ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

どっぷり志ん朝

2007年10月16日 | Weblog
午後、「男の隠れ家」編集部で色校チェック。初めてお仕事させていただいた雑誌で、いきなり落語の特集に参加させていただくことが出来たということに何かしらの縁を感じる。
帰宅後はi-Podのデータ整理をしながら志ん朝にどっぷり浸る。「粗忽の使者」の志ん朝と談春の演じかたの違いを再確認したかっただけだたのに、続けざまに8席。耳心地がいいものだからついつい聞いてしまう。今回、志ん朝で初めて聞いた噺が「今戸の狐」。符牒についてのマクラがとても興味深かった。もともと商人の世界で始まった符牒。落語会の符牒としては扇子=風、手ぬぐい=マンダラ、羽織=ダルマから一般化したセコい、ジャリ、など。そして映画の符牒(物を)どかす=わらう、雪洲する=つぎ足す(高くする)から賭場の符牒ボンクラ、ヤバいなどなど。それぞれの符牒に気の利いた話が添えられている。
夜は五代目柳家小さんの落語全集をひたすらi-Pod用に入力。あっという間に真夜中過ぎ。