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直木賞:正式名称は「直木三十五賞」。大正時代を代表する小説家の1人・直木三十五氏の業績を記念して、友人で在った菊池寛氏が1935年に芥川龍之介賞(芥川賞)と共に創設し、以降年2回発表されている。
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日本で有名な文学賞の1つ「直木賞」。第1回(1935年上半期)で川口松太郎氏が「鶴八鶴次郎」、「風流深川唄」、「明治一代女」で受賞して以降、第165回(2021年上半期)迄に、合計で196人が受賞している。芥川賞が合計176人なので、其れよりも20人多い事になる。男女の内訳は、次の通り。
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・1930年代(7人)
男性:7人
女性:0人
・1940年代(11人)
男性:10人
女性:1人
・1950年代(26人)
男性:22人
女性:4人
・1960年代(24人)
男性:20人
女性:4人
・1970年代(18人)
男性:17人
女性:1人
・1980年代(30人)
男性:23人
女性:7人
・1990年代(26人)
男性:18人
女性:8人
・2000年代(27人)
男性:20人
女性:7人
・2010年代(23人)
男性:13人
女性:10人
・2020年代(4人)
男性:2人
女性:2人
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「2年間(3回分)だけの2020年代こそ『男性:1人、女性:4人』と女性受賞者の数が多くなっているが、1980年代に『男性:8人、女性8人』と同数になっている芥川賞。」に対し、直木賞は2年間(3回分)だけの2020年代こそ男女同数も、他の年代では全て男性受賞者数が上回っている。全体では「男性:152人(約77.55%)、女性:44人(約22.45%)」。
「芥川賞では授与を打診されるも、受賞を辞退する人間が1人居た。」けれど、直木賞は1人も居ない。又、「該当作品無し」は合計で28回(約16.96%)。
尚、直木賞の最年少受賞者は「第11回(1940年上半期)の堤千代さんの22歳10ヶ月」、逆に最年長受賞者は「第102回(1989年下半期)の星川清司氏の68歳2ヶ月」となっている。