ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

石川&島根両県出身のXX、頑張れ! Part1

2011年01月23日 | TV番組関連
脚本家内館牧子さんが週刊朝日連載しているコラム暖簾ひじ鉄」。興味深い内容が多いので当ブログでも何度か紹介させて貰っているのだが、1月21日号の「平成も23年か・・・」は演歌に付いて触れておられた。内館さんは母校で在る武蔵野美術大学で、月に1回「シナリオ演習」の講義を持っておられ、映像学科の3年生と4年生が対象。で、或る日、演歌を題材に授業を行った所、或る事実に愕然とさせられた。「歌い継がれて行く日本の名曲」と思っていたメジャーな演歌を、学生の誰も知らなかったからだ。他の大学の学生や、友人&知人の子供にも同じ曲々に付いて聞いてみたが、矢張り知っている者はなかったと。彼女が知ってるかどうかを聞いた曲々は次の通りで、括弧内は其の曲が発表された年を指す。

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・ 「悲しい酒」(動画昭和41年)
・ 「よこはま・たそがれ」(動画-昭和46年)
・ 「昔の名前で出ています」(動画-昭和50年)
・ 「北の宿から」(動画-昭和50年)
・ 「津軽海峡・冬景色」(動画-昭和52年)
・ 「与作」(動画-昭和53年)
・ 「みだれ髪」(動画-昭和62年)
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演歌大好き人間の自分としては、此れ等の名曲が若い世代に広く知られていないとしたら非常に残念。内館さんは「むろん、若い世代であっても知っているばかりか歌える人だっているだろう。」と記しつつ、「だが、それはマジョリティではないのではないか。」とも。そして「私は愕然としたものの、考えてみれば、知らなくて当たり前である。その理由のひとつとしては、今が平成23年だということだ。(中略)つまり、(質問した曲々で)一番新しい曲でも24年前。学生たちは生まれていない。古い曲では45年もたっている。北島さんやひばりさんは、学生にとっては祖父母の年齢だろうし、五木さんやはるみさんより両親はずっと若いはずである。」と述べている。、学生達にとって父親世代よりも上の井上陽水氏や矢沢永吉氏の曲は知っているだろうし、父親世代の桑田佳祐氏の曲を普通に歌ったりしているのだから、「若い世代の『演歌離れ』も在るのだろう。」とも指摘。

そして内館さんが子供の頃には、自身の父母が若い頃に流行っていた曲でも知っていたとして、其の理由に付いては「ラジオやテレビからこういった古い曲が良く流れていたから。」と記し、もしも今、あの頃のように、北島さんやはるみさんの(名)曲が生活の中に流れていれば、子や孫たちも覚えるだろう。歌番組が激減したことを感じる。とも。確かに歌番組が激減した事も、演歌の名曲を知らない世代が増えているのと無縁では無いのかも。

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