ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“政治”を取り巻く環境を変えろ!!!

2024年08月21日 | 政治関連

日本政治は、本当に如何しようも無い!」と批判する人は少なく無い。確かに其の通りなのだけれど、そんな政治を推し進めて来た政治家選挙で選んで来たのは我々国民で在り、「日本の政治の劣化は、国民の責任が大。」と言って良い。

全ての有権者がそうだとは言わないが、少なからずの人間が「彼の候補者イケメン乃至は美人)だから良い!」、「彼の候補者は面白いから良い!」、「彼の候補者は、ズバズバ物を言うから良い!(大事なのは「何を言ったか?」では無く、「何を、“実際に”遣ったか?」の。“言うだけ番長”を熱狂的に支持している人間は、「自分は馬鹿で在る。」と公言しているのも同じ事を恥じて欲しい。)」等の理由“だけ”で投票しているとしか思えない。深く考える事無く、“アイドルの人気投票”みたいな感覚で政治家を選んでいるのでは、日本の政治が改善される訳も無い。

3年前、「『変人=世の中を良い方向に変える人』というイメージは捨てるべき」という記事を書いた。詳しくは当該記事を読んで貰いたいが、自民党による政治が“おかしな方向”に向かい始めたのは、小泉純一郎首相の時からだと思っている。

「『相手を“敵”か“味方”かの2つ“だけ”に分け、敵と見做した者達を徹底排除する。』という風潮を作り上げた。(「複雑な世の中に在って、物事を単純に〇かXかの二分化する事なんか不可能なのに、そういうスタンスが正しい事と国民に考え違いさせ、『政治を、自分の頭できちんと考える。』という事を捨てさせた罪は非常に重い。」)」、「“新自由主義”の名のに、“強き者”は優遇し、“弱き者”を切り捨てた事で、貧富の差を拡大させた。」、「中身の無いパフォーマンス明け暮れ、『小泉劇場』に代表される様な“政治の玩具化”
を推し進めた。」、「不都合な事を指摘されると、『其れがどうした?何が悪い!』等と開き直ったり、無関係な話を持ち出して誤魔化し続けた。」、「『旧弊排除する!』と大見得を切っていたのに、“旧弊の最たる物”で在る“世襲”を、自身が平然と行った。」等々、万死に値する事柄枚挙に遑が無い。そして、そんな政治の劣化を更に推し進めたのが安倍晋三元首相で在り、其の詳しい理由も当該記事に詳しく記している。

上記した様に、「日本の政治の劣化は、国民の責任が大。」なのは間違い無いが、そんな国民を増加させてしまったのには、“日本の政治を取り巻く環境”が過ぎる。というのも在る。此れ“政治家”と“メディア”の酷さが影響しており、彼等を抜本的に変えなければ、我々有権者が“政治に対して鈍感”で在る状況は変わらないだろう。

政治家に関して言えば、“国会での質疑応答”が余りにも酷い。質問する側で言えば、「メディアが報じた疑惑を“表層的に”取り上げるだけだったり、『揚げ足を取る。』だけの様な質問をしたりという政治家。」が、何と多い事か。大昔、“国会の爆弾男”なる異名を持つ楢崎弥之助氏とという政治家がた。自身で情報を集め、メディアが報じていない疑惑を国会で追及したりして其の名を馳せた人物だったが、相手が答えるで在ろうパターン事前に幾つも想定し、其れ等に対して更なる追及が出来る様な用意をしておく。」等、独自なスタイルを持つ、実に周到な政治家だった。今、こんな政治家は居るだろうか?居たならば、「不都合な質問に対し逆切れしたり、全く無関係な話を持ち出したり、挙句に意味不明な“ポエム調の回答”をしたりして、誤魔化し抜ける政治家なんぞは許されない。」事だろう。

又、応答する側で言えば、上記した様な「“国民を愚弄する誤魔化し回答”を平然とする政治家。」が多過ぎる。「記憶に在りません。」を連呼して、逃げ切ろうとするも。(そんなに記憶力が悪いのならば、政治家を辞めるべき!)そんな巫山戯た回答が許されない様に、質疑応答では厳しい縛りを設けるべきで在る。

そして、メディアの酷さに付いて。矢張り、政治家に対する質問が駄目過ぎる。楢崎氏の様に「相手が答えるで在ろうパターンを事前に幾つも想定し、其れ等に対して更なる追及が出来る様な用意をしている。」という記者は、極めて少数派。上記した「“国民を愚弄する誤魔化し回答”を絶対に許さない事を事前に相手に伝え、其れでも若し巫山戯た回答を相手がしたならば、メディア全体で徹底的に追及する姿勢も無いのでは、「記者を黙らせる“逆質問”を十八番としている麻生太郎氏。」をのさばらせるだけ

「政治家の〇〇氏は今日、こんなランチを取りました。」とか、「政治家の〇〇さんは、こんな服が凄く似合います。」とかと、丸で政治家をアイドルの様に報じるメディアも少なく無い。ヴァラエティー番組でなら未だしも報道番組や選挙特番で延々とそういうスタンスで報じ続けている事も在るのだから、申し訳無いが「狂っている。」としか思えない。そういうスタンスをおかしいと感じ、正そうとしない視聴者が多数派だからこそ、此の手の番組が無くならないのだろうけれど。

「来る自民党総裁選に、立候補目論む自民党の議員が10人を超えそう。」なのだとか。「派閥の縛りが緩くなった今、立候補して自分の名前を売る絶好の機会だ!」と、有象無象蠢いている。其の中には「父親譲りの“仮想敵作り”や話の誤魔化しを十八番とし、中身が全く無い“狡い男”。」の名前も在り、彼が当選最有力なんて話も在るのだから、世も末だ。恐らく今後の報道番組は、彼をアイドル的に取り上げ続け、御祭り騒ぎに明け暮れるに違い無い。「メディアが御祭り騒ぎしてくれれば、馬鹿な国民は“裏金問題”の事なんかすっかり忘れ、自民党の支持率はドンと上がるだろう。」とほくそ笑む自民党議員の顔々が思い浮かぶけれど、実際に彼等の目論見通りになるだろう。だって、実際に其の程度の事で誤魔化されてしまう国民が多いのだから。


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2 コメント

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Unknown (悠々遊)
2024-08-21 15:03:48
こんにちは~
政治劣化の元凶はマスコミの劣化だと思います。

記者会見で、まともに質問もできないような若手記者を送り込むから、海千山千の老練政治家に良いように翻弄されるのは目に見えている。
結局手懐けられて本質を突くような質問をしなくなる。
政治討論会を中継してもその場をきちんと仕切れるだけの司会者を用意せず、各政治家の持論言いっ放しで終わってしまう。
マスコミが本気で「国民の知る権利」を代行する気なら、どちらにも精鋭部隊を送るべきだがそれをする気が無い。

政治に鋭く切り込むアナウンサーは、いつの間にか左遷させられてしまう。それはマスコミの現場はともかく、マスコミ企業のトップが政治家と「なあなあ」の関係なのだろうと想像がつく。

昔のように選挙の時に候補者を一つの会場に集め、立会演説会でもすれば、演説内容に有権者もまだ判断のつけようがあるかも知れないが、今はそれぞれの候補別の演説会だから、支持者しか集まらないし支持者向けの話題だから、比較のしようがない。

つまるところマスコミから有益な情報が得られないから、ルックスや知名度で判断するアイドル選挙にならざるを得なくなるのだろう。
マスコミが真剣勝負を避け、馬鹿な有権者を大量生産し誘導すれば、政治家は安心して好きなようにふるまえる。
それはマスコミにとっても政権に睨まれて窮屈になったりぎくしゃくした関係になるより、適当に情報を流してもらえる方が楽でいい、ということで持ちつ持たれつ。

とまあ、そんな風に見えますね。
大物政治家や政権を揺るがすようなスクープが、大手マスコミでなく、週刊誌の記事や内部通報、安倍晋三氏銃撃事件のような衝撃的な展開によって明らかになる最近の傾向を見るにつけ。
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>悠々遊様 (giants-55)
2024-08-21 20:01:01
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

マスメディアの劣化、此れは間違い無く在りますね。劣化した理由は色々在りましょうが、良く指摘される様に「日本記者クラブ」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%A8%98%E8%80%85%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96)の存在は可成り大きいと思います。

日本記者クラブに加盟していれば、極端な言い方をすると「記者は、昼寝をしていても″ネタ"が貰える。」ので、昔の様にメディア同士が鎬を削って"スクープ合戦"する様な事が減った。一方で、権力に対して不都合な追及をし様とすると、記者クラブ内部、詰り記者仲間から「余計な事をするな。"上"から、情報が貰えなくなるだろ!!」と批判されるとか。

其の一方、スクープを連発する様な媒体は、此の日本記者クラブに加盟していないケースが殆ど。妙な縛りが無いからこそ、"疑惑"追及が出来ると。

情け無い話ですが、今や日本記者クラブよりも外国人記者クラブの方が、自由闊達に疑惑追及出来ている。「何だかなあ・・・。」という思いです。

「マスコミから有益な情報が得られないから、ルックスや知名度で判断するアイドル選挙にならざるを得なくなる。」、そういう面は確かに在ると思うのですが、一般人で在っても"多種多様な方向"に自らアンテナを張り、有益な情報を得ている人"も"存在する訳で、"踊らされてしまう人"にも一定の責任が在る様に感じています。

先日、新聞の読者投稿欄だったと思うのですが、「藤井聡太氏や大谷翔平選手に関し、『どんな"勝負飯"を食べたか?』とか、『奥さんのファッションはどうだったか?』の様な、肝心の将棋や野球に無関係な情報"許り"をメディアは垂れ流しているのは、何か違う気がしている。そういうのが政治の世界に関する報道でも多々見受けられるのは、実に情け無い限り。」といった趣旨の記事が載っていましたけれど、本当に其の通りです。
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