公務員の再就職、即ち”天下り先”の斡旋を新人材バンクに一元化するという案が、自民党内に波紋を投じている。「新」という字が付いている事からも判る様に、2000年に当時の総務庁が「高度な専門知識や経験を有する国家公務員を、民間企業や公益法人に紹介&活用して貰う。」目的で「国家公務員人材バンク」を創設するも殆ど機能して来ず、各省庁が自らの影響力&権限を背景にして、民間企業等にOBを”押し込んでいた”というのが現実。其処で各省庁の天下り斡旋を全面的に禁止し、政府が一元的に再就職先を斡旋するという新人材バンクなる発想が出て来た訳だ。
「省庁の慣行で、事務次官になれるたった一人を除いては次々に辞めて行く現実が在り、その為に新しい”職場”を斡旋する組織が必要。」という声が在る。又、「高度な知識や経験を民間企業等に役立てる。」というのも決して悪い事では無いと思っている。(当ブログを覗いて下さっている方の中には確固たる見識を持ち、国家安寧を祈りながら必死で働いておられる公務員の方々が居られるし。)しかし、だからと言って「そもそも”公務員専用の”人材バンクを設ける必要が在るのだろうか?」という疑問がどうしても湧いてしまう。”一般人”が失職した場合に利用するハローワークを公務員が利用する形では何故いけないのだろうか?公務員のハローワークの利用が、何等かの規則で禁じられているのだろうか?
民間企業でも優秀な人材が定年退職した際、新しい職場を斡旋するケースが無い訳では無い。しかし、この場合には別段公費を投じての斡旋では無いだろう。”天下り”という言葉を用いる事自体が、個人的にはどうかと思っている。元々は「神や天人等が、天上(天界)から地上(人界)に降りて来る事。」という意味のこの言葉を用いる事で、少なからずの公務員が無意識の内にでも特権意識を持たせてしまい、ひいては特別待遇も当たり前の事と思う様になってしまっているとしたら・・・。そんなおかしな感覚を払拭する意味でも「公務員専用の人材バンク設置先ず在りき。」という発想では無く、ハローワークを活用させる形を考えては如何なものか?官民どっちが上で、どっちが下なんていう事では無く、優秀な人材ならば”垣根”を無くして、同じ組織で職場を斡旋する形にすれば良いと思うのだが。
「省庁の慣行で、事務次官になれるたった一人を除いては次々に辞めて行く現実が在り、その為に新しい”職場”を斡旋する組織が必要。」という声が在る。又、「高度な知識や経験を民間企業等に役立てる。」というのも決して悪い事では無いと思っている。(当ブログを覗いて下さっている方の中には確固たる見識を持ち、国家安寧を祈りながら必死で働いておられる公務員の方々が居られるし。)しかし、だからと言って「そもそも”公務員専用の”人材バンクを設ける必要が在るのだろうか?」という疑問がどうしても湧いてしまう。”一般人”が失職した場合に利用するハローワークを公務員が利用する形では何故いけないのだろうか?公務員のハローワークの利用が、何等かの規則で禁じられているのだろうか?
民間企業でも優秀な人材が定年退職した際、新しい職場を斡旋するケースが無い訳では無い。しかし、この場合には別段公費を投じての斡旋では無いだろう。”天下り”という言葉を用いる事自体が、個人的にはどうかと思っている。元々は「神や天人等が、天上(天界)から地上(人界)に降りて来る事。」という意味のこの言葉を用いる事で、少なからずの公務員が無意識の内にでも特権意識を持たせてしまい、ひいては特別待遇も当たり前の事と思う様になってしまっているとしたら・・・。そんなおかしな感覚を払拭する意味でも「公務員専用の人材バンク設置先ず在りき。」という発想では無く、ハローワークを活用させる形を考えては如何なものか?官民どっちが上で、どっちが下なんていう事では無く、優秀な人材ならば”垣根”を無くして、同じ組織で職場を斡旋する形にすれば良いと思うのだが。

官民を問わず、有為な人材にはそれに見合った範囲での高額な対価を支払うのは当然だと思うのですが、問題は諸々の”柵”から仕方なく受け入れ、且つ全く対価に見合わない働きの人材。これではその企業にずっと籍を置き、まともに仕事に従事して来た人間もやる気を無くすのは必然かと。
退職後も”遣り甲斐”を求めて、且つ社会の為に引き続き貢献したいと思う人ならば、対価は御車代+αでも受けると思うんですけどね。
今の制度を変えずに、役人を単純に放り出すとなると、逆に役人は民間を脅し、裏で手を握る腐敗が進みます。
あまり、焦らないことです。急いてはことを仕損じると言います。
このあたりが今の官僚機構が腐ってる証拠だと思います。
省庁の幹部職員は外部から登用していくアメリカのようなシステムを入れない限りこの問題は解決しないのではないかと思います。
おっしゃるとおり退職してからの就職先まで国が心配する必要はないと思います。
そもそも同期が事務次官になったら辞めるという慣行が異常です。