楽天がTBSの発行済み株式の15.46%を取得して筆頭株主となり、TBSに対して共同持ち株会社の設立による経営統合を申し入れたというニュース。*1正当な手段に則って進めた話で在る以上、どうこう言うべきものではないのだろうが、Tシャツの兄ちゃんといい、小島一慶氏と欽ちゃんを合わせた様な顔した自称タイガース・ファンのおっちゃんといい、儲け話を嗅ぎ分ける嗅覚の鋭さには舌を巻いてしまう。ニッポン放送を巡る騒動と同じく、TBS側の企業防衛への認識の甘さが招いた事とはいえ、拝金主義も此処に極まれリといった潤いの無い社会にはどうにも付いていけない。経営統合が成立した暁には、田尾監督を1年で”使い捨てた”様に、番組の質よりもコスト&視聴率至上主義をより前面に打ち出す局になって行ってしまうのだろうか。放送文化とはそんな安っぽいものではない筈なのだが・・・。
嘗てのTBSは、民放の中で最も好きな局だった。「ドラマのTBS」と呼ばれていた様に、今でも記憶に深く刻まれている名作は枚挙に遑が無い程。「キイハンター」や「アイフル大作戦」、「バーディ大作戦」、そして「Gメン’75」と受け継がれて行った探偵&刑事物。「高原へいらっしゃい」や「岸辺のアルバム」、「父母の誤算」、「ふぞろいの林檎たち」、「3年B組金八先生」等の心が揺さぶられる作品。「寺内貫太郎一家」や「ムー一族」といったコメディー調のホームドラマも最高だった。
音楽では「ザ・ベストテン」、報道では硬派な内容の「JNN報道特集」(何と言っても、料冶直矢氏がキャスターを務めておられた頃が最も輝いていた。)、バラエティーでは「8時だヨ!全員集合」といった様に、実にバランスの取れた局だったと思っている。
近年のTBSには、民放の雄と称されていた頃の面影は残念ながらない。昨年の年間平均視聴率では、万年4位のテレビ朝日に追い付かれ、”振り返れば”テレビ東京という状況。ここ最近の自分のTV視聴動向を顧みても、TBSの番組は余り見ていない事に驚いてしまう。TBSに憧憬の念を持っていた者としては、実に寂しい話である。
そんな自分が、久方ぶりにTBSのドラマにはまりそうな予感。そもそもここ数年、「3年B組金八先生」を除いてまともに通しで見たドラマが無い人間(波紋を投じた「女王の教室」ですら全く見なかった有様。)が、はまりそうなのだから或る意味凄い事かもしれない(笑)。そのドラマは、昨日からスタートした「ブラザー☆ビート」。「家族の鼓動が聴こえるか?」という惹句が踊るこの作品のストーリーは・・・。
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春恵(田中美佐子)は15年前に夫(赤井英和)を亡くして以来、スーパーでパート勤めをして3人の息子を育てて来た。広告代理店に勤める硬派な長男・達也(玉山鉄二)、水泳のインストラクターをしている軟派な次男・陸(速水もこみち)、介護士の専門学校に通う純情な三男・純平(中尾明慶)。或る日、陸に乗せられて合コンに参加した達也は、前の恋人に似た理絵(岡本綾)と出会い、興味を持つ・・・。
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家事が大の苦手でオッチョコチョイな母親を中心に、恋愛や仕事に悩む三兄弟の青春模様と家族愛が絡み合って行く。好きな女優さんである田中美佐子さんの、久し振りの連続ドラマ出演という事で見たのだが、大好きだったドラマ「ひとつ屋根の下」を彷彿とさせる(同局のドラマ「セカンドチャンス」の続編を思わせる設定という事なのだが、生憎このドラマは見ていない。田中美佐子さんが出演しているのに、一体何故なんだろう?と思って考えた所、当時は海外へ長期出張していた時期と重なる事が判明。機会が在れば、是非見てみたいものだ。)ホンワカ感と泣かせる雰囲気が漂う内容。今が旬なイケメン衆を揃えたという事なのだが、こういった場合得てしてなりがちな役どころとのミスマッチさも、妙な気負いから来る空回りも無く、キャスティングの上手さが光る。又、春恵に密かに思いを寄せるスーパーの店長・野口秀貴を演ずる槍魔栗三助(やりまくりさんすけ)、否、生瀬勝久氏や達也に一目惚れをするスーパー主任・田村知里役の国仲涼子さん等、脇役(と言って良いものかどうか迷う所だが。)も良い塩梅。「ウルトラマンタロウ」のOP曲(「ウルトラマンタロウOP」をクリックの事。)を、何故か年齢的には知っているはずのない若き3兄弟が大声で歌いながら夜道を歩くシーンも、自分等おっさん世代の心を鷲掴みにする絶妙の演出(笑)。次回の展開が非常に気になるドラマで在る。*2
それにしても、田中美佐子さんのあの可愛さは驚異的だ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_suki.gif)
*1 ゴールデンイーグルスの親会社である楽天と、ベイスターズの親会社であるTBSが経営統合する事は、以前マルハからベイスターズの経営権を譲り受け様としたニッポン放送が、関連会社のフジテレビがスワローズの大株主で在る事から、野球協約の「1オーナーが2つ以上の球団保有をする事を禁じた。」部分に触れるとして御破算になった経緯を考えると、なかなか難しいのではなかろうか。そう思っていたら、あのナベツネがやはりその部分に噛み付いていた(笑)。
*2 最近気になると言えば、近日公開予定の映画「ビューティフルボーイ」のCMが何とも気になる。”化粧をしたムエタイ・ボクサー”と言われたパリンヤー女史のこれまでの人生を描いた作品なのだが、そのCMのナレーションをしているのがあのカルーセル麻紀さん。此処のTrailerでもそのCMを見られるのだが(テレビスポット15秒編が最高!)、その絶叫調のナレーションは、「何度『泣きました!』と叫べば気が済むんだ?」と突っ込みが入りそうなこの方を凌ぐ迫力かも(笑)。
嘗てのTBSは、民放の中で最も好きな局だった。「ドラマのTBS」と呼ばれていた様に、今でも記憶に深く刻まれている名作は枚挙に遑が無い程。「キイハンター」や「アイフル大作戦」、「バーディ大作戦」、そして「Gメン’75」と受け継がれて行った探偵&刑事物。「高原へいらっしゃい」や「岸辺のアルバム」、「父母の誤算」、「ふぞろいの林檎たち」、「3年B組金八先生」等の心が揺さぶられる作品。「寺内貫太郎一家」や「ムー一族」といったコメディー調のホームドラマも最高だった。
音楽では「ザ・ベストテン」、報道では硬派な内容の「JNN報道特集」(何と言っても、料冶直矢氏がキャスターを務めておられた頃が最も輝いていた。)、バラエティーでは「8時だヨ!全員集合」といった様に、実にバランスの取れた局だったと思っている。
近年のTBSには、民放の雄と称されていた頃の面影は残念ながらない。昨年の年間平均視聴率では、万年4位のテレビ朝日に追い付かれ、”振り返れば”テレビ東京という状況。ここ最近の自分のTV視聴動向を顧みても、TBSの番組は余り見ていない事に驚いてしまう。TBSに憧憬の念を持っていた者としては、実に寂しい話である。
そんな自分が、久方ぶりにTBSのドラマにはまりそうな予感。そもそもここ数年、「3年B組金八先生」を除いてまともに通しで見たドラマが無い人間(波紋を投じた「女王の教室」ですら全く見なかった有様。)が、はまりそうなのだから或る意味凄い事かもしれない(笑)。そのドラマは、昨日からスタートした「ブラザー☆ビート」。「家族の鼓動が聴こえるか?」という惹句が踊るこの作品のストーリーは・・・。
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春恵(田中美佐子)は15年前に夫(赤井英和)を亡くして以来、スーパーでパート勤めをして3人の息子を育てて来た。広告代理店に勤める硬派な長男・達也(玉山鉄二)、水泳のインストラクターをしている軟派な次男・陸(速水もこみち)、介護士の専門学校に通う純情な三男・純平(中尾明慶)。或る日、陸に乗せられて合コンに参加した達也は、前の恋人に似た理絵(岡本綾)と出会い、興味を持つ・・・。
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家事が大の苦手でオッチョコチョイな母親を中心に、恋愛や仕事に悩む三兄弟の青春模様と家族愛が絡み合って行く。好きな女優さんである田中美佐子さんの、久し振りの連続ドラマ出演という事で見たのだが、大好きだったドラマ「ひとつ屋根の下」を彷彿とさせる(同局のドラマ「セカンドチャンス」の続編を思わせる設定という事なのだが、生憎このドラマは見ていない。田中美佐子さんが出演しているのに、一体何故なんだろう?と思って考えた所、当時は海外へ長期出張していた時期と重なる事が判明。機会が在れば、是非見てみたいものだ。)ホンワカ感と泣かせる雰囲気が漂う内容。今が旬なイケメン衆を揃えたという事なのだが、こういった場合得てしてなりがちな役どころとのミスマッチさも、妙な気負いから来る空回りも無く、キャスティングの上手さが光る。又、春恵に密かに思いを寄せるスーパーの店長・野口秀貴を演ずる槍魔栗三助(やりまくりさんすけ)、否、生瀬勝久氏や達也に一目惚れをするスーパー主任・田村知里役の国仲涼子さん等、脇役(と言って良いものかどうか迷う所だが。)も良い塩梅。「ウルトラマンタロウ」のOP曲(「ウルトラマンタロウOP」をクリックの事。)を、何故か年齢的には知っているはずのない若き3兄弟が大声で歌いながら夜道を歩くシーンも、自分等おっさん世代の心を鷲掴みにする絶妙の演出(笑)。次回の展開が非常に気になるドラマで在る。*2
それにしても、田中美佐子さんのあの可愛さは驚異的だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_suki.gif)
*1 ゴールデンイーグルスの親会社である楽天と、ベイスターズの親会社であるTBSが経営統合する事は、以前マルハからベイスターズの経営権を譲り受け様としたニッポン放送が、関連会社のフジテレビがスワローズの大株主で在る事から、野球協約の「1オーナーが2つ以上の球団保有をする事を禁じた。」部分に触れるとして御破算になった経緯を考えると、なかなか難しいのではなかろうか。そう思っていたら、あのナベツネがやはりその部分に噛み付いていた(笑)。
*2 最近気になると言えば、近日公開予定の映画「ビューティフルボーイ」のCMが何とも気になる。”化粧をしたムエタイ・ボクサー”と言われたパリンヤー女史のこれまでの人生を描いた作品なのだが、そのCMのナレーションをしているのがあのカルーセル麻紀さん。此処のTrailerでもそのCMを見られるのだが(テレビスポット15秒編が最高!)、その絶叫調のナレーションは、「何度『泣きました!』と叫べば気が済むんだ?」と突っ込みが入りそうなこの方を凌ぐ迫力かも(笑)。
だから、3兄弟も借りて見ていた可能性大ですね!
同じ6チャンのタロウを歌うってのがなんか遊び心あっていいですね。
6チャンの朝、ウルトラマンシリーズの再放送を見たおかげで、私は朝に強くなり、めったなことでは遅刻しない人になれました。ありがとう!6チャン!!
6チャンの衰退、とてもザンネンです。