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ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

もっと多いかと

2016年10月02日 | 時事ネタ関連

入試では比較的割を食っ世代だけれど、就職の時は悪い状況では無かった。こんな自分でも、結構な内定を貰えたのだから。なので、自分より下の世代の就職状況に触れると、「気の毒だなあ。」と何度か感じた事が在る。自分なんぞ足元にも及ばない程優秀な人材でも、中々内定が貰えなかったり、又、「こんな凄い資格を持っているのに、何でみたいな会社に入って来たの。もっと良い会社に入れたんじゃないのかなあ。」と思った事も。

 

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終身雇用『希望』は6割 でも『可能』は3割止まり」(10月1日、朝日新聞

 

1つの企業で長く勤めたいと望む労働者が、約6割に上る事が、厚生労働省が30日発表した2016年版「労働経済の分析」(労働経済白書)で判った。安倍政権は転職のし易い社会への転換を目指しているが、働き手の多くは終身雇用を望んでいる様だ。

 

白書は、独立行政法人労働政策研究・研修機構」が今年1~2月に労働者7,777人を対象に実施した調査を紹介。其れによると、「出来るだけ1つの企業で、長く勤める事が望ましい。」、「何方かと言えば、望ましい。」と考える人は併せて60.7%で、「企業に捉われず、流動的に働ける事が望ましい。」、「何方かと言えば、望ましい。」の計16.6%を上回った。

 

一方で、「1つの企業で一生働き続ける事は、可能だと思う。」、「何方かと言えば、そう思う。」人は計35.8%に留まり、「倒産解雇は、何時起こってもおかしくないと思う。」、「何方かと言えば、そう思う。」人も38.8%た。希望と現実のギャップを感じている人が、多い事が窺える。

 

「自分の能力や経験が転職の際に、何の程度評価されるか?」との問いに、「大いに評価される。」、「或る程度評価される。」と答えた人は計42.7%居たが、「全く評価されない。」、「余り評価されない。」と答えた人も計37.4%に上った。転職に自信が持てない人も、少なくない様だ。

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自分なんかよりも遥かに大変な思いをして就職したで在ろうから、若い人達を中心に“終身雇用”を望む割合は、もっと多いと思っていた。約6割というのは意外だが、望まない人の中には自分に強い自信を持ち、「どんな環境でも頑張れる。」という者も多いのだろうか?其れなら其れで悪い事では無いけれど、「何も望めない。」という諦観溢れているのだとしたら、寂しい事だ。


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2 コメント

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Unknown (悠々遊)
2016-10-02 21:09:04
望んだ企業や職種に就けたらもちろん、そこまではいかなくても、ここでなら自分の能力を生かせそうと思えれば、終身雇用が理想だけれど、不本意な就職や望まない職種へ配属されたと感じるなら、転職しやすい環境も必要でしょうね。
「石の上にも3年」の努力と辛抱は必要だと思いますが、昔のように「石にかじりついてでも」の辛抱はもう時代に合わないのかもしれません。
卒業から就職の時点で、自分の適性をはっきり自覚できている人は幸せですが、ほとんどの人は実社会に出て試行錯誤していくうちに、自分のやりたいことに気が付いていくのではないかと、私はそう思っています。
器用ではないけれどどんな仕事もそこそここなし、重宝がられてはいたけれど、自分ではこれがしたかった仕事だろうか、との疑問を持ち続け、結構転職を繰り返してきました。
30も半ばを過ぎてようやく、これが天職かも、と思える仕事に就いて定年過ぎまで勤めることができました。
会社の内情も、仕事の実態も、実際働いてみないとわからない部分はありますね。
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>悠々遊様 (giants-55)
2016-10-04 01:37:09
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

「会社の内情も、仕事の実態も、実際働いてみないと判らない部分は在る。」、此れは其の通りですね。就職活動時、或る程度調べはするものの、実際入社してみたら、良くも悪くも見えなかった物が見えて来たというのは、自分も在りました。其の結果として、「此処で、社会人生活を終えて良いのだろうか?」と思い悩み、自分も転職しましたし。

唯、自分の場合は記事でも書きました様に、就職活動は比較的上手くいった口で、労働環境も今より全然良かったという事も在り、転職に踏み切れたというのが在るのですが、今の可愛そうになってしまう程の労働環境を思うと、「終身雇用制を高く評価する人間が、もっと多いのではないかなあ。」と思った次第です。

とは言え、何れだけ労働環境が悪かろうと、我慢し様にも仕切れない状況に在れば、転職したいというのは凄く理解出来る。楽しいだけの仕事を求めるのは非現実的だけれど、逆に苦しい事しか無い仕事を続けろというのも酷だから。
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