探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

忘却の地でのガサ

2022年10月29日 | 自然探索記~採集記(道央)


今回は新たな湿地でガサ
10年以上前に見つけていた場所で、晩夏にマダラヤンマなどたくさんのトンボが飛んでいた水辺だったが、その時大量でしつこい蚊の襲撃を受けた経験から探索候補から長らく抹消していた。
ふと最近思い出し、この時期なら蚊もいないし安心してガサできるので生物調査してみた。
本命はアオヤンマのヤゴなど珍トンボヤゴ(マダラヤンマはこの時期ヤゴはいない)

※ 場所の詳細すっかり忘れており、Googleマップの上空写真から場所を探し特定するまで時間が掛かった


水位は低く、深い場所でも膝くらいだがウェーダーは必須
葦の脇を狙うが、入るのはヨツボシトンボ、シオカラトンボ、ギンヤンマのヤゴばかり
そこでエゾシカの通り道で水路のようになっている場所(矢印奥)を狙っていくとルリボシ系のヤゴがちらほら入るようになる


アオヤンマのヤゴ
他のヤンマのヤゴと比べて頭部が逆台形をしているのが特徴
狙い通り見つける事ができた
ギンヤンマのヤゴは比較的開けた場所に多く、アオヤンマは葦など水生植物が密生した場所に多い、ルリボシ系はその中間ってところか。


捕まえると体を反る(コシボソヤンマのヤゴほどしっかり反らない)
生活環境から何かに掴まっていないと不安なタイプらしく、一度掴まると強くしがみついてなかなか離れない。


なんとナマズが入った!
北海道産ナマズは初見
最初、ウシガエルのオタマかと思ったら髭があって驚いた
国内移入種らしいがアイヌ語名あるんだよなぁ・・・


1回の掬いで4匹入るほど個体数は多い
どの個体も10cmほどの幼魚だった
隣に川があるので釣りしたら成魚が釣れるのかな?


ぷっくりお腹のキンブナ

確認した魚類は・・・
 ナマズ(多い)
 タイリクバラタナゴ(普通)
 モツゴ(多い)←飼育している水生生物の餌としてたくさん捕獲
 ハゼの一種(普通)
 エゾウグイ(少ない)
 ドジョウの一種(多い)
 キンブナ(稀)
 コイ(稀)
 トミヨ(少ない)
ほぼ半分が(国内)外来種・・・

最近のガサはあまり良い成果が続かなかったので、今回久々に楽しめて満足いくガサになった。



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