「聖なる犯罪者」

今年1月公開の映画の紹介です

監督は、ヤン・コマサ。
ポーランド・フランスのドラマ映画です。
主演・出演は、バルトシュ・ビィエレニア、アレクサンドラ・コニェチュナ、エリーザ・リチェムブル。

ポーランドの少年院。
殺人罪のダニエルは、院内で行われるミサに参加しトマシュ神父の指示で聖歌隊を歌います。
食堂では大柄なボーヌスがダニエルの後ろ席に座り、出所しても逃げ切れると思うなとすごみを聞かせます。
間もなく仮退所するダニエルは、トマシュ神父から何かあった時の連絡先を教えられます。
神学校に通いたいと話すダニエルに、神父は「犯罪者は通えない」と話すのです。
仮退所した翌日、言われたとおり製材所に向かったダニエルは、素通りして教会に入ります。
若い女性・マルタに失敬してきた司祭服を見せると、マルタは慌ててダニエルを神父に紹介したのです。
逃げ切れぬまま神父のふりをしたダニエルは、翌日倒れている神父に気付きます。
すでに告解の為の人々が集まっていて、頼まれたダニエルはスマホで『告解の手引き』を調べ進めるのです。
検査が終わるまで代理を頼まれたダニエルは、自己流のミサを進め住民から共感を得始めます。
しかしある日、製材所の開所式に呼ばれたダニエルは、少年人仲間の姿を見つけるのです・・・

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この映画は、アカデミー賞国際長編映画賞のポーランド代表作品です。
ポーランド映画賞では、「作品賞」「監督賞」「主演男優賞/バルトシュ・ビィエレニア」「主演女優賞/アレクサンドラ・コニェチュナ」「助演男優賞/ウカシュ・シムラト」「助演女優賞/エリーザ・リチェムブル」「脚本賞」など、たくさんの受賞があります。

ダニエル役は、バルトシュ・ビィエレニア。
今年29歳です。
舞台俳優でもあり、2013年からクラクフのバガテラ劇場で、ドストエフスキーの『白痴』のイッポリート・テレンチェフの役を演じていたようです。
幾つかの映画作品もあれど、情報が確認できず残念でした。

お立ち寄り、ありがとうございます
偽司祭者・・いろんな犯罪があるんですねぇ