幼少期、夢中になって見ていた特撮番組に「人造人間キカイダー」及び「キカイダー01」が在る。悪の組織「ダーク」によって囚われの身となった光明寺博士(伊豆肇氏)が、自らの意思で善悪を判断出来る「良心回路」を備えた人造人間(ロボット)を密かに開発し、その人造人間・キカイダー(人間体のジロー役を演じていたのは伴大介氏)がダークと闘って行くというストーリー。但し、この良心回路が不完全な状態だった為、ダークの支配者のプロフェッサー・ギル(安藤三男氏)の吹く”悪魔笛”の音によって、キカイダーは悪と正義の間で懊悩するというのがキーポイントだった。この「人造人間キカイダー」及び「キカイダー01」が異国の地・ハワイで未だに大人気で、6年前に再放送された際には毎回70%前後という驚異的な視聴率を叩き出したという話は聞き及んでいたが、ツバサ様の記事によると「ハワイでは4月12日を『キカイダーDAY』に制定している。」というのは知らなかった。アメリカの幾つかの州で「ドクター中松DAY」が制定されているという中松義郎大先生顔負けの凄さ。
そして、ツバサ様の記事にSOU様が書き込みをされていたのだが、その内容が個人的には「成る程。」と思わされるものだった。ハワイの人達がキカイダー(乃至はキカイダー01)をこれ程迄に支持する理由が、「ハワイの人達にとってキカイダーは、或る意味自分達と似ていると感じているそうです。”アメリカ人としてのハワイ人”と”原住民としてのハワイ人”というアイデンティティーの間で揺れ動く自分達の姿を、”善と悪”及び”機械(ロボット)と人間”という間で懊悩するキカイダーの姿に重ね合わせ、其処に共感を覚えているとか。」*1と新聞で紹介されていたそうだ。たかが特撮、されど特撮。なかなか奥が深い。
特撮番組と言えば、「ウルトラセブン」でアンヌ隊員役を演じていたひし美ゆり子さんのブログ「あれから40年・・アンヌのひとりごと」に「百年の孤独を飲みながら・・ホントのひとりごと・・」という記事がアップされていた。6月10日で「3度目の成人式」、つまり還暦を迎えられるというひし美さん。「あの美しいアンヌ隊員が、還暦を迎えられるのか・・・。」と思うと感慨一入なのだが、そんな彼女が「核医学検査」というのを受け、その結果が出たという。検査前に在った狭心症の疑いも晴れ、体内に在った結石も無事除去されたそうだ。これは嬉しいニュース!
「この歳になると、あちこち身体にガタが来る。」としながら、「取り敢えず、92歳で元気元気な母に迷惑が掛からない済んで良かったよ。洒落にならないよねぇ、高齢の母に介護して貰ったモンにゃ・・。それだけが一番気懸かりだったの、一応親不孝しないで済んだよ。ホッ。やはり順番を守らないとねっ。」と記されていた。この気持ち、痛い程判る。
自分が学生だった時、父は病でこの世を去った。余りにも若過ぎる死に、父方の祖母(つまり父の母。)が「親よりも早く死ぬなんて・・・これ以上の親不孝は無い。」と泣き崩れていた姿を覚えている。本当にその通りだと思う。病気等、本人の意思ではどうにもならない要素で天に召された場合は未だしも、自殺の様に「生きられるにも拘らず、自ら命を絶つ。」という形で親よりも先にこの世を去るという事を自分はどうしても許せないし、「自殺も個人の権利だ。」なんてしたり顔で主張する人に全く共感を覚える事も無い。
先日、首吊り自殺した松岡利勝農林水産大臣。その報を聞いた彼の義母(86歳)は「何で死んだのか・・・。」とポツリと漏らし、その後は口も開かず、コタツに入ってじっと座っている状態が続いていたという。説明責任を果たさず、自らの命を絶った”政治家としての松岡氏”に対して同情の思いが湧かないというのは変わり無いが、残された家族達の事を思うと正直心が痛む。この老母の遣り切れなさは如何程の物か・・・。
「松岡大臣の自殺」という記事に対し、パピプペヨンジュン様が「松岡大臣は生きようと思えば生きられた訳で、残された御母さんの事も考えてやれなかったのかと思うと、故人に対して酷ですが、親不孝者だったと思います。」*1というコメントを寄せて下さった。全く同感で在る。
*1 書き込みを抜粋した為、そのままだと内容が伝わり難い可能性も在り、文意を変えない範囲で一部文章を変えさせて戴いた。
そして、ツバサ様の記事にSOU様が書き込みをされていたのだが、その内容が個人的には「成る程。」と思わされるものだった。ハワイの人達がキカイダー(乃至はキカイダー01)をこれ程迄に支持する理由が、「ハワイの人達にとってキカイダーは、或る意味自分達と似ていると感じているそうです。”アメリカ人としてのハワイ人”と”原住民としてのハワイ人”というアイデンティティーの間で揺れ動く自分達の姿を、”善と悪”及び”機械(ロボット)と人間”という間で懊悩するキカイダーの姿に重ね合わせ、其処に共感を覚えているとか。」*1と新聞で紹介されていたそうだ。たかが特撮、されど特撮。なかなか奥が深い。
特撮番組と言えば、「ウルトラセブン」でアンヌ隊員役を演じていたひし美ゆり子さんのブログ「あれから40年・・アンヌのひとりごと」に「百年の孤独を飲みながら・・ホントのひとりごと・・」という記事がアップされていた。6月10日で「3度目の成人式」、つまり還暦を迎えられるというひし美さん。「あの美しいアンヌ隊員が、還暦を迎えられるのか・・・。」と思うと感慨一入なのだが、そんな彼女が「核医学検査」というのを受け、その結果が出たという。検査前に在った狭心症の疑いも晴れ、体内に在った結石も無事除去されたそうだ。これは嬉しいニュース!
「この歳になると、あちこち身体にガタが来る。」としながら、「取り敢えず、92歳で元気元気な母に迷惑が掛からない済んで良かったよ。洒落にならないよねぇ、高齢の母に介護して貰ったモンにゃ・・。それだけが一番気懸かりだったの、一応親不孝しないで済んだよ。ホッ。やはり順番を守らないとねっ。」と記されていた。この気持ち、痛い程判る。
自分が学生だった時、父は病でこの世を去った。余りにも若過ぎる死に、父方の祖母(つまり父の母。)が「親よりも早く死ぬなんて・・・これ以上の親不孝は無い。」と泣き崩れていた姿を覚えている。本当にその通りだと思う。病気等、本人の意思ではどうにもならない要素で天に召された場合は未だしも、自殺の様に「生きられるにも拘らず、自ら命を絶つ。」という形で親よりも先にこの世を去るという事を自分はどうしても許せないし、「自殺も個人の権利だ。」なんてしたり顔で主張する人に全く共感を覚える事も無い。
先日、首吊り自殺した松岡利勝農林水産大臣。その報を聞いた彼の義母(86歳)は「何で死んだのか・・・。」とポツリと漏らし、その後は口も開かず、コタツに入ってじっと座っている状態が続いていたという。説明責任を果たさず、自らの命を絶った”政治家としての松岡氏”に対して同情の思いが湧かないというのは変わり無いが、残された家族達の事を思うと正直心が痛む。この老母の遣り切れなさは如何程の物か・・・。
「松岡大臣の自殺」という記事に対し、パピプペヨンジュン様が「松岡大臣は生きようと思えば生きられた訳で、残された御母さんの事も考えてやれなかったのかと思うと、故人に対して酷ですが、親不孝者だったと思います。」*1というコメントを寄せて下さった。全く同感で在る。
*1 書き込みを抜粋した為、そのままだと内容が伝わり難い可能性も在り、文意を変えない範囲で一部文章を変えさせて戴いた。
全く知りませんでした。具合を悪くされていたのですね。
親より先立つって本当に親不孝ですよね。
私も子供に恵まれて思うことですが、命にかかわる病気や怪我等をしたときには
「自分の命とひきかえでもいいから助けて欲しい」って思うでしょう。
いや、思います。親が子の葬式をあげるくらいなら死んだほうがマシかもしれないなんて私は思います。
私もしっかりしなければいけないなあ~・・・。
自殺についてはgiants-55様と同じ考えを持っています。
自殺する度胸があれば、命を捨てずになんとか頑張れると思うんですけどね。
自分がそこまで追い詰められたことがないのでしょうかね?
でもどんなことがあっても自らの手で命を絶つなんて私は考えられないです。
ジェネレーションキカイダー
http://www.generationkikaida.com/
しかしハワイアンの方々のアイデンティティーに訴えるものがあるとは意外でした。。。
ジローのギターは弦を張ってないのになんでポロロンと鳴るんだろうと小学生の頃に不思議に思っておりました。。。
キカイダー~キカイダー01~ハカイダー<光明寺博士の頭脳~ハカイダー軍団、ワルダーは犬が嫌いでござる。。。ビジンダーレザーの志保美悦子。。。
嗚呼、何もかも懐かしい。。。
そういえば、ペプシのキャップをあれほど集めたもののどこへいったしまったのだろう・・・
キャラクター・デザインという意味では、永井豪氏と石ノ森章太郎氏は抜きん出ていたと思います。左右非対称なデザインは得てして見る者に不安を与えるものですが、敢えてそれを取り入れた事で見ていた我々に強いインパクトとプラスαな感情を惹起させたのではないでしょうか。
日本の漫画やアニメからインスパイアーされた海外の作り手って結構多いでしょうね。日本の漫画やアニメは世界に誇れる文化だと思うし、その体系的な保管を国としてきちんとやっても良いのではないでしょうか。