近年は物足りないシーズンが続いていたタイガースだが、「今季の順位予想で、同チームをリーグ優勝と予想した。」通りの強さを、今季は見せ付けている。一方、すっきりしないチーム状態なのが我がジャイアンツ。そんな両チームが対戦する“伝統の一戦”は、昨夜の試合で通算2千試合目となった。
「今季のタイガースは、本当に強いなあ。」と改めて感じさせる試合展開だったが、何とか彼んとかジャイアンツが“区切りの試合”に勝利。通算2千試合目を終え、通算成績はジャイアンツの「1,094勝835敗71引き分け(通算勝率:0.567)」という事に。
初めて行われた“伝統の一戦”は、1936年7月15日だと言う。其れから「30,985日」が経過。自分がリアル・タイムで見て来た“伝統の一戦”も、結構な試合数となる。リアル・タイムでは見ていない物も含めて、印象深いベスト3を挙げると、次の通り。
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[印象深い“伝統の一戦”ベスト3]
1位:「バックスクリーン3連発」(1985年4月17日)
2位:「初の天覧試合」(1959年6月25日)
3位:「江川卓投手のプロ初登板」(1979年6月2日) / 「新庄剛志選手の敬遠球をサヨナラ安打」(1999年6月12日)
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14年前、ジャイアンツが通算5千勝を達成した際に書いた記事「勝ちを積み重ねて5千勝 Part1&Part2」の中で、「自分がリアル・タイムで見て来たジャイアンツ戦の中で、印象に強く残っているベスト10。」を挙げた。其の10試合、対戦相手で言えば「ライオンズ:3試合、ドラゴンズ:3試合、スワローズ:2試合、タイガース:1試合、カープ:1試合」となっている。タイガースの1試合は「バックスクリーン3連発」で、意外にも“伝統の一戦”からは、他に選んでいない。
通算勝率ではジャイアンツがタイガースを大きく上回っているけれど、今回ベスト3に選んだ試合(4試合)、ジャイアンツが勝利したのは「初の天覧試合」の1試合だけ。
松井秀喜氏が印象深い“伝統の一戦”として「2002年9月24日」の試合を挙げていたが、此の試合は自分も良く覚えている。「試合は暴投でジャイアンツがサヨナラ負けするも、マジック・ナンバー対象チームのスワローズが其の前に負けていたので、ジャイアンツのリーグ優勝が決定。サヨナラ勝ちしたタイガース・ファンが勝利の“六甲颪”を歌い上げる中、ジャイアンツの胴上げが行われた。」という、非常に複雑な思いで優勝を見届けた一戦だったから。そんな感じで、ジャイアンツ・ファンの自分としては、“伝統の一戦”に苦い思い出が結構在ったりする。