ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「蟹工船」

2021年02月10日 | 日本映画
2009年公開の日本映画の紹介です

監督は、SABU。
小林多喜二の小説が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、SABU、西島秀俊、高良健吾、新井浩文、柄本時生、木下隆行、滝藤賢一、大杉漣。


オホーツク海、カムチャツカ沖、蟹工船・博光船。
たくさんの男性労働者達が、蟹を獲り船の中で缶詰に加工する仕事に従事しています。
昼夜問わない仕事の為、曜日も時間もわからなくなる状態でした。
間もなく杖をつきながら監督の浅川が現われ、棒でたたきながら叱責します。
「この仕事は国家的事業で、日本とロシアの一騎打ち、戦争だ!」
と浅川は怒鳴りつけるのです。
その後休憩中労働者達は家庭の貧しさなど話し、あまりのこき使われように新庄が
「みんなで自殺しよう」
と言いだし、みな同調し始めます。
1人「死にたくない」と反対しますが、生まれ変わったら金持ちになることを信じてみなで首をつる事にするのです。
しかし死に切れないところに来た浅川が、休憩返上で労働するよう言いに来るのです。
過酷な労働に清水が倒れ込み、殴られる同僚を見て「地獄だ・・」とつぶやきます。
そして間もなく、新庄と塩田が小船で脱走したと連絡が入るのです・・・

***********************************************
※ 蟹工船(かにこうせん)とは、
1.カニを漁獲し、船上で缶詰に加工する工場施設を備えた漁船のことなんですね。

『1953年版』

監督・脚本:山村聡
出演:山村聡、日高澄子、森雅之、平田未喜三

≪ 小林多喜二 について ≫ 

北海道・小樽で学生の頃、当時の深刻な不況から来る社会不安などの影響で労働運動への参加を始め、
1924年北海道拓殖銀行(拓銀)小樽支店に勤務、
1931年、自らの地下生活の体験を元に『党生活者』を執筆
1933年、逮捕後、特別高等警察(特高警察)の拷問で命を落とす
2008年、『蟹工船』が再評価されて、新潮文庫の『蟹工船・党生活者』が50万部以上のベストセラーになった







皆さま、お立ち寄りありがとうございます
船の中ものは、狭~く、暗~く、状況がひしひしと伝わってくるでございます (((( ;゚Д゚)))
コメント (2)
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