新しい年を迎えて“1月”も経っていないけれど、既に色々在った。
詳しくは書けないが、届いた年賀状の1枚に書かれていた内容は、「コロナ禍が与える経済的ダメージって、自分が思っていた以上に深刻なんだなあ。」と改めて思わされる物だった。何とか良い方向に向かってくれれば良いのだが・・・。
自宅の車庫から車を出そうとした際、車の下から“何か”が奥の方に向かって行った。「猫?」と思って目を凝らすと、其れは狸だった。小型犬程の大きさの狸が、車庫の奥で蹲り、じっと此方を見ている。近場で狸を見掛ける事が無かった訳では無いけれど、まさか自宅の車庫に狸が紛れ込んで来るとは・・・本当に驚いた。
6年前、自宅の庭からのっそのっそと白鼻芯が歩いて、道路に出て行くのを目にした事が在る。其の際、ネットで調べてみると「白鼻芯は『鳥獣保護管理法』により、許可の無い捕獲が禁止されていて、無許可で捕獲すると、法律違反となり、罰則や罰金措置の対象になる恐れが在る。」という事だった。今回、改めて狸に付いて調べてみると、白鼻芯同様の扱いで、許可の無い捕獲は禁止されている。
念の為、然る可き組織に電話して確認すると、怪我や衰弱の有無を確認された。怪我や衰弱はしていなかった様なので、其の旨を伝えると、「そうで在れば、其の儘放置するか、不都合で在れば、追い出して下さい。」との事。じっと此方を見詰めている目がとても愛くるしく、大人しそうだったので悩みに悩んだが、病気や衛生面、又、誤って轢いてしまう危険性等を考え合わせた結果、可哀想だが車庫から追い出す事に。怖がらせない様に、竹箒で威嚇すると、ゆっくりと外に出て行った。左の後ろ足を少し引き摺っていて、一気に罪悪感が。
そして、其れから2日後、スーパーの駐車場からバックで車を出そうしたした所、前方を良く確認しなかった事から、フロント部分を柱にぶつけてしまった。8年前、駐車場に停めていた車を当て逃げされ、約10万円の修理代を自腹で払わなければならなくなった事が在ったけれど、今回は100%自分の責任だから仕方無い。人や他の車を巻き込まなかったのが、不幸中の幸い。
大きく凹んだフロント部の修理は既に済ませたが、修理代に矢張り10万円近く掛かってしまい、「年明け早々、運が悪いなあ。」と落ち込んでしまった。と同時に、「狸を追い出した事で、罰が当たったのかなあ・・・。」という思いも。