ふくの映画ブログ

映画の紹介です

※注 「ハサミ男」 原作を先に読まれる方は後で観てね

2019年10月18日 | 日本映画
※注  原作を先に読まれる方は、まだご覧頂かない方がいいかもです。

2005年公開の日本映画の紹介です

監督は池田敏春。
殊能将之の小説が原作のミステリー映画です。
主演・出演は、豊川悦司、麻生久美子、阿部寛、樋口浩二、斎藤歩。


東京都近郊。
人通りのない鉄塔の近くに遅れてやってきた女子高生は、次の瞬間首にハサミをつきたてられ、絶命しました。
側で若い女性・知夏と中年男性・安永が、ハサミのとぎ具合が悪かった事を話しています。
ふたりはハサミの片刃を綺麗に研いで尖らせ、次のターゲットを狙います。
しかし、目的に合った女子高生ではない為、知夏は事前に調査する事にするのです。
次に選ばれた由紀子という高校生を尾行すると、中年男性と待ち合わしているのを見かけ、どうやら父親と知夏は思います。
数日後、知夏が由紀子の足取りを追うと、何と由紀子はハサミを突き立てられて殺されていたのです。
他にも目撃者の男性がいて、警察に知らせている間に知夏は持っていたハサミを投げ捨てます。
世間では、一連の事件は〝ハサミ男〟の仕業と広まっていました。
捜査を担当している刑事達は、由紀子の凶器のハサミと、捨てられていたハサミと、その前の事件のハサミの関連性について、ある事実をつかみます。
そのことを、地元の刑事達は派遣されてきた心理捜査官・堀之内警視正に伝えます。
一方、自殺願望が強い知夏は、クレゾールを飲んでゲボゲボ吐きまくります。
一緒にいる安永は呆れるばかりです。

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原作の『ハサミ男』は故・殊能将之のデビュー作品で、メフィスト賞を受賞しています。
メフィスト賞とは、公募文学新人賞です。

知夏役は、このころ20代半ばの麻生 久美子。
アイドル歌手志望で履歴書を送ったことがきっかけで、
『全国女子高生制服コレクション』でグランプリを受賞してるんですね。
「BAD GUY BEACH」(1995)が映画デビューです。
「カンゾー先生」(1998)で最優秀助演女優賞と新人俳優賞を受賞しています。
活動は現在もたくさん、幅広く、
映画「翔んで埼玉」(今年2月)の出演、
アニメ映画「バースデー・ワンダーランド」(今年4月)、
テレビドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(今年1月からのNHK大河)






いつもお立ち寄りいただき有難うございます
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「普通の人々」

2019年10月18日 | 1990年以前のアメリカなどの映画(西部劇以外)
1981年公開の映画の紹介です

監督は、出演していないロバート・レッドフォード。
平凡な中流階級の家庭が舞台のヒューマン・ドラマ映画です。
主演・出演は、ドナルド・サザーランド、ティモシー・ハットン、メアリー・タイラー・ムーア、ジャド・ハーシュ、エリザベス・マクガヴァン。


シカゴ郊外。
高校生のコンラッドは、うなされて夜中に目を覚まします。
その朝、父のカルビンはコンラッドの様子を何度か伺い、朝食を食べるよう言います。
席に座ったコンラッドが食欲がないと言うと、母のベスはせっかく作ったフレンチ・トーストを捨ててしまいます。
ベスが先に出て行くと、カルビンはコンラッドに紹介された精神分析医に架かるよう話します。
コンラッドは学校でも上の空で、水泳部に参加しても注意される始末です。
その後、バーガー医師を訪ねたコンラッドですが、イライラしどおしです。
医師が直接「何が問題か」と尋ねると、コンラッドは答えます。
「自分を抑制したい」
数年前にベスが溺愛していたコンラッドの兄・バックが事故で亡くなり、ベスとコンラッドは常にぎくしゃくしていました。
ある日水泳部をだまって退部したことで、ベスとコンラッドが口論になります。
コンラッドは4ヵ月入院していたことがあり、ベスが一度もお見舞いに来なかった事を責めるのです。

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この映画はアカデミー賞で、「作品賞」「監督賞」「助演男優賞/ティモシー・ハットン」「脚色賞」を受賞しています。
ノミネートには「主演女優賞/メアリー・タイラー・ムーア」「助演男優賞/ジャド・ハーシュ」があります。

コンラッド役は、このころ20歳ほどのティモシー・ハットン。
「タップス」(1982)、「シークレット ウインドウ」(2004)の出演、
近年では、「ゲティ家の身代金」(2018)の出演があります。

ベス役はメアリー・タイラー・ムーア。
コメディアンとしてのイメージが強いようで、この映画ではそれを覆す役作りと演技だったようです。





監督とティモシー

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