ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

晩節を汚す”エビジョンイル”

2004年11月09日 | 時事ネタ関連
先週の土曜夜から、NHKがTV&ラジオを通じて「-NHK24時間キャンペーン- 被害者の声・いま私たちにできること」なる番組を放送していた。「過去最多の台風による災害と新潟県中越地震での被災地復興に向け、NHKが総力を挙げて取り組む24時間半に亘るキャンペーン番組。」というのが、この番組の趣旨なんだとか。この趣旨自体には、諸手を挙げて賛成だ。

しかし、疑問も在った。民放では、この手の”24時間番組”は多いが、NHKでは初めてだと思われる。記憶違いだったら申し訳無いが、「阪神淡路大震災」の時にはこの様な24時間番組を放送しなかったと思う。何で今回この時期に放送したんだろう?という思いが在った。

そして、昨日、こんな記事を目にして、その”裏”が読めた。

相次ぐNHKの不祥事の根底には、”エビジョンイル”こと海老沢会長が長期独裁政権を敷いている事で、組織が硬直化した風通しの悪い状態になっている事が挙げられる。エビジョンイルに阿る者達は重用され、異を唱えた者は干される組織では、腐敗し切るのも当然と言える。

呆れ果てた不祥事の連発に、視聴者の受信料不払い表明が相次いだ。この事態を重くみた「日本放送労働組合」は、「受信契約数減少による経営責任を問う。」として、「海老沢会長の辞任と経営陣刷新等を要求する方針」を固め、7日がその”決起集会”でもあった。

この決起集会開催が1ヶ月前に決まったいたのに対して、24時間番組の放送が決まったのは1週間前、それも、エビジョンイルの”鶴の一声”で決まったのだという。これは、どう考えても”決起集会潰し”としか思えない愚行である。

エビジョンイルの思惑通り、24時間番組には多くの社員が借り出され、この日の決起集会に参加出来た組合員は約50人に過ぎなかったという。取り敢えずは、まんまと策がはまったという所だろう。

しかし、この愚行は、チャウシェスク元大統領やマルコス元大統領等が政権末期に行なった悪足掻きにも等しいと思う。「天網恢恢疎にして漏らさず」の言葉通り、エビジョンイル体制の崩壊も間近いだろう。

エビジョンイル、晩節を汚したな。」という思いである。
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1 コメント

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sirousagi@excite.co.jp (しろうさぎ)
2004-11-13 21:37:10
TBありがとうございました。

エビジョンイルどうするつもりなんでしょう。
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