4年前の今日、即ち「2012年12月28日」に起こった出来事を覚えておられるだろうか?松井秀喜選手が、20年のプロ野球人生に終止符を打った日だ。
自分がジャイアンツのファンになったのは、同チームに王貞治選手が在籍していたから。選手としてだけでは無く、人間的にも非常に魅力的な彼に惚れ込んだからこそ、自分は大のジャイアンツ・ファンになった。
そして、王選手の流れを汲む選手と認識したのが、ジャイアンツの第62代4番打者を務める事になった松井選手。自分がリアル・タイムで見て来たジャイアンツ選手の中で、王選手と松井選手は別格の存在。
ジャイアンツの歴代4番打者、松井選手以降で高く評価出来るのは、第72代4番打者を務めた阿部慎之助選手位。2013年以降は、“単なる4番目の打者”という感じになっているのが、ファンとしては残念でならない。
今オフ、ジャイアンツは大補強を繰り広げている。パッと思い浮かぶだけでも山口俊投手、森福允彦投手、陽岱鋼選手、ケーシー・マギー選手、吉川光夫投手と、“ビッグ・ネーム”がズラッと並ぶ。
2年前の記事「場当たり的な補強は駄目」で記した様に、個人的には「ルールに基づいた範囲での、そして理に適った戦力補強で在れば、自分はどんどん行うべき。」と考えている。勿論、「“自前の選手の育成”を徹底的に行った上で。」というのが大前提だけれど、今季のジャイアンツの闘い振りを見たら、大田泰示選手に見切りを付けるのは当然と思うし、又、補強に力を入れるのも止むを得ないだろう。
だが然し、其れにしても補強が過ぎる感は否めない。“手当たり次第”という感じがどうしてしもしてしまうし、此れじゃあ“読売巨人軍”では無く、“読売混合軍”という雰囲気だから。
今のジャイアンツに“血の入れ替え”が必要なのは否定しないけれど、“投打の軸”は生え抜き選手で在って欲しい。精神的な意味合いだけでは無く、戦力的にもだ。「そうじゃ無いと、本当に強いジャイアンツを作り出すのは難しい。」と考えている。
私は、エース、正捕手、4番は生え抜きであって欲しいと思います。
阪神の近年の4番を見ると、福留、ゴメス、マートン、新井(弟)新井(兄)、生え抜きでは鳥谷と関本がちょっと打ったぐらい。
エースはここ数年メッセンジャーですし、昨年やっと、梅野、原口と正捕手候補が出てきましたが、それまで、藤井、城島、矢野。生え抜きはいません。
糸井をとって喜んでいるようでは阪神もダメです。
雫石様も同じだと思うのですが、決して“外様”(此の表現は余り好きじゃ無いのですが。)の排除を望んでいる訳では在りません。自分が愛するチームに加わってくれるというのはとても在り難いし、チームの活性化という意味でも“血の入れ替え”は必要。唯、雫石様も指摘されている様に、「“軸”は生え抜きで在って欲しい。」という思いは、何処のチームのファンも、少なからずが希望している事だと思うんです。
選手の育成には、時間も費用も掛かる。でも、其の大変さを乗り越えれば、カープの様に真に強く、そして多くのファンから愛されるチームを作る事が出来る。