現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

耳をすませば (テレビ)

2010年07月09日 | 映画(テレビ/DVD)
スタジオジブリの最新作「借りぐらしのアリエッティ」の公開が間近ということで、先週の「紅の豚」に続き「耳をすませば」が放送された。

映画の内容はもはや言うにおよばず、ってことでここでは触れないことにしよう

というのも、私にとって「耳をすませば」はそれほど好きな作品ではない。ジブリの作品で考えると、ナウシカとラピュタが好きな作品で飛び抜けていて、それ以外は明確な差があまりない。それでも「耳をすませば」を見てしまうのは、とても印象に残った好きなシーンとセリフがあるから。

それは「工房で聖司がバイオリンを弾いて雫が歌う」シーンと地球屋のおじいさんが雫の処女作を読み終えて言った「あなたは素敵です」というセリフ。ジブリの作品の中では間違いなく一番好きなシーンとセリフで、今まで見てきたアニメ全体でも一番と言って過言ではない。

歌のシーンについては、最初は歌うことを嫌がり恥ずかしがっている雫が、歌いながら変化していく様子が清々しい。特に地球屋のおじいさんとその友人が途中から入って来ることに驚きながらも、そのまま歌い続けるところは、自分も一緒になって歌いたくなってしまう。

「あなたは素敵です」という言葉は、本当に場面にマッチしているなぁ、と。普段あまり耳にしない「素敵」という言葉をこうときに使う言葉なのか、と教えられたようだった。

ただ、今の漠然と日々を過ごしている状況では、このシーンやセリフは少し熱過ぎて、ちょっと気恥ずかしいというのが今日の偽らざる感想だった。好きなシーン、セリフなのは変わらないけどね
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