探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

外来種の有効利用

2021年11月09日 | 自然探索記~採集記(道北)


特定外来生物で悪名高きウチダザリガニをある目的で採集。
晩秋の低水温にも関わらず、川底の石の下には大小様々のウチダザリガニを20個体ほど確認できた。
活性の高い夏場ならもっと簡単にたくさんの個体を得られるであろう。
それ以上にフクドジョウとヘビトンボの幼虫が網に入った。


目的の一つがウチダザリガニに付着しているザリガニミミズの調査(写真は今回ウチダザリガニから得たザリガニミミズの一種)
特定外来生物であるウチダザリガニは「外来生物法により生きた状態での移動は禁止」されているため、調査作業の大半を現地で行わなくてはいけない。
現地で付着した半透明で2mmほどのヒルミミズを見つけ出し分離、見失わないように注意して生きたまま持ち帰る。
野外でこの細かな作業は、時間も限られ集中できないため実に効率が悪い。


用済みのウチダザリガニの処遇について。
採集した個体全てその場で処理し、腹部の殻を剥いで肉(むき身)を取り出す。
そのむき身は、釣りの餌として利用できるのか検証。(結果はYouTube動画配信予定)
2cmほどの小ザリガニは〆て、そのまま釣り餌に利用してみる。
単に駆除するのではなく有効利用することで、駆除に自分が納得のいく意味を持たせる。


処理後の生むき身(大きさは直径1cmほど)
ハサミを忘れてしまい、なかなか上手く殻が剝がれてくれなかった。
もう少し大きなサイズを多く採集できたら、調理して自分が美味しく召し上がる(探索飯)予定だったが、これは来年の目標にしよう。

外来種の駆除に対し、自分は中立の立場。難しい問題なので慎重になっているのが本当のところ。
ただ一方的なエゴで駆除または保護を他人から強要されると、わたしは拒否反応で、それとは反対の方向へ行動するだろうね。



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