探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

妖怪ウオッチング

2020年03月17日 | 自然探索記~採集記(道北)


いい天気。青空が眩しい。雪からの照り返しはもっと眩しい。
太陽が出ていると暑いくらいだが、少しでも雲に隠れると急に寒くなる。

今年は雪が少ないので、雪はねの苦労や通勤に影響がなかった。積雪はこれくらいがちょうどいい。
いつもはミドリシジミ類の卵を探すときも積雪のおかげで簡単に枝に手が届いたものだが、今年は無理。
とはいえ最近老眼進行が著しいので、枝を見たところでピントが合わないからどうでもいいです。

この後、雪解けが進んでいくが、エゾサンやエゾアカの産卵が早まるとは限らない。早まっても1週間くらいだろう。
彼らも気まぐれな天候に翻弄されないように考えているんだと思う。


川岸付近を徘徊するクロカワゲラの一種
ここでは長翅種と短翅種の2種が存在するが、無翅種がいないのでちょっと寂しい。
(なぜ石狩低地帯以東には分布してないんだろうか?)
この子らの進む方向は一定かと思ったが、観察してみると上流側に向かうもの、下流側に向かうもの、川から離れていくものとバラバラだった。
上の写真は交差するふたり。お互い無関心。
長翅種は普通に飛べそうだが飛翔シーンは見たことがない。上から落としてもそのまま落下する。
飛べないのか、飛ぶ気がないのか?
短翅種は無理っぽそう。


しばらく探索していると「妖怪ゆきみだいふく」が現れた。
スライム系の魔物で冬によく見かける。木の上から落下して直撃することもあるので要注意だ。


おお!これは幸せを運ぶという「ケサランパサラン」じゃないですか!
黒色型もいるんだね。
・・・正体は犬かミンクの毛だろう。こんなの見ても幸せになんかならないよ。