*********************************
スイス南部ティチーノ州当局は21日迄に、農作物を食い荒らす害虫として知られる、日本在来種の黄金虫「豆黄金」の侵入を初確認したと明らかにした。隣接するイタリア北部迄だった生息域が、地球温暖化の影響で北上したと見られる。
州当局は繁殖した場合、農業に大きな被害を与える恐れが在るとして、徹底的な駆除を行うと表明した。
ティチーノ州当局やスイス・メディアによると、6月21日にイタリア国境に接する同州スタビオで罠に掛かった成虫3匹を発見。其の後、更に11匹が見付かり、侵入は確実と判断した。
*********************************
外来種と言えば「海外からアジア圏に侵入して来る。」というイメージが強いけれど、7年前の記事で紹介した様に「葛」や、先日の記事で紹介した「和布」の様に、アジア圏から海外に侵入する場合も在る。そして、今回は日本在来種で在る豆小金が、海外で生息域を拡大していると言う。
交通網の拡大により、他国からの生物の侵入が容易となり、地球温暖化という自然環境の変化が、更なる後押しをしている。面倒な世の中になった物だ。