ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ボルベール〈帰郷〉」

2021年04月02日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2007年公開の映画の紹介です

監督は、ペドロ・アルモドバル。
スペインのヒューマン・ドラマ映画です。
主演・出演は、ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス。


スペイン、ラ・マンチャの小さな村。
強い風の中、ライムンダと姉・ソーレ、娘のパウラは、姉妹の両親の墓を掃除します。
伯母パウラを世話してくれているアグスティナが声をかけてきて、帰りに寄るよう話します。
その後ライムンダ達は伯母パウラを訪ねますが、認知が進んでいてライムンダは一緒に住むよう話しますが交わされてしまうのです。
ライムンダが自宅に戻ると、夫・パコがいて仕事がクビになったと言いながらテレビを見続けます。
数日後、朝早くから空港で働くライムンダがバスを降りると、ずぶぬれのパウラが待っていました。
驚いたライムンダは自宅に入り、更に驚きパウラに事情を聞きます。
「帰ってくると父(パコ)が抱きついてきたので、そばの包丁で脅した」
とパウラは涙を流しながら話し、そのパコは刺されて死んでいたのです。
ライムンダが血を拭いていると、近くのレストランの経営者が訪問してきました。
店をたたみ、数日離れるので店を見に来た人の為に鍵を預かってほしいと言うのです。
その後ライムンダは、以前働いていた勝手を知るレストランに死体を運びます。
一方、パウラが亡くなりライムンダが来れない為1人で葬儀に参加したソーレは、母の姿を見かけ恐れおののくのです・・・

*******************************************************
この映画はカンヌ国際映画祭で、主演のペネロペ・クルスを含む出演した女優6人に対して女優賞が送られています。
ゴヤ賞(スペインの映画賞)では、
「作品賞」「監督賞」「主演女優賞/ペネロペ・クルス」「助演女優賞/カルメン・マウラ」
などの受賞があります。

ライムンダは、6人に女性の中でもとりわけ容姿端麗なペネロペ・クルス。
因みにご主人は同じく有名俳優のハビエル・バルデム。
この映画ではアカデミー主演女優賞のノミネートもあります。
「美しき虜」(1998製作)で、ゴヤ賞主演女優賞を受賞しています。
「それでも恋するバルセロナ」(2009)では、「アカデミー助演女優賞」「英国アカデミー賞 助演女優賞」「ゴヤ賞助演女優賞」の受賞があります。
「バニラ・スカイ」(2001)、「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」(2011)、「オリエント急行殺人事件」(2017)の出演など、ハリウッドでも大活躍です。





お立ち寄りありがとうございます
コメディ要素もあり、楽しく観終わりましたん
庶民的なペネロペ・クルスも、やっぱり素敵でした

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ミッドサマー」 | トップ | 「桜田門外ノ変」 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (kazzdokkさんへ)
2021-04-04 19:52:42
この映画の監督作品で、ブロ友さんからご紹介頂いて始めて観ました
テンポが良くて、展開も思わぬもので、楽しんでみましたよ
返信する
Unknown (kazzdokk)
2021-04-04 09:43:02
昔、観たことがあるのですが、思い出せません。また、観てみようかな?
返信する

コメントを投稿

ヨーロッパ映画など(英語圏以外)」カテゴリの最新記事