ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

映画製作に関わるのは、これが最後になるだろう

2009年11月19日 | 映画関連
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札幌市内のアパートで女性警官の変死体が発見された。間も無く被害者の元交際相手の巡査部長・津久井卓(宮迫博之氏)に容疑が掛けられ、更に異例の射殺命令迄も下される。嘗て津久井と同じ任務に当たった事の在る警部補・佐伯宏一(大森南朋氏)は、この一連の流れに違和感を持ち、女性刑事の小島百合(松雪泰子さん)、新人刑事・新宮昌樹(忍成修吾氏)等信頼出来る仲間と共に秘密裏に捜査を始める。やがて、彼等は北海道警察内部に隠された闇に踏み込んで行くのだったが・・・。
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1997年の映画「時をかける少女」以来、11年振り(撮影開始は昨年から。)に監督を務める事となった角川春樹氏。そのタイトルは「笑う警官」で、同名の原作は昨年の記事でも記した様に、総合評価「星4つ」を与えた程面白い内容だった。角川氏自身もこの作品への思い入れが深い様で、「観客動員が150万人を超えなかったら、自分は映画を辞める。」と東映側に約束したとか。

主演の大森南朋氏があの怪優・麿赤兒氏の子息というのは、今夏に見た映画「ハゲタカ」の記事を書いた際に初めて知ったが、相変わらず独特の雰囲気をもった役者だと思う。脇を固める俳優陣も悪くは無かったのだが・・・。

原作を読破しているだけに、その“改竄振り”が過ぎる。原作とは全く別物の作品と言っても良いだろう。百歩譲って原作を読んでいなかったとしても、“あの結末”には「何だかスッキリしない話だなあ。」と感じる人が多いのではないか。実際問題、未読の同伴者は「良く判らない結末だね。」と口にしていたし。

又、原作に於けるキャラクター設定も、映画では悪い方向に変えられていた部分が在ったと思う。「原作を100%忠実に映像化しなければいけない。」とは思わないし、「原作とは異なる映画内容の方が良かった。」というケースだって在るけれど、「この作品に関しては改善では無く、改悪だった。」と断言する。情緒的なシーンを無意味に入れ込む。」に代表される「如何にも角川作品」といった気障な演出も、この作品の駄目さ加減に拍車を掛けていた。

関係各所に映画チケットを無理矢理売り捌き、観客動員数を“底上げ”するならば別だろうが、そうで無かったらこの作品は大コケすると思う。自身がぶち上げた「観客動員数150万人」達成は困難に思われ、結果として角川氏が映画製作に関わるのはこれが最後になるのではないだろうか。それ程、残念な内容。

総合評価は星2.5個

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4 コメント

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おはようです。^±^ (てくっぺ)
2009-11-19 06:32:50
角川映画はこれで最後になるんですか。
いろいろと個性的な映画が多かったですよね。
映画界でも、時代が変わってしまったのでしょうか?x±x
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Unknown (マヌケ)
2009-11-21 19:00:49
角川というだけで見に行こうという気になりませんでした。 行かなくて正解。 同じように監督の思い入れが強くて、確かに美しい映像に違いないが、欠伸ばかり出て、早く終わらないかなと苦痛に感じたのが剱岳でした。 角川春樹にも、せっかくの原作をだいなしにしてまで、何らかのこだわりがあったのでしょうね。 映画は監督のものなので、俳優はそれに従うのだそうです。 気の毒・・・
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>マヌケ様 (giants-55)
2009-11-22 01:31:02
書き込み有難う御座いました。

具体的にどう言えば良いのか難しいのですが、“角川作品”って独特の雰囲気を有していますよね。角川春樹氏が“時代の寵児”だった時代、彼の持つ美学がその作品に色濃く反映されていて、時代の空気と合っていた部分も在った。或る意味“灰汁の強さ”が在るから作品内容に賛否は分かれる所だろうけれど、嘗ての角川作品には魅了される物が少なからず自分には在りました。しかし今は・・・。
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2009-12-19 16:14:35
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