ジェレミー・パウエル投手の二重契約問題に“居座り殿下”こと根來泰周コミッショナー代行が首を突っ込み出した時点でまともな裁定が下されるとは思っていなかったが、一昨日発表された内容はこれ以上無い愚劣な物だった。
今月4日にパ・リーグの小池唯夫会長がバファローズとホークスに対して「両チームとパウエル投手との契約は共に有効だが、ホークスの契約を優先とする。」という“強い勧告”を出した上、ペナルティーとして「パウエル投手の6月22日迄の支配下選手登録を認めず、6月23日以降はホークスの申請を受け付ける。」と約3ヶ月の“出場停止処分”を下していた。
しかし、“居座り殿下”の裁決は「両チームからの支配下登録申請は不承認とし、改めてパウエル投手と契約合意したチームからの再申請を認める。」というもの。「両チームと選手の問題点を追及するつもりは無い。両方の申請を差し戻すとした方が収まりが良い。」というのがその理由らしい。パウエル投手がバファローズとの契約を拒み、ホークスとの契約を望んでいる以上、実質的にホークス入りが決まったと言っても良い。そして驚く事に約3ヶ月の出場停止処分は雲散霧消した様だ。
球界の秩序を乱す事柄に対して、最も問題と思われるパウエル投手へのペナルティーが全く無し。そしてバファローズには泣いて貰い、ホークスの思い通りに事を進ませるという事か。嘗ての「空白の一日事件」の裁定も酷かったが、江川卓投手が公式戦開幕から約2ヶ月間出場自粛させられた分、未だましだったという気がする。敬愛する王貞治監督が率いているチームなれど、今回のホークスに全面配慮された裁定はどうしても容認し難いし、“居座り殿下”にはとっとと辞めて貰いたい。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ang.gif)
閑話休題
昨日の東京新聞(朝刊)に「政権揺さぶる『農地革命』」という記事が載っていた。農地の集団所有制は社会主義国家の根幹と言えるが、中国では昨年12月以降、農民による「土地所有宣言」が相次いでいる。開発によって私腹を肥やす役人が、農民から土地を奪って追い詰めた結果だとか。宣言したのは黒龍江省富錦市、陝西省の三門峡ダム建設地域、江蘇省宜興市、天津市武清区等の農民等で、何れも昨年12月にインターネット上で宣言を発表した。
黒龍江省では計10万ヘクタールの農地が国家建設等の名目で強制収用されたが、「支払われた補償金が不当に安い。」として4万人の農民が土地所有を宣言。村長を罷免し、土地を農民に平等に分配すると発表した。同時に「中国農村は未だ集団経営には適していない。」として、憲法が定める農地の集団所有制を放棄するとした。
又、天津市武清区の農村では「ダム建設」という名目で補償金も無いままに農地を強制収用されたが、その後になって当局が此処に別荘やリゾート施設の建設を計画している事が判明。8千人の農民が「土地所有権」を宣言し、数百人の農民達が工事を阻止する為に3ヶ月以上座り込み&監視を続けているとか。氷点下10度を下回る荒野にで在る。
当局は少なくとも黒龍江省で2人、陝西省で3人の農民指導者を拘束し、国家政権転覆罪の適用もちらつかせている様だが、「略奪され、抑圧されるのはもう沢山。」と叫ぶ農民達は増えるばかり。民主派勢力のバックアップも在り、中国共産党にとって政権基盤を揺るがしかねない重大な事態を迎えている。
国営新華社によると、中国で新たに造成される建設用地の95%は農地の転用で、その過半数が開発業者と結託した役人等によって不法に占用された物とか。「失地農民」は全国で5千万人近くに上り、毎年200万~300万人のペースで増加しているとも。「土地を失った為に2人の子供は学校へ通えなかった。毎日漬物だけを食べ、生きるのがやっとの暮らしをして来た。農民から土地を奪って。どう生活しろというんだ!」という声が紹介されているが、全く酷い話だ。
社会主義の掲げる「公正な社会」という概念自体は否定しないが、大問題なのはそれを運用する人間に邪な思いを持った者が少なくないという事。邪な人間達が上層部に君臨し、奇麗事を掲げて遣りたい放題する事程、国民にとって悲惨な物は無い。
今月4日にパ・リーグの小池唯夫会長がバファローズとホークスに対して「両チームとパウエル投手との契約は共に有効だが、ホークスの契約を優先とする。」という“強い勧告”を出した上、ペナルティーとして「パウエル投手の6月22日迄の支配下選手登録を認めず、6月23日以降はホークスの申請を受け付ける。」と約3ヶ月の“出場停止処分”を下していた。
しかし、“居座り殿下”の裁決は「両チームからの支配下登録申請は不承認とし、改めてパウエル投手と契約合意したチームからの再申請を認める。」というもの。「両チームと選手の問題点を追及するつもりは無い。両方の申請を差し戻すとした方が収まりが良い。」というのがその理由らしい。パウエル投手がバファローズとの契約を拒み、ホークスとの契約を望んでいる以上、実質的にホークス入りが決まったと言っても良い。そして驚く事に約3ヶ月の出場停止処分は雲散霧消した様だ。
球界の秩序を乱す事柄に対して、最も問題と思われるパウエル投手へのペナルティーが全く無し。そしてバファローズには泣いて貰い、ホークスの思い通りに事を進ませるという事か。嘗ての「空白の一日事件」の裁定も酷かったが、江川卓投手が公式戦開幕から約2ヶ月間出場自粛させられた分、未だましだったという気がする。敬愛する王貞治監督が率いているチームなれど、今回のホークスに全面配慮された裁定はどうしても容認し難いし、“居座り殿下”にはとっとと辞めて貰いたい。
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閑話休題
昨日の東京新聞(朝刊)に「政権揺さぶる『農地革命』」という記事が載っていた。農地の集団所有制は社会主義国家の根幹と言えるが、中国では昨年12月以降、農民による「土地所有宣言」が相次いでいる。開発によって私腹を肥やす役人が、農民から土地を奪って追い詰めた結果だとか。宣言したのは黒龍江省富錦市、陝西省の三門峡ダム建設地域、江蘇省宜興市、天津市武清区等の農民等で、何れも昨年12月にインターネット上で宣言を発表した。
黒龍江省では計10万ヘクタールの農地が国家建設等の名目で強制収用されたが、「支払われた補償金が不当に安い。」として4万人の農民が土地所有を宣言。村長を罷免し、土地を農民に平等に分配すると発表した。同時に「中国農村は未だ集団経営には適していない。」として、憲法が定める農地の集団所有制を放棄するとした。
又、天津市武清区の農村では「ダム建設」という名目で補償金も無いままに農地を強制収用されたが、その後になって当局が此処に別荘やリゾート施設の建設を計画している事が判明。8千人の農民が「土地所有権」を宣言し、数百人の農民達が工事を阻止する為に3ヶ月以上座り込み&監視を続けているとか。氷点下10度を下回る荒野にで在る。
当局は少なくとも黒龍江省で2人、陝西省で3人の農民指導者を拘束し、国家政権転覆罪の適用もちらつかせている様だが、「略奪され、抑圧されるのはもう沢山。」と叫ぶ農民達は増えるばかり。民主派勢力のバックアップも在り、中国共産党にとって政権基盤を揺るがしかねない重大な事態を迎えている。
国営新華社によると、中国で新たに造成される建設用地の95%は農地の転用で、その過半数が開発業者と結託した役人等によって不法に占用された物とか。「失地農民」は全国で5千万人近くに上り、毎年200万~300万人のペースで増加しているとも。「土地を失った為に2人の子供は学校へ通えなかった。毎日漬物だけを食べ、生きるのがやっとの暮らしをして来た。農民から土地を奪って。どう生活しろというんだ!」という声が紹介されているが、全く酷い話だ。
社会主義の掲げる「公正な社会」という概念自体は否定しないが、大問題なのはそれを運用する人間に邪な思いを持った者が少なくないという事。邪な人間達が上層部に君臨し、奇麗事を掲げて遣りたい放題する事程、国民にとって悲惨な物は無い。
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過去のソ連の崩壊、現在の中国をみても判るように(それ以前に判りますが)共産社会主義ってのは人間の性善説に基づくのが大前提だと。ところが現実はギッチョンチョン。彼らが言うところの理想の国作りと己の本音は全く乖離しているのが、見ていてある意味滑稽になってきてますね。
パウエル問題、再度契約し直し?そりゃソフトバンクと契約になりますねwソフトバンクなんか先発たくさんいるのに・・・オリックス中村勝広本部長の心中をお察しします。
最近、会社の同僚が中国に行ってきたらしく。話を聞かせてもらったのだが、河川の水の色が濃いレンガ色をしておかしいとの事。それより小川の水が流れておらず、匂いが強烈に臭いらしいです。「農地改革」もいいですが、先ず河川汚染をどうにかしないといけないのでは。日本も水俣病など公害に悩まされた時もありました。中国も今、そういう時代なのかもしれませんね。
どこの国も労働環境は権力あるものが理不尽な給与をもらい、弱者は泣くしかないのでしょうか?(悲)
高き理想を掲げるのは良い事なのですが、その実現となるとなかなか上手く行かないもの。仰る様に性善説に基づいて理想は構築されている訳で、その大前提が崩れてしまうと却ってその理想が厄介な存在になってしまうというのが多々見受けられます。余り疑心暗鬼いなってしまうのも何ですが、今の御時世では或る程度性悪説に基づいて思考しないと、酷い目に遭ってしまいますからねえ。
個人的に不思議でならないのが、「世間からは『役立たず。』や『無能。』と散々非難されているのにも拘わらず、何故に根來氏はコミッショナー代行職を退かないのだろうか?」という事。「一旦引き受けた職務だから、最後迄全うしたい。」というので在れば、コミッショナー“代行”等という妙な肩書きでは無く、コミッショナーとして在り続ければ良いと思うし、こうなると「某日銀総裁の様にどれだけ非難され様が、居座り続ける事でより多くの退職金を貰いたい。」という思惑が在るのかなあ?」と穿った見方すらしてしまいます。
空白の一日事件と同様、球界に悪しき前例を残してしまいましたね。そして自分も、“哀しき中間管理職”の中村本部長には心より同情してしまいます。
以前当ブログに書き込んで下さった方から、中国の環境汚染に付いての記事(http://blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/archives/50010839.html)を紹介して貰いました。「これってモノクロ写真に、CGか何かで後から色付けしたんじゃないの?」と思ってしまう程の河川の毒々しい色彩に唖然。以前目にした新聞記事では「中国では近年、奇形児の出産が増加している。」と記されていましたし、「自国民の健康管理をきちんと守れない国って哀しいなあ。」と思ってしまいますね。まあこれはiorin様も書かれている様に、我が国が嘗て通って来た道でも在るのですが・・・。
そうなんですか?
パウエルの約3ヶ月の出場停止処分はなくなったんですか?
そうなるとオリックスは、ゴネ損ですね。
まぁ~停止処分が実施されたとしても、オリックスの戦力にはなんのプラスにはならない(もちろんホークスがマイナスになれば相対的にプラスという見方もできますが)のですから、どういう結果になったとしても同情してしまいますけどね。
もちろんオリックスも、報道を見る限るでは様々な「失敗」があるようですね。
契約とは、日本においては「守る」べきもの。
という認識がありますが、
欧米においては、契約に書かれている事項以外は責務を負わない、つまり何をしたって良いという認識である。
と聞いたことがあります。
僕が以前聞いた話は本当かどうか分かりませんが、欧米との契約は慎重さとスピードが必要なのだと考えさせられました。
中国についてですが、様々な悪い話を、オリンピック直前に聞くようになりましたね。
なんでも、年間40万人の人々が環境汚染によって死亡しているということを聞いたことがあります。
真偽のほどはわかりませんが、中国ならあり得るかもしれないと思ってしまうほど、いまの中国は信用のない国になっているようなきがしますね。
北京や上海の裕福な家庭では、日本から輸入された高級食材をバンバン買い漁っているとか。先日のニュース番組では、彼の国から来日した旅行客がブランド品を山の様に購入している姿が映し出されていました。その一方で、原始時代かと見紛う様な生活を送っている中国人も居る。マヌケ様が書かれている様に、どちらも現代中国の現実なんですよね。
あれだけ広大な国土を持つ国ですから、そもそも全土が同じ状況というのは無理な話で、地域によって人々の風貌や文化、言語等は大きく異なっている。やがてはソ連の様に、幾つかの独立国家に分かれて行く事になるのではないでしょうか。
そういや1980年代にサッカーの試合を国立競技場で行った際、当時の日本は現在のようにサッカー場の芝は常緑のものではなく、一般の公園に生えているような芝(日本の芝は冬には緑にならない、ということだったような)だったので緑の塗料を塗ったという話があります。
また買い物に関しても同様(これは現在でも)
…しかし。
正直あちらの国のわけわからなさ、しょうもなさは日本人の来た道のそれを遥かに上回っているような。
正直地続きでなかったことだけが幸せです。正直言うともっと遠くにあればいいと思います。
陸続きのベトナム人の中国嫌いは相当で『フランスやアメリカと戦争をして沢山の人が死にました でも一番ひどい戦争は中国とで、4000年前からです』
と言うそうです。
幼少時にSpa supernova様が目にされた光景は、正に自分が幼少時に目にしていた物とオーバーラップしています。
怪しげな食品というのは我が国でも昔結構在りましたが「砂糖を煮詰めてクエン酸を加え、偽蜂蜜を製造。」、「廃油に化学薬品を加えて偽食用油を製造。」、「髪の毛を使って偽醤油を製造。」等々と、天地が引っくり返らない限り日本人では思い付かない様な発想ですよね。