ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「博士の異常な愛情」

2019年10月23日 | 1990年以前のアメリカなどの映画(西部劇以外)
1964年公開の映画の紹介です

監督はスタンリー・キューブリック。
ピーター・ジョージ著・『破滅への二時間』が原作の、モノクロのブラック・コメディ映画です。
主演・出演は、ピーター・セラーズ(3役)、ジョージ・C・スコット、スターリング・ヘイドン。


ソ連の上空を少し離れたところでは、常にアメリカの爆撃機が警戒飛行しています。
ある日、米空軍司令官のリッパー将軍はソ連への核攻撃「R作戦」を命令します。
命令を受けた飛行中の兵士は仰天し、連絡を取って間違いないことを確認します。
兵士はたちは金庫から作戦要領の資料を取り出し、16倍の破壊力がある核兵器の取り扱いを手順どおりにすすめます。
リッパー将軍が勤務するバープルソン空軍基地では、マンドレイク大佐がソ連の攻撃は確認できないよ、と話しますが、異常をきたしているリッパー将軍は全く撤回する意思を示しません。
一方、「R作戦」が執行されたことを知った米国防総省は、ソ連からの攻撃が確認できず、時間も無い為焦りまくりです。
「R作戦」は爆撃機との無線も不可能状態となり、唯一解除の3文字の暗号はを知るのはリッパー将軍だけとわかりますが連絡が取れない状態です。
しかしバープルソン空軍基地では、リッパー将軍が洗面所に入った直後、マンドレイク大佐は銃声を聞いてしまうのです。

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映画の原題は、なんと
『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
(Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb)

冒頭に下記テロップが流れます。
「この映画に描かれているような事故は
絶対に起こり得ないと
合衆国空軍は保障する
登場人物はすべて架空で
実在の人物との関連は少しも無い」

劇中3役(本当は爆撃機の少佐も予定だった)のピーター・セラーズ。
ストレンジラヴ博士・マンドレイク大佐・マフリー大統領を演じています。
マフリー大統領役は、演じるためにアメリカ中西部のアクセントを習得しているんですね。
映画の撮影がロンドン限定だったのは、セラーズが離婚協議中のためロンドンを離れられなかったためとか。
「ピンク・パンサー」(1964)(1975)(1977)(1978)「ピンク・パンサーX」(劇場未公開)が有名です。






いつもお立ち寄りいただき有難うございます
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「スライディング・ドア」

2019年10月23日 | ラブロマンス映画
1998年公開の映画の紹介です

監督はピーター・ハウイット。
地下鉄に乗れたヘレンと、乗れなかったヘレンを同時に映していく、異色のラブ・ストーリー映画です。
主演・出演は、グィネス・パルトロー、ジョン・ハナー、ジョン・リンチ、ジーン・トリプルホーン。


ジェリーと同棲しているヘレンは、会社に遅刻してしまい、更に失態をしてクビになってしまいます。
帰り際、エレベーターでイヤリングを落として、男性が拾ってくれます。
まっすぐ帰宅しようと地下鉄のホームに降りますが・・
電車に乗れたヘレンと、乗れなかったヘレンが同時進行していきます。
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電車に乗れたヘレンは、隣の男性がイヤリングを拾ってくれた男性・ジェームズとわかり話をし、偶然同じ駅で降ります。
帰宅したヘレンは、ジェリーの浮気現場を目の当たりにしてしまいます。
家を飛び出したヘレンはバーでひたすら飲んでいる処、偶然ジェームズと再会します。
仕事も無くなり恋人に浮気をされたヘレンをジェームズは気にかけます。
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電車に乗れなかったヘレンは、外でタクシーを拾おうとしますがバッグを盗まれそうになって怪我をしてしまいます。
病院で手当てをしてもらったヘレンが自宅戻ると、ジェリーはシャワー中で、部屋は乱れたままでした。
ジェリーは慌てて1個のワイングラスを洗濯かごに隠します。
解雇されたヘレンをバーで飲み明かそう(浮気を誤魔化そう)、とジェリーは誘います。
(そのバーにはジェームズもいますが、こっちのヘレンは知らないままです)

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この映画はふたつの物語が同時進行で、しかも他の物語の登場人物がどこかにいたり、交互に描く演出がすばらしいです。

ヘレン役はグウィネス・パルトロー。
「恋におちたシェイクスピア」(1999)では、アカデミー主演女優賞を受賞しています。
「アイアンマン」「アベンジャーズ」シリーズでは、ペッパー・ポッツを演じています。

ジェームズ役は、ジョン・ハナー。
「ハムナプトラ」シリーズでは、ヒロインの兄・三枚目を演じています。






いつもお立ち寄りいただき有難うございます
まだまだ頑張れそうです!!!
コメント (2)
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