現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

世界柔道2014チェリャビンスク 最終日

2014年09月01日 | 柔道
ロシアのチェリャビンスクで行われている柔道の世界選手権。最終日となる7日目は男女の団体戦が行われた。だいぶダレてきたので、結果だけ。

男子は準決勝でグルジアと対戦。先鋒の海老沼選手、次鋒の大野選手が勝利。中堅の永瀬選手の相手は個人戦で敗れたチリキシビリ選手。バテバテになっている相手に延長戦までもつれ込むも先に有効を奪って決勝進出を決めた。

決勝は地元ロシアとの対戦。グルジア戦とは打って変わって海老沼選手、大野選手が負ける苦しい展開。命運かかった中堅で永瀬選手がまたしても延長までもつれ込んで勝利すると、副将のベイカー選手、大将の七戸選手と3連勝して逆転優勝を飾った。

女子は3位決定戦で地元ロシアと対戦。男子と同じような展開で2敗してからの3連勝で逆転勝利。銅メダルを獲得した。

七戸選手の銀メダルはありつつも、中量級以降がパッとしなかった印象の男子が金メダルを獲得したことが驚きだった。この結果を個人戦にも活かして欲しいなぁ。
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世界柔道2014チェリャビンスク 第六日

2014年08月31日 | 柔道
ロシアのチェリャビンスクで行われている柔道の世界選手権。6日目は男子100kg級、100kg超級、女子78kg超級が行われた。

男子100kg級には史上初となる選手派遣見送りということで日本人選手の出場はなかった。

男子100kg超級には上川大樹選手と七戸龍選手が出場。七戸選手が決勝まで進み世界柔道5連覇中の絶対王者、リネール選手と対戦。全試合一本勝ち、しかも試合時間もかけず圧倒的な強さで勝ち上がってきたリネール選手に対して一本を許さず、逆にポイントを取ったかに見えたシーンもあった。指導差による優勢負け。惜しくも銀メダルとなった。リネール選手はこれで6連覇となり、谷亮子さんの持つ連覇記録に並んだ。この絶対王者を倒すのが日本人選手であることを願いたい。

上川選手は3回戦で地元ロシアの選手に敗れた。

女子78kg超級には田知本愛選手と山部佳苗選手が出場。田知本選手が準決勝まで進出するも敗れて3位決定戦へ。今大会ずっと技によるポイントがなく、指導差での優勢勝ちしかなかったけど、最後は豪快な一本で銅メダルを獲得した。

山部選手は準々決勝で敗れ、敗者復活戦でも敗れたとのこと。

最終日は団体戦。ここまで連日男女で繋いで来たメダルリレーが有終の美となるよう期待したい。
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世界柔道2014チェリャビンスク 第五日

2014年08月30日 | 柔道
ロシアのチェリャビンスクで行われている柔道の世界選手権。5日目は男子90kg級、女子70kg級、女子78kg級が行われた。

男子90kg級にはベイカー茉秋選手が出場。アメリカ人のハーフとのこと。そういえば、この前たまたま見た未来モンスターでも紹介されていたっけ。1回戦は相手が技を掛けて崩れたところをすかさず押さえ込んで一本勝ち。しかし、続く2回戦では指導を2つ受けたところから、攻めに転じようかというところを返されて一本負け。1回戦の勝ち上がり方を考えるとかなり不完全燃焼な結果になってしまった。スロースターター、相手の分析はあまりしないという解説があったけど、今の日本柔道の状況を考えると相手の分析をしないというのは個性というより致命的な問題と思えてしまう(結果が出ていれば、単純に凄いと思ってしまうのだろうが)。大学2年と若い選手なので、今後に期待したい。

女子78kg級には佐藤瑠香選手が出場。2回戦で相手が内股を掛けて崩れたところを押さえ込んで一本勝ち。ベイカー選手と同じような展開だった。続く3回戦では攻め切れずに指導差で優勢負け。お互いに技のポイントがなかっただけに、試合終了間際の大外刈りで有効でも取れればというところだった。

女子70kg級にはヌンイラ華蓮選手が出場。ヌンイラ選手はガーナ人のハーフ。大学時代は古賀稔彦さんの教え子だったとか。ポイントを取られてから逆転して勝ち上がっているという少し危なっかしい印象があった。ただ、準決勝では、寝技に入ろうとしたところから、一気に腕ひしぎ十字固めを決めて一本勝ち。決勝へ勢いが付いたかと思ったけど、決勝では連覇を狙うコロンビアのアルベアール選手に開始から1分で一本負け。銀メダルを獲得した。最後は大舞台での経験の差が出てしまったという印象だった。

放送時間に対して、日本選手の活躍が芳しくなかったからか、この日は男子90kg級のイリアディス選手の勝ち上がりと決勝戦をバッチリ放送していた。決勝くらいはそういう事情がなくても、放送して欲しいものだけど…。結果はイリアディス選手の一本勝ち。この選手の試合を見ていると、日本選手はまだまだパワーが足りないのかなぁと思ってしまう。

今大会、放送の最後に「今日の一本」というコーナーをやっているけど、今日はイリアディス選手に決勝で敗れたトート選手の3回戦での一本背負いだった。解説の穴井さんが日本人にも手本にして欲しいと言っていたらしい。日本人がなかなか結果を出せない階級だけに、まさしくその通りと思えた。
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世界柔道2014チェリャビンスク 第四日

2014年08月29日 | 柔道
ロシアのチェリャビンスクで行われている柔道の世界選手権。4日目は男子81kg級、女子63kg級が行われた。

男子81kg級には永瀬貴規選手が初出場。選手紹介VTRで何が凄いかよく分からない?なんて言われていた。勝ち上がりのダイジェストでも、得意ではない寝技で一本勝ちとか…。

ダイジェスト後の準々決勝の試合を見ていると確かにのらりくらりとやっている印象で、単に攻め切れないだけなのか、そういうスタイルなのかなんて思ってしまった。どうやら、前者だったようで、そのまま指導差で負けてしまった。敗者復活戦の勝ち上がりは省略されて、3位決定戦でも攻め手に欠いた印象。技ありを取られた後、終盤は相手もかなり逃げ腰だっただけに、逃げ切られてしまったのは悔しかった。

女子63kg級には田代未来選手が出場。田代選手も初出場だったけど、オール一本勝ちで準決勝へ。準決勝の相手はイスラエルのゲルビ選手。得意の寝技で勝負を賭けたところを逆に抑えこまれて一本負け。この辺りは経験不足といったところか。3位決定戦ではしっかりと寝技で一本を取って銅メダルを獲得した。

田代選手の紹介VTRでは、谷本歩実コーチを尊敬している、尊敬している谷本コーチに雰囲気が似てきたなんて言われていておかしかった。が、確かに試合に臨む表情とか似ているようが気がする。それにしても、時折映るスタンドの谷本コーチが男前だった。
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世界柔道2014チェリャビンスク 第三日

2014年08月28日 | 柔道
ロシアのチェリャビンスクで行われている柔道の世界選手権。3日目は男子73kg級、女子57kg級が行われた。

男子73kg級には昨年の覇者である大野将平選手、ロンドン五輪銀メダルの中矢力選手が出場した。大野選手は4回戦で敗退して敗者復活にも進めず。中矢選手は決勝まで進み北朝鮮の選手と対戦。情報の少ない選手が強豪選手を破って勝ち上がって来たという情報を聞いて嫌な予感がした。しかし、指導の数で不利な状況になりながらも、足技の掛け合いを制して見事に一本勝ち。世界王者に返り咲いた。

それにしても、中矢選手の決勝戦で一本を決めた後、金丸コーチの「準備しとけ!」という声が今大会の判定の混迷を物語っていた。

女子57kg級にはロンドン五輪金メダルの松本薫選手、宇高菜絵選手が出場した。松本選手が2回戦で関節技を決められての一本負けという衝撃がありつつ、宇高選手が金メダルを獲得。技でのポイントがなかなか取れない試合が多く、決勝戦も延長戦の末、相手の反則での勝利だった。すっきりしない終わり方ではあるけど、執念が呼び込んだ優勝という感じがした。
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世界柔道2014チェリャビンスク 第二日

2014年08月27日 | 柔道
ロシアのチェリャビンスクで行われている柔道の世界選手権。2日目は男子66kg級、女子52kg級が行われた。

男子66kg級には世界柔道2連覇中の海老沼匡選手と初出場の高市賢悟選手が出場。海老沼選手は準々決勝で技のポイントがなかなか認められず延長戦に。前日に引き続き厳しい判定に見舞われたものの、その後延長戦でも攻め続けて相手の指導で優勢勝ち。決勝に進むと、地元ロシアの選手を相手に見事な内股を決めて一本勝ち。男子66kg級では初の世界柔道3連覇を達成した。

高市選手は準決勝で地元ロシアの選手に敗退すると、3位決定戦でも海老沼選手が準々決勝で対戦した相手に力負けしてしまった。この辺は経験不足といったところだろうか。今後にも期待したいところ。

女子52kg級には昨年銅メダルの橋本優貴選手が出場。準々決勝で不意を突かれたかのように一本を決められてしまった。寝技が得意ということで、組んで投げてからが見どころと思っていたので、あっけなかった。結局、敗者復活戦でも敗退してしまったとのこと。

… …

海老沼選手に限らず、各国の選手団が不可解判定に異議を唱えているらしい。不可解な判定はここ数年、柔道を見ていると常に感じられる出来事。ころころと変わるルール・判定基準に審判の技術が追いついてないんじゃないのかなぁ。
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世界柔道2014チェリャビンスク 第一日

2014年08月26日 | 柔道
ロシアのチェリャビンスクで行われている柔道の世界選手権。1日目は男子60kg級、女子48kg級が行われた。

男子60kg級には昨年の世界選手権覇者の高藤直寿選手が出場。準決勝で地元ロシアの選手と対戦すると、技ありを有効に下げられ、その後に取った有効を取り消されるなど地元有利と取れるジャッジに泣くことになった。指導一つ分での敗北だった。続く3位決定戦では先に技ありを取られる苦しい展開ながら、最後は一本で決めて意地を見せ、銅メダルを獲得した。初戦で前歯を折るアクシデントもあり、苦しい大会だったと思うけど、次にまた繋げて行って欲しい。

女子48kg級には19歳の近藤亜美選手が出場。初戦から攻めの柔道を貫き通した。決勝では技によるポイントを取ることは出来なかったけど、終始攻め続けて相手の指導を誘い優勢勝ち。見事に金メダルを獲得した。

昨年のグランドスラム東京で金メダルを獲得しているものの、世界ランキング18位とまだまだ海外勢のチェックが甘かったこともあるだろう。しかし、一日ずっと楽しかったと笑顔でインタビューに答える姿は清々しく、これからが楽しみだと思えた。
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世界柔道2013リオデジャネイロ 最終日

2013年09月03日 | 柔道
リオで行われていた世界柔道の最終日は男女団体戦が行われた。

およそ2日遅れのため、かなーり気持ち薄。月曜の朝、録画し忘れたのかと思って焦った焦った。まとめて録画予約をしていたから油断してたよ。まさか翌日の放送だったなんてね…。

女子は決勝から放送。準決勝まではニュースかと思うようなダイジェスト。3戦全て 5 - 0 の完勝とのこと。そして決勝の相手は地元ブラジル。

完全アウェーの空気の中、日本は先鋒の橋本選手、中堅の阿部選手が寝技で一本。2勝2敗で大将の田知本愛選手へ。78kg超級の銅メダリストと銀メダリストの対戦となった大将戦は、互いにポイントも指導もないまま終盤へ。ブラジルのアルサマン選手が先に指導を受けると、最後までこの指導1つ差を守り切って優勝を決めた。個人戦で金メダルはなかったけど、最後は意地で金メダルを獲得してくれた。

ただ、やはり重量級の試合で技が出ないと5分が長いなぁというのが素直な感想だった。

男子は3位決定戦から。負傷で欠場した西山選手の穴を埋める選手がおらず、4人での3勝を上げなければいけない苦しい状況。準々決勝で敗れ、敗者復活戦を経ての3位決定戦だった。男子のダイジェストは各対戦が多少分かる内容だった。女子のダイジェストもこのくらいやって欲しかった。

と思っていたら、3位決定戦で先鋒戦と大将戦が割愛されていた…。相手は韓国。73kg級金メダリストの大野選手が絶好調で、技ありを取った後、さらに一本を決めた。見ていて負ける気がしない感覚。中矢選手との代表争いが楽しくなりそう。3位決定戦は不戦敗以外の4試合を勝って銅メダルを獲得した。

… …

今まで世界柔道は連日男女どちらかの階級が複数実施されていたから、7日間はやや長く感じた。後半になるにつれ、日本の活躍が見られなかったのも大きいけど。

今年から変更されたルールの中で、指導は4つで反則、3つまではポイントにならないというのは再考の余地があるのでは?と思った。指導0で、残り1分半くらいで有効ポイントを取った選手が明らかに逃げ腰になったという試合があった。残り時間を考えて指導4つは取られないと思っているのが透けて見えるようだった。(多分、外国人同士の対戦だったと思う)

また、指導はポイントにはならないと言いながら、ポイントが同じ場合は優劣になるというのもイマイチ。選手には体力的に厳しいと思うけど、指導数を引き継いで延長戦で良いのでは?と思う。

重量級での活躍にも期待しながら、今回はこの辺で。
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世界柔道2013リオデジャネイロ 第六日

2013年09月01日 | 柔道
リオで行われている世界柔道は6日目。個人種目最終日となり、女子78kg超級、男子100kg級、男子100kg超級が行われた。

男子100kg級の小野卓志選手と男子100kg超級の七戸龍選手は共に準々決勝で敗れて敗者復活戦へ。小野選手は敗者復活戦を僅差で優勢勝ちし、3位決定戦へ進出したが、七戸選手は敗者復活戦で敗れてしまった。先に有効を取るなど有利に進めていただけに、大内刈りをかけた後、力負けして返されてしまったのは残念だった。昨年の選抜体重別で優勝しながらも、五輪資格がなく代表になれなかった選手。25歳という年齢は、3年後を考えたら若いとは言い難いかも知れないけど、次に繋げて欲しい。

小野選手の3位決定戦は、解説の穴井さんがロンドン五輪で敗れた相手。長身を活かして上から動きを制してくるような印象。場外ながら二度倒されるシーンがあり、ヒヤッとして見ていたけど…。最後まで攻め切れず、試合終了直前に有効を取られて敗北。銅メダルの死守は成らなかった。

女子78kg超級には田知本愛選手が出場。準決勝へ進出するも、ロンドン五輪王者のオルティズ選手に敗れて3位決定戦へ。3位決定戦では、開始早々に見事な一本勝ち。吹っ切れたかのような技のキレ。このキレを準決勝で見られればと思ってしまうほどだった。

… …

小野選手の100kg級挑戦の経緯について、実況の口調は感動秘話のような調子だったけど、今の日本の重量級の層の薄さを示していると感じてしまった。81kg級、90kg級とそれなりに実績を残して来た選手ではあるけど、プレッシャーのかからない未知の階級で始めてみようという選手に、簡単に世界選手権の代表を奪われているようじゃ、今後の重量級は明るくないと思えてしまう。

明日の最終日は団体戦が行われる。最後に日本の意地を見せて欲しい。
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世界柔道2013リオデジャネイロ 第五日

2013年08月31日 | 柔道
リオで行われている世界柔道は5日目。女子70kg級、78kg級、男子90kg級が行われた。

今日も日本人選手の活躍が見られず残念な結果だった。

女子70kg級には田知本遥選手は出場するも初戦敗退。女子78kg級には佐藤瑠香選手、緒方亜香里選手が出場。佐藤選手が準々決勝へ進出するも敗退し、敗者復活戦へ。しかし、敗者復活戦で敗退。緒方選手は1回戦敗退。早々に指導を受けるなど、全く自分のペースに出来なかった。

男子90kg級には西山将士選手が出場。1回戦を合わせ技一本で勝ち上々の立ち上がり。と思ったら、2回戦では不用意に受けた投げ技から腕ひしぎ十字固めを決められてしまった。

明日は男女最重量級。良い結果で締めて欲しい。

… …

初日から男子軽量級の解説を重量級の選手だった穴井さんが務めていたときにも思っていたけど、解説者はせめて軽量級と重量級で分けて起用して欲しかったなぁ。
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