ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「嫌われ松子の一生」

2021年02月26日 | 日本映画
2006年公開の日本映画の紹介です

監督は、中島哲也。
山田宗樹の小説が原作の、ミュージカル仕立てのドラマ映画です。
主演・出演は、中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介、市川実日子、香川照之、黒沢あすか、ゴリ、宮藤官九郎、劇団ひとり、荒川良々、谷原章介、武田真治、柴咲コウ。


ある日川尻笙(かわじり しょう)は、2年ぶりに会った父から殺害された伯母・松子の部屋の片づけを頼まれます。
松子の部屋はゴミだらけで、壁には『光GENJI』の破れたポスターが貼ってありました。
すると隣人の大倉が、松子は「臭くて夜中に騒ぎだしたり、『嫌われ松子』と呼ばれていた」と教えてくれます。
カバンから出てきた松子のおかしな顔の写真を見た笙は、その後どこか見覚えがある事に気づくのです。
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中学教師の当時23歳の松子は、修学旅行で旅館のお金を盗んだ疑いのある生徒に確認するよう校長から言われます。
生徒は認めず、松子は自分が立て替えることを思いつきますが足りなくて同僚のバッグからお金をとってしまいます。
一旦は丸く収まったものの、その後全て発覚し松子は辞表を書かされてしまうのです。
そして松子を慕う妹の久美が止めるのも聞かず、松子はカバン一つで家を出てしまいます。
その後松子は作家と同居しますが、暴力をふるわれあざだらけの体になっていくのです・・

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ある日松子の部屋を覗いていた黒服の男達に、笙は拉致されてしまいます。
『沢村めぐみ』というAV女優から、笙は松子の人生の一部を聞く事になるのです・・・

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この映画では、アカデミー賞で「最優秀主演女優賞/中谷美紀」「音楽賞」「編集賞」を受賞しています。

さて、撮影現場は話題に上るほど役者さん達は大変だったとか。

「何度やっても同じじゃないか」
「あんたの感情などどうだっていい」
「殺してやる」

などという監督の罵声が連日響いていたとか。
松子役の中谷美紀は、真剣に降板を考えたり、逃走した日もあったとか!!

監督曰く、
「主演の中谷美紀が逃走した場合、どのようにすれば映画製作を完結できるか本気でスタッフとも話し合った」
「俳優からも嫌われ、スタッフからも嫌われ、孤独な撮影現場であった」

ドラマもありました
2006年10月12月の放送です
松子役は内山理名
他、要潤、本郷奏多、小池栄子、小柳友、鈴木えみ、羽賀研二、塩見三省、根岸季衣。





お立ち寄りありがとうございます
監督さんのこだわりは、まま聞きます
鳥かごの大きさが気に入らず、撮影を待たせて大きな鳥かごを買いに行かせた監督さんについて、
某番組で語った三上君いわく、
「鳥かごをもっと近づけて撮るといいのにね~」
コメント (2)
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