こんな成績で、「Ａクラス」だ「Ｂクラス」だという事に意味が在るのか？

昨夜の「ジャイアンツｖｓ．タイガース」戦は、藤村大介選手のサヨナラ・ヒットでジャイアンツが勝利を収めた。「打ち崩せそうな感じが全くしない。」という全盛期の難攻不落さからすると力の衰えは否めないが、其れでも超一流の抑え投手で在る藤川球児投手からのサヨナラ・ヒットというのは非常に意味が在る。レギュラー定着へと歩を進めている藤村選手だが、若い力の台頭はファンとして楽しみ。

 

昨夜は勝利を収めたものの、一昨日の試合に敗戦を喫した事で、レギュラー・シーズンの優勝の可能性が消滅したジャイアンツ。（近年でこそ用いられなくなったが、嘗ては「ジャイアンツの逆マジックは～。」という表現が良く用いられていた。他のチームに対してマスメディアが「逆マジック」なる表現を用いる事は先ず無かったと思うが、ジャイアンツに対しては面白おかしく多用されるのが不快でならなかった。「其れだけジャイアンツは注目度が高いという事なのだから、仕方無いではないか。」という声も在ろうけれど、ファンとして不快なのは変わらない。）負け惜しみでは無く、もっと早い時期に優勝の可能性が消滅して欲しかったので、ホッとした思いが在った。開幕からずっと駄目駄目な状態が続いている以上、落ちる所迄落ちた方が、チームの“膿”を徹底的に出せると思っているので。

 

「Ｂクラスになれば・・・、監督は残すよ。他は考える。大粛清する。絶対する。我慢ならん。」

 

ジャイアンツの渡邉恒雄球団会長が昨日、チームがＢクラスに転落してＣＳ出場を逃した場合には、現コーチ陣の大粛清を予告したそうだが、「（昨日の試合を終えた時点で。）3位とはいえ、残り試合５つで貯金が僅か４つ。」という状況で、「Ａクラス」だ「Ｂクラス」という区分けに果たして意味があるのだろうか？「来季の開幕権が獲得出来る。」というビジネス的な意味合いは別にして、「開幕から一貫して打てない状態が続き、同じ様な敗戦を繰り返して来たチーム。」というのは、例えＡクラスに残ろうがチーム改革に大鉈が振るわれるべきと自分は思う。

 

不振だった選手達に（合格点を与えられるのは、「投」で言えば久保裕也投手と内海哲也投手、そして澤村拓一投手、「打」で言えば長野久義選手と藤村大介選手位ではないだろうか？）大減俸やトレード等が待ち受けているのは当然の事として、コーチ陣の大粛清も断行されなければおかしい。「能力が無いのに“御友達”というだけでコーチに起用し、ファンを無視して彼等を守る。」というので在れば、来季もジャイアンツの低迷は続くだろうし、愛想を尽かすファンも出て来る事だろう。