ稚魚
これは外来種。野外で初めて見た。
ドブガイがいるからこれに産卵しているのだろうか?


カムルチー(雷魚)稚魚
これも外来種で初めて見た。こんな小さな水路に生息しているんだ。どこに親がいるのか?


稚魚でも口が大きい。かなり獰猛らしい。
引きが強そうなので釣ってみたい。

<まとめ>
モツゴ(国内移入種)・・・かなり多い
トミヨ(在来種)・・・・・多い
ドジョウ(国内移入種)・・普通
コイ(国内移入種)・・・・普通
エゾトミヨ(在来種)・・・少ない
タイリクバラタナゴ(外来種)・・・稀
カムルチー(外来種)・・・稀
エゾホトケ(在来種)・・・なし(5年前は生息確認)

外来種や国内移入種ばっかり・・・
アライグマ(外来種)の足跡もあったし、ツチガエル(国内移入種・・・とされている)もいた。
アズマヒキガエル(国内移入種)も5年前に見かけた。どうなってんだここの水路!?
これでミシシッピアカミミガメ(外来種)が確認できたら完璧な移入種の楽園だ。

さてウェーダーしっかり洗わないと。


【希少種】ミヤマヨモギハムシ探索 Chrysolina porosirensis

2021年10月07日 | 自然探索記~採集記(道央)


【希少種】ミヤマヨモギハムシ探索 Chrysolina porosirensis
この子を昼間に探すのってちょっとリスキーです。
自宅から遠すぎるので、見つからなかった時のガソリン代を心配しながら探すことになります。
他になにか興味深いものがあれば目的変更できるんですけどね。


【希少種】ウメヤルリミズギワゴミムシ探索 Bembidion umeyai

2021年09月23日 | 自然探索記~採集記(道央)


【希少種】ウメヤルリミズギワゴミムシ探索 Bembidion umeyai
希少種だからって美しいとは限りません。美しくても陳腐な種もあったり、とことん地味だったり。
そんな希少種をどんどん投稿しております。

で、2回目ワクチン接種の結果
1回目同様に腕が痛くなり、しかも夜になって熱が出た。最高39℃。
解熱剤を服用したが翌日まで熱は続き、今に至る。今は37度台・・・。明日(厳密には今日)は出勤する予定。
接種してもしなくても大きなリスクがありますね。
政府はワクチン接種を勧めているが、正直これには今のところ正解がない気がする。
だから強制せずに自己判断。
まぁ若い方が副反応出やすいというので、会社では自慢しようっと。(ポジティブ)


迫りくる秋

2021年09月21日 | 自然探索記~採集記(道央)


先日、太平洋の海岸沿いを探索してきました。
途中マルハナバチ探索で停車した高台からの眺めが、なんかいい景色だったので撮影。

海も川も釣り人だらけ。
ちなみにわたしも帰路の途中で釣れそうな渓流を見つけちょっと釣りをしたが、1回のアタリもなく、すぐに根がかりして早々に退散。


じわじわ秋が山から下りてくる。
日勝峠では、木々が色づいき始めてきた。
これから冬までが早いんだよね。誰か少しでも留めておいてください。まだやり残したことがあるんです!


今回もエゾシカの飛び出し数回あり。
タヌキのロードキル2回遭遇。

本日、2回目のワクチン接種。
1回目は副反応で腕が痛くて肩以上に上がらなくなったが、2回目はどうなるか?


日本から海外進出を目指すハチ

2021年08月11日 | 自然探索記~採集記(道央)


旭川市近郊の山地でマルハナバチの撮影していたら、大きな見たことのないハチがウロウロ訪花していた。
25mmほど。
どうやらオオハキリバチの雌のようだ。
初見のような気がするが、日本各地に分布し、特に珍しいというわけでもない。
しかもアメリカやヨーロッパに移入し、外来種として活躍中らしい。
巣には葉片を使用せず松脂を使うという。ハキリバチなのに。