ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」

2021年03月01日 | ドラマ映画
2020年1月公開の映画の紹介です

監督は、テリー・ギリアム。
実は、ファンタジーではない、アクションでもない・・・コメディ・ドラマ映画です。
主演・出演は、ジョナサン・プライス、アダム・ドライバー、オルガ・キュリレンコ、ステラン・スカルスガルド、ジョアナ・リベイロ。


スペイン。
CM監督のトビーは、ドン・キホーテを題材にしたCMを撮っていました。
現地の人々を使ってのつもりが、言葉もわからずなかなか進みません。
ボスから企画会議を兼ねた夕食会に招かれたトビーは、そこである人物からDVDを売りつけられてしまいます。
トビーが学生時代に卒業制作映画として撮った、ドン・キホーテを題材とした映画『ドン・キホーテを殺した男』のDVDで、見ながらトビーは当時を思い出します。
10年ほど前、同じスペインの村を訪れたトビーは、靴職人・ハビエルにドン・キホーテを演じてくれるよう頼みました。
更にトビーは、酒場の主人ラウルの美しい娘・アンジェリカをヒロインにと選んだのです。
映画の結果はともあれ、その後のトビーはCMの監督に収まってしまいました。
その映画のロケ地が近くと気付いたトビーは、当時の村を訪ねてみます。
懐かしいラウルの酒場を訪ねると、ラウルはトビーのせいでアンジェリカは都会に行ってダメになったと怒りだすのです。
その後、『ドン・キホーテは生きている』と言う看板を見つけたトビーが先に進むと、村はずれの小屋に監禁されていたハビエルを見つけます。
ドン・キホーテの衣装を着たままのハビエルは、自分はドン・キホーテだと思い込み狂人扱いされていたのです・・・

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1998年に企画が始まった本作は、随分難航したようです。

2000年、俳優陣はジャン・ロシュフォール、ジョニー・デップ、ヴァネッサ・パラディ。

洪水によるセットや器材の被害、病気による降板などで中止。

2005年から、打診俳優陣はロバート・デュヴァル、マイケル・ペイリン、ジョン・ハート、ジョニー・デップ、ユアン・マクレガー、ジャック・オコンネル。

資金確保の失敗、俳優の意欲喪失や病気などで中止。

ドン・キホーテと信じる、ハビエル役はジョナサン・プライス。
「キャリントン」(1996)では、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞しています。
「エビータ」(1997)、「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」(2003)、「かけひきは、恋のはじまり」(2008)、「2人のローマ教皇」(2019製作)などの出演があります。





皆さま、ご訪問ありがとうございます
アドベンチャーものと思ってみたら、現代物だったので驚き、
レビューで完成まで何十年もかかっていることに、更に驚き・・
コメント
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