“自分が選んだ映画に関するランキング”として、過去に「見ずに死ねるか!」、「断トツで好きなミュージカル映画」、「SF映画ベスト10」、「洋画主題歌ベスト15」、そして「角川映画(角川春樹氏時代)ベスト10」という記事を書いて来た。詳細は其れ其れの記事に書いたが、一番好きなミュージカル映画は「サウンド・オブ・ミュージック」、一番好きなSF映画は「猿の惑星シリーズ」、そして映画全体で一番好きなのは「風と共に去りぬ」。2018年4月6日時点での「“インフレーション調整”した場合の“アメリカ内での”歴代興行収入ランキング」では、「サウンド・オブ・ミュージック」が3位、「風と共に去りぬ」は1位となっている。
1965年に初公開された「サウンド・オブ・ミュージック」は、トラップ大佐一家と其の子供達の家庭教師・マリアの姿を描いた作品。作品のモデルとなったトラップ一家の子供達は7人で、全て物故者。最後に亡くなったのは次女のマリア・フランツィスカ・フォン・トラップさんで、享年99。「モデルとなった兄弟全員が亡くなったのか・・・。」と、当時感慨深い思いになったもの。
女優のオリヴィア・デ・ハヴィランドさんが7月26日、104歳で亡くなられた。“ハリウッド映画黄金期”を支えた俳優の1人で、数多くの作品に出演して来たが、個人的には1939年に初公開された「風と共に去りぬ」で、メラニー・ハミルトン役を演じた彼女の姿が印象深い。
初公開から81年となった「風と共に去りぬ」だが、彼女の死によって、“メインで出演していた俳優”は全員物故者となったと思う。「“ハリウッド黄金期を支えた大物俳優”の最後の1人が亡くなった。」とアメリカでは報じられており、「“最後の1人”が逝く。」という感じだ。
********************************************************
「『風と共に去りぬ』に出演した主な俳優」
ヴィヴィアン・リーさん(スカーレット・オハラ役):1967年7月8日逝去、享年53。
クラーク・ゲーブル氏(レット・バトラー役):1960年11月16日逝去、享年59。
レスリー・ハワード氏(アシュレー・ウィルクス役):1943年6月1日逝去、享年50。
オリヴィア・デ・ハヴィランドさん(メラニー・ハミルトン役):2020年7月26日逝去、享年104。
トーマス・ミッチェル氏(ジェラルド・オハラ役):1962年12月17日逝去、享年70。
ハティ・マクダニエルさん(マミー役):1952年10月26日逝去、享年59。
イヴリン・キースさん(スエレン・オハラ役):2008年7月4日逝去、享年91。
ジョージ・リーヴス氏(スチュアート役):1959年6月16日逝去、享年45。
アリシア・レットさん(インディア・ウィルクス役):2014年1月3日逝去、享年98。
ワード・ボンド氏(トム役):1960年11月5日逝去、享年57。
********************************************************
上記した10人、亡くなった年齢の平均は「68.6歳」だが、若くして亡くなった人と超長寿だった人とにハッキリ分かれている。主役のヴィヴィアン・リーさんとクラーク・ゲーブル氏なんぞは、共に50代で亡くなっているのだから、余りにも若い。